ユキは食べ盛り

僕は四季の森に入って

怪我をしていたグレイシャルタイガーを

治療し

着いてきたそうだったので

誘ってみると契約が完了し

グレイシャルタイガーにユキと名付け

いざ進もうとしたら

なんと言うことでしょう!

ユキが女の子になったでは

ありませんか!!

どういうことなの?



現在僕とユキはサンガルドに帰ってきていた


「そういえばユキ」


「はい?なんですか?おにぃちゃん」


「ユキって戦う事はできるの?」


「はい!もちろんですよ!

 これでもグレイシャルタイガーですよ!」


「そっか

 ユキはさ 僕が戦ってっていったら

 戦ってくれるの?」


「おにぃちゃんが望むなら!」


「そっかぁ

 じゃあユキの装備を見に行こうか!」


「えっ!いいんですか?」


「うん!行こう!」


そして僕とユキは僕が四季の森に行く前に

立ち寄った武器屋に行く事にした


       カランコロン


「らっしゃ〜い!!

 っておっ!にぃちゃんまた来てくれたのか!」


「はい また来ちゃいました」


「どうかしたのか?

 あの装備なら一回で壊れな・・・

 ん?そっちの嬢ちゃんは?」


「ユキと言います」


「おっ!礼儀正しいいい子じゃねぇか」


「にぃちゃん!この子どうしたんだい?」


「えっと四季の森で出会いまして

 新しい旅の仲間です」


「お〜!って事は嬢ちゃんの装備を

 ここに見に来たのか?」


「はい いいのありますか?」


「任せな!最高の装備と武器を見てやるよ」


「よろしくお願いします!」


「それはそうと嬢ちゃん!

 なんか装備について希望はあるか?」


「えっと!近距離が得意なので

 軽くて動きやすいのがいいです!」


「軽くて動きやすいのか〜

・・・う〜ん

 にぃちゃん にぃちゃん」


「はっ はい!」


「今な 素材があってよ

 オーダーメイドって事で

 少し値が張っちまうが 装備

 作ってやれるぜ?」


「どれぐらいですか?」


「う〜ん 素材が素材だしなぁ〜

 銀貨5枚ってとこかな!」


「大丈夫です!全然払えます!」


「おっ!そいつぁよかった!

 すぐに作ってやっから待ってな!」


「はい!お願いします!」


そして僕がおじさんに装備を頼んでから

ちょうど2時間ほど経過した


「おっしゃあ!出来たぜにぃちゃん!」


「ホントですか!」


「おう!アーマーラットの毛皮の防御と

 スライムの伸縮性を混ぜた

 動きやすい最高の装備だぜ!」


「おぉ〜!!ユキ!早速着てごらん!」


「はい!」


「うわぁ〜!軽くて動きやす ん?

 この装備魔力ブーストが付いてる?」


「おっ!嬢ちゃん気付いたか!

 スライムの核を素材にしてるからな!

 それに嬢ちゃん魔法得意だろ?

 多分中近距離の戦闘が得意だろ?」


「はい そうですけど

 なんで分かったんですか?」


「ははっ!

 これでも武器屋歴は長いんでね!

 大体はお客を見れば分かるってもんだ!」


「凄いですね」


「そういやにぃちゃん」


「はい?なんですか?」


「装備を買いに来たって事はよ

 どっか行くんだろ?

 次はどこ行くんだい?」


「えっと 夜の街【ルナーリア】

 に行こうと思っているところです!」


「ルナーリアか

 うしっ!にぃちゃん

 こいつを持ってきな!」


「うわっとと!!

 これは・・・指輪?」


「そうだぜ!その指輪にはな

 【転移結晶】って石が使われててな

 指輪が行った場所を勝手に記録して

 行きたい場所を唱えるとワープ出来る

 っていう代物だ」


「え?それなら!」


「そう!ルナーリアとかで新しい仲間が

 出来たらよ!またここに来てくれよ!

 最高の装備を提供してやっからよ!」


「うわ〜!ありがとうございます!!」


「へへっ!いいってもんよ!

 また来てくれよ?」


「はい!絶対また来ます!」


そして僕はユキの装備を手に入れ

新たなる街【ルナーリア】へ

出発しようとしたところ・・・


「ハヤトおにぃちゃん!

 早くルナーリアに行こうよ!」


「そうだね!行こうか!」

  

       ぎゅううううう 


「・・・ユキ?お腹空いたの?」


「・・・違います」


「今すっごい音したけど?」


「おにぃちゃんの気のせいです」


「ホントに?嘘言ってたら

 どうなるかな〜?」


「うぅ〜 私です!

 お腹すきました!」


「なんで隠そうとしたのさ」


「だっておにぃちゃんに四季の森で

 お肉貰ったのにこれだと

 私大食らいみたいじゃないですか」


「いいじゃん!ユキまだ子供なんだし

 食べてなんぼだよ?

 それに全然時間経ってるから

 まだまだセーフね?」


「いいんですか?」


「全然いいよ ほらなんか食べ行こ」


「はっ はい!」


       カランコロン


「らっしゃ〜い!!好きな席どうぞ〜」


「よいしょっと!」


「っしょ」


「ほらユキ何がいいか決めなよ!」


「はい!ありがとうございます」


「(僕はハンバーグにしようかな

ユキはどうするのかな?

すっごい悩んでる!?)」


「うっ あれもすてがたいですぅ」


「えっと ユキ?何で悩んでるの?」


「えっとですね

 チーズハンバーグと生姜焼きと

 肉うどんとバンバーガーです!」


「(う〜ん!絶妙に絞り切れてない!)

それならユキ全部頼んでいいよ😅」


「えっ!?いいんですか!」


「うん 僕も食べるし

 全部頼んで半分で分けよ」


「わぁ〜い!ありがとうございます

 ハヤトおにぃちゃん!」


        5分後


「んぅ〜!!おいひぃ〜」


「(ユキ すっごい美味しそうに食べるなぁ)

 幸せな笑顔が見れるなら

 ちょっといいかも」


「んぇ?何か言いました?

 ハヤトおにぃちゃん」


「いいや 何も」


「ごちそうさまでした〜!」


「あはは ユキすっごい食べたね」


「うぅ やっぱり大食らいですかね?」


「子供だからいいんだって

 食べないと大きくならないよ?」


「そうですよね」


「そ〜そ〜!ほらユキ!

 そろそろ【ルナーリア】目指すよ!」


「はい!おにぃちゃん!」


「(最後におじちゃんのとこ行こう)

この指輪で『転移』」


「うおっ!にぃちゃんどうした?」


「最後に挨拶しとこうと思いまして」


「そうかそうか!気を付けろよ?

 道中に魔物もいるんだ」


「その時は私が倒しますよ!」


「お〜 嬢ちゃん心強いな!」


「それじゃあありがとうございました!」


「おう!行ってらっしゃい!」


「! 行ってきます!

 ほら!行こうユキ!」


「はい!おにぃちゃん!」


これから何が起こるか分からないけど

今はただ僕なりの道をまっすぐに進んで行く

それでいいんだ!

さぁ!目指すは新たな街!

今は何も考えずに前に進もう!


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