第4話 休日

 今日は休日、近くにあるショッピングモールの中のゲームセンターで文人は遊ぼうとしている。


「ふー今日は絶好のゲーセン日和だ!」


 ちなみに今日は大雨だ。


(久しぶりだな、ここのゲーセンはここ最近は他のゲーセンで遊んでたから)


 文人は休日にほぼ100%でゲームセンターに行っている、理由は家でゲームするよりゲームセンターでゲームする方が少しは健康にいいと思っているからだ。


 そしてルンルン気分でショッピングモールの入り口から入ろうとすると見たことある銀髪の髪の毛の女の子とその子に絡んでいる男達がいた。


(あれって御山さんじゃん、面倒なのに絡まれてるな)


 御山さんだと気づいて文人は咄嗟に隅に隠れた。


「ねえねえお嬢さん、俺達と遊びに行かない?」


「ごめんなさい、用事があるので」


「えー、俺達と一緒に遊ぶのきっと楽しいぜ」


「ごめんなさい、用事があるので大丈夫です」


「連絡先だけでも教えてよ」


(しつこいなアイツら)


 男達はそれから何回も断られてるのにしつこく付き纏ってい続けている。


「こっちが奢るって言ってんだから遊びぐらい付き合えよ!」


 と言って男は御山さんの腕を掴む。


「やっ!やめてください!通報しますよ!」


「じゃあその前に遊んでやるよ!」


「キャーッ!」


 御山さんの腕を掴んだまま無理矢理どこかに連れて行こうとしている。


(流石にもう見ていられない!)


 そう思い文人は御山さんと男達の方に近寄る。


「遅れてごめん!御山さん!」


「凡内さん!?」


 文人は御山さんの耳元で囁く。


「御山さんここは合わせて!」


 そう聞き、御山さんは瞬時に意味を理解した。


「ごめんなさい、もう連れの方が来たので離したください」


「そんなヒョロヒョロの奴より」


「離してください」


 そう反論を許さず御山さんは言った。


「………もう行こうぜ」


「チッ!上玉だがしょうがないな」


 そう吐き捨てて男達はどこかに行った。


「助かりました!凡内さん、今度お礼させてください!」


「いやいやいやいや!、結局は御山さんが追い払ったような感じだから、だからお礼はいいよ」


「いいえ!お礼はさせてもらいます!」


(断っても意味が無さそうだな)


「分かったよ」


「ありがとうございます!それより凡内さんは何故ここに?」


「ああ、このショッピングモールにあるゲームセンターに行く所だったんだよ」


「ゲームセンターですか………私もご一緒してもいいですか?」


「別にいいけど……」


「では早速向かいましょう!」


(何か御山さんテンションが上がってないか?)


 そう思いながら、御山さんに手を引かれてゲームセンターの所に向かう。



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