#22 双子メイド
「では、リースはセリア様を狙っていた奴に何らかの魔法を撃たれ、気を失った・・・ということですかね?」
「ちなみに私が食らったのはセリアちゃんに撃たれようとしていた魔法だと思います。魔法の種類を変えた素振りはなかったので。」
「・・・では、暗殺用の魔法ではなかったということでしょうか?」
・・・あれ?確かにあんなお粗末な威力の魔法をセリアちゃんにぶっ放しても意味なくね?俺でさえ余裕で生きてるよ?もしかしてその襲撃者がクソザコってことですか???
「まあ、大方時限系の魔法なのでしょうね。3日経ったら死ぬみたいな感じの。」
!?!?!?伝え方工夫せい!?!?そんなどストレートに言われてもどう反応すべきか分からないんですが!?!?それとかなーりショックなんですが!?!?もう少しさぁ、何だろう、オブラートに包むとかなんとかさぁ!!!
「と思い、解呪魔法をかけておいたので安心ですが。」
いや早く言え!?!?何で間が30秒ぐらいあったの!?!?いじわる!!!!
「あ、そうでした。旅行に行っていた2人のメイドが帰ってきたので紹介しますね。レイ、メイ、来てください。」
お―――!!!ここで今まで謎に包まれていた2人のメイドの正体が明らかになるのか!!!いやー、可愛い女の子がいいな~♪まさかとは思うがムキムキなおっさんとかじゃねぇよな???
「「これから宜しくお願い致します。」」
・・・!!!!な・・・!!!!双子・・・か!?!?やっべぇ!!!SR級美少女が2人追加だぜ!!!ヤバい可愛い!!!というかめっちゃ似てる!!!緑色の髪の子と銀色の髪の子・・・うん、可愛い!!!まあでも俺のセリアちゃんのほうが可愛いけどね!!!え、好きな子補正とかかかってないですよ???
「よろしくお願いします!!!」
ここは元気に明るく挨拶!!第一印象はこれからの関係にも大きく響いてくるからな!!!
「「はい。」」
ん?あれなんかスゥ―――パァ―――ドラ―――イ!!!な感じがしたが??気のせいか???まあ、初対面だし、人見知りか?2人そろってそんな塩対応されると萎えるが??
「「では、仕事に戻らせていただきます。」」
・・・スゥ―――パァ―――ドラ―――イ!!!マジで塩対応!!俺みたいなクソザコナメクジは塩をかけられると浸透圧で消滅するんですが????圧倒的塩対応やめてもろて!!!もうさ、俺のこと風とか空気とか木みたいなあって当然の物だと思ってない!?!?
「まあ、いつもあのような感じなので安心してください。」
いつもあんな感じだって言った!?!?いついかなる時もあんな感じ!?!?精神に対して持続ダメージが!!!もうちょっとフレンドリーに接してくれよ!!!!メイド長さんでさえある程度フレンドリーに接してくれてるよ!?!?
「ではリース、明日の学校に向けてしっかり睡眠をとっておいてください。」
「はーい!!」
よし、寝よう!!!
+ + + + +
「ククッ・・・!!!これでセリアとやらを殺せば俺は七神帝になれるよなぁ!!!」
・・・なんか、外でうるさい声が聞こえるんですが。さっきから2時間くらいずっと門の前であんな独り言してるんだが。グレンの奴だろうけど、下っ端なんだろうなぁ・・・。可哀想に・・・。でも、うるさくて眠れないのでちょっと脅しに行ってきますかね。
+ + + + +
「はいは~い♪グレンの方は帰ってくださいね~???」
「テメェがセリアか!!!」
違います!!人違いです!!!ってか思ってたよりも速い動き!!これなんかの魔法使ってブーストしてる感じか!!まあでもフリーズスクロールで・・・
「「五月蠅い」」
!?!?!?レイメイコンビ!?!?何故ここにいる!?!?
「ガキが何人居ようと変わらねぇんだよ!!!!この毒を塗ったナイフを食らいやがれ―――!!!」
うっわ卑劣な手を使いやがるなぁ!?まあでもレイメイコンビは俺が守って・・・
「レイ、行くよ。」
「メイ、行くよ。」
!?!?!?んえ!?!?あんな可憐な少女の片方がデカい斧を、もう片方がデカいメイスを持って相手に攻撃を・・・うわぁ、痛そう。あのうるさい奴の左腕吹き飛んだよ。もしかしてレイメイコンビ、最強か?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます