第4話 女僧侶の最後

「うぉ……!」


 思わず声が出てしまうとどの感触を味わいながら、再び射精感が高まりつつあるのを感じて俺は腰の動きを加速させる。


 限界まで腰をのけぞらせ、竿を女僧侶の体の奥の奥まで届くようにして精を流し込んだ。

 そのまま女僧侶を抱きかかえるように密着し、力をこめて最後の1滴まで中に絞り出す。


 俺は女僧侶の中から自分の竿を引き抜くと、その穴をまじまじと観察した。


 先ほどと同じように今度は彼女の下の口から白濁液がこぼれ落ちた。


 女僧侶の体を仰向けに転がすと、激しく痙攣しながらよだれを垂れ流して失神していた。

 結構楽しめたな。


 思いのほか上玉2名がいたため、久しぶりに堪能してしまった。


 このダンジョンの魔力がこういうたちを引き寄せているのかもしれないな。


「気持ちよかったよ、バイバイ」


 俺は手刀でとどめを刺した。




 ◇◇ 女僧侶 ◇◇

 私たちの冒険者パーティは、仲間たちとともに、ダンジョンの謎めいた世界に挑む日々。

 出会いからもう2年が経ち、その間に結ばれた絆は私たちを強くしてくれている。


 初めて足を踏み入れた階層では、不安と期待に胸を膨らませながら進むことができた。

 ダンジョンの神秘的な雰囲気は、私の心に神聖な安らぎをもたらしてくれた。

 仲間たちとの連携も日増しに良くなり、闇から生まれる魔物との戦いも一つ一つが成長の証。


 しかし、進むにつれてダンジョンは厳しさを増し、それぞれの個性や力を最大限に発揮しなければならなくなった。

 リーダーの的確な指示、戦士の勇猛果敢な戦いっぷり、盗賊の巧妙な策略、魔法使いの知性、そして私の祈りの力。


 それぞれが大事な役割を果たし、困難を乗り越えていく。

 神に祈りを捧げながら、仲間たちの安全を守り続けることが私の役目。


 2年という歳月が、私たちの絆を深め、信頼を育んでくれた。

 ダンジョンの奥深くへと進むたびに、私たちの心もまた深まっていく。

 未知の出会いや困難も、私たちの信仰と絆があれば、乗り越えられると信じている。


 これからも仲間たちと共に、ダンジョンの謎と冒険に挑み続ける。

 神の加護と共に、私たちの冒険が平穏でありますように。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇




 ダンジョンで死んでも、死体さえあれば街の教会で生き返られる可能性がある。

 だが、それが確実な蘇生でない時点で冒険者たちにとって死は最大の恐怖の対象だ。


 特にダンジョンの奥深くでパーティが全滅するとほぼ絶望的。

 発見される前に、魔物に食い散らかされるか、そのまま永久に発見されないか…


 つまり、今の彼女たちには絶望しかない。

 せめて最期くらいは優しくしてやろうじゃないか……。


(さーてと)

 俺は2人の女冒険者の亡骸を担ぎ上げ、ダンジョン1階まで戻った。


 そして、入り口から地下2階までのメイン通路から少し外れた小部屋の前にそっと横たえる。


(運が良ければ誰かに発見されるだろ)


 ダンジョンへ出入りする際に俺はいつも気配隠蔽スキルを使用して誰にも気づかれないようにしている。

 厳重な身バレ対策だ。

 だが流石に遺体を2つも担いでいるとたまたま人に出くわした場合、口封じでさらに死体を増やすことになりかねない。


 この街ではダンジョン内で起こることはすべて「免罪」というルールがある。

 つまり、先ほどのようにやりたい放題やったとしても街の法律に触れることはない。

 ただし私的に裁かれることは全然あるので、街中では目立たず生活したい俺としては隠せる部分は隠しておきたい。



 俺がこのまま教会まで連れて行けば教会で復活できるチャンスはかなりあるが、あえてそれを無視した。


 生き返るチャンスは与えたのだ。


 この二人が生き返らせた奴に蘇生代と手間賃の借金を背負い奴隷に落ちようが知ったことではない。


 街の冒険者の中には死体拾い専門の奴もいる。

 ダンジョンで死んでそのまま放置された奴の死体を拾って、奴隷契約をつけ蘇生させて商売してるってな奴だ。


 そうならないためにも、一般的に冒険者はなんらかのギルドに所属している。

 もしパーティが帰還できなくても帰還予定時間に戻らなければギルドから捜索隊が出るようになっているのだ。

 お互い助け合いの精神ってわけだ。


 さっきの2人は外見が良いから、いずれにしろ発見されれば確実に蘇生まで持っていかれるだろう。

 実をいうと俺も蘇生魔法は使えるのだが俺が普通に蘇生させるよりも、そういう何か不確実な出来事が起こった方がおもしろそうじゃない?蘇生魔法を使うと少し疲れるしな。


 後は蘇生すると激しいストレスからか、しばらくの間の記憶があいまいになるらしい。

 俺はこの世界で死んだ経験がないので分からないが、大抵は死ぬ原因となった戦いのあたりの記憶がおぼろげになるそうだ。


 これも神の仕業かどうかは知らないが、多分そうだろう。

 恐怖の記憶が残ると、もう二度とダンジョンに近づく気にならないって奴が出てくるからな。

 この謎のダンジョンを作ったのが誰なのかは分からないが、まあ、そういう事なんだろう。


 俺が2人を殺したのはそういう身バレ防止の理由もある。

 レイプされたことや仲間を失ったことは覚えているかもしれない。

 しかしその時の俺の声色や体の特徴などは曖昧になっているだろう。

 俺の蘇生魔法はそういう記憶の混濁という副作用もないのでその辺が俺が蘇生しないという理由の一つでもある。


 ならば死体のままあそこで全員解体した方が証拠隠滅としては確実なのだが、2人とも良い素材だったのであれがこの世から失われるのは惜しいとも思う。


 欲望をぶちまけてスッキリした俺は、ダンジョンから少し離れた場所で街中で過ごすいつもの盗賊姿に戻った。


 =============================

 ここまで読んでいただいてありがとうございます。

 初めての小説ですが、見ていただけるだけでこんなに嬉しいものなんですね。


 ほんの少しでも続きが気になっていただけるなら!

 頑張って更新しますので応援、フォローをよろしくお願いいたします!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る