#21 ぅうぁどぅあrrrrぇあいぅぅぅ

ここは・・・?


「…!!!…ースちゃ…!!!しっか…し…!!」


意識が・・・もうろうと・・・


「リー…様!!今私が人工呼吸を…!!!」


お願いだ止めてくれ!!!!!!!!死にたくなぁぁぁぁぁい!!!!!!ファーストキスは止めてくれ!!!!


「ってかランス、治癒魔法あるだろうが!!!!」


・・・喋れた!!!良かった生きてる!!!生きてるけど全身死ぬほど痛い!!!


「『水神よ、我が願いに応え、この者の傷を癒す奇跡を!!《Water Regeneration》!!』・・・どうリースちゃん?痛みは引いた?」


・・・セリアちゃんのヒールめっちゃ効くんだが。単純に強力なヒールを使ったのか、もしくは・・・愛の力か??もう全身の痛みが引いた!!神!!!


「あ、あの塔の上にいた奴は?」


「申し訳ございません、リース様。取り逃がしました。」


いやまあ、当然か。まあ何はともあれ生きていてよかった!!!でもどうしてあの攻撃をモロ食らって生きてるんだ?もしかして俺スーパーマン的な???


「それにしても、本当に生きていてよかったです!!!リース様が無くなられていたらと思うと・・・ああ!!!ぞっとします!!!」


いや、その発言怪しい奴が言うセリフだぞ?最後に「実は黒幕は俺だ!!」って言うタイプの奴!!まあランスにそんなことやる度胸があるとは思えないけど。


「とにかく、今は医務室でゆっくり休んでください。何か影響があるかもしれないので。」


確かになぁ。食らった魔法がどういう影響及ぼすか分からないもんな・・・もしかしたら1週間後に爆死する魔法的な時限系・・・???嫌だ死にたくな――――い!!!まあ、もしそうだとしたら・・・あれ?対処法ありますか?え、今からでも入れる保険があるんですか!?無いよね!!!だよね!!!よし、諦めて寝よう!!!やはり睡眠・・・!!睡眠がすべてを解決する・・・!!!



+ + + + +



・・・あー、よく寝た!!!なんかもう疲れが吹き飛んでるぜ!!!今だったら空でも飛べそうな勢いだぜ!!!いやー、にしても生きててよかった!!!・・・ってあれ?ここどこ?学校の医務室にいたはずでは???あ、家か。メイド寮ですか。よしひとまず部屋が暗いからカーテンを開けよう!!今何時くらいかも知りたいs・・・


「ぅうぁどぅあrrrrぇあいぅぅぅ!?!?!?!?」


「どうしましたかリース様!!!!何かありましたか!?!?!」


何かありましたかじゃねえよ!!!!窓の外にお前がいてビビってんだよ!!!ふざけんなこの覗き魔!!!あー心臓止まったかと思った!!!!脈ある!?!?あるよね!?!?あった!!よかった!!よしここは冷静に対応しよう!!!動揺していることを悟られたら・・・なんか嫌だから!!


「いいいいや????ななななななんでもないよ?」


「そうですかなら良かったです!!」


・・・テンパってどもったけど今ので気づかないってマ?サルでも気づくと思うが?やはりランスはサル以下か!?!?まあそんなことはどうでもいいんだ!!!早くセリアちゃんに会いに行かねば!!!必須栄養素セリアミンを補給せねば!!!


「あー!!リースちゃん起きたんだ!!!良かった、このまま目を覚まさないかと思ったよ!!!」


「ゑ、どれくらい寝てたの?」


「丸2日間寝てたよ!!もう!!心配したんだから!!」


丸二日!?!?そりゃ良く寝れたと思ったわけだ!!!ってかセリアちゃんほっぺ膨らませて怒ってる!?!?!?国宝級の顔や!!!!ぷにぷにしたいぜ!!!あああ可愛い!!!!尊死する!!!今俺絶対ヤバい顔してる!!!絶対にやけちゃってる!!!


「何にやけてるの??」


ほーらね?ニヤけてたでしょ?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る