転生魔術師は眠りたい

#6 「風呂」と書いて「てんごく」と読む

さて、今俺はどこにいるでしょうか?答えは・・・

「風呂（てんごく）だ・・・!!」

ということで、セリアちゃんと一緒に風呂に入る予定です。ひとまず先に体を洗い、湯船に浸かっています。にしても何故一つの家にここまで大きな風呂がついているのでしょうか。まるで銭湯のようです。何気に自分の裸を見たことはなかったので、今は少し興奮しております。今まで付いていたものが無くなり、胸が重くなっているというのはなんだか変な感じがします。え、なぜこのようなですます調で話しているか、ですって?煩悩を消すためです。嗚呼、煩悩が消えていく・・・

「入るよー、リースちゃん!!」

嗚呼、煩悩が増えていく・・・!!やっばい、セリアちゃんの裸可愛すぎる!!!!なんだろう、感無量。言葉では言い表すことのできない感動。にしてもセリアちゃん、着やせするタイプなのかな?(特に胸が。)さらに大きくなったように見えるぞ?そしてその美しいボディライン!!!うわああああ、感動!!!セリアちゃん可愛いよ!!!セリアちゃんの背中も可愛い!!!おなかも!!!全部可愛い!!!うわあぁぁぁぁぁ、幸せ!!!

「よっこいせ、っと。」

セリアちゃんの「よっこいせ」可愛すぎん?一生聞いていたいんだが。そして・・・今!!!セリアちゃんと同じ湯船に浸かっているという事実!!!最高!!!あれ?これ女同士だから肌が触れあっていても問題ないのでは?よし、そうと決まれば実践や!!!肩をそーっと触れ合わせ・・・うわ!!!肌すべすべ!!!触ってて気持ちいい!!

てか、こういう時何話せば良いんだ?そして女子同士の距離感というのも分からん・・・!よし、世間話やな。いや、ここの世間知らんのよ。

「にしても、疲れたね～。」

お、セリアちゃんから話し始めてもらえるととても話しやすい!!!

「そうだね～、魔法がこんなに疲れるって知らなかったよ・・・」

「そういえばさ・・・リースちゃんって胸おっきいけど何カップ?」

・・・!!!!!!!カップって・・・胸の!?!?知らねぇ!!!!ってかこの世界での女子同士の距離感ってそんな感じなの!?前の世界ではセクハラなんですが!?!?この世界はそんなセクハラ世界なのか!?!?な・・・これ、大丈夫な奴ですか―――!?!?

「え～、測ったことないなぁ。」

「そうなの?じゃあ測ってあげるよ!」

なんですと!?!?でも、どうやって・・・

「ちょっとごめんね～♪」

うおっ!?!?後ろからハグされて!?!?あっ、腕で大体測る感じなんですね。あっ、背中が幸せ。って、しれっと胸触られてるんですが。あれ?これ結婚だな?結婚だ!!!!ってか・・・なんか変な感じだなぁ、触られるのって。にしても、幸せってこういうことを指すんだろうな。異世界最高!!!・・・大丈夫な奴ですか―――!?!?(PART2)

「うーん、Dくらいかなぁ。触ってみた感じ。」

「ありがと、測ってくれて。・・・別にもう放してもいいんだよ?」

口ではそう言っておきながら内心もっと触っててほしいと思うんだが、俺は変態だな。ってか、触られてるんだし、触り返すくらいなら・・・いいよな?

「セリアちゃんは何カップぐらいなの?」

と言いつつ触り始める高等テクニック!!!って・・・やらけぇ!!!!手が沈み込む!!ぬおう!!!!マズい、これ以上触ると歯止めが利かなくなる!!襲っちまう!!うわぁぁぁぁ、でももっと触っていたい!!!!うわぁぁぁぁぁ、だが襲うわけにはいかんので!!!手をはなすしか!!!!大丈夫な奴ですか―――!?!?!?(PART3)

「えーとね、確かGくらいだったと思うけど・・・」

なぬ!?!?!?でっっっっっっっっっっっか!!!!!って事は超絶重いじゃん!!!大変そうだな～。って、どう反応するべきなんだ、これ。ま、ケセラセラよ、ケセラセラ。

「おっきい!!重くない?」

「うん、重いよ～。・・・さて、そろそろ出るかな。」

「おっけー!」

　＋　＋　＋　＋　＋

「え、一緒のベッドで寝るの!?!?」

「うん、そうだけど。嫌だった?」

いや、ご褒美でしかないから安心して、セリアちゃん。大丈夫、襲ったりしないよ!!多分!もしかしたら!!Maybe!!!

「嫌じゃない!!むしろ良い!!」

「じゃあ布団入って～♪」

「にしても、今日はありがとね～!助かったよ!!」

「どういたしまして!明日も遊ぼうね!!」

「うん!!」

俺に明日があればだけど。

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うーん、セリアちゃんの寝顔可愛すぎん?今のうちに撫でとこ。よしよし。

「んにゃむにゃ」

うーん、寝言可愛すぎる。寝言で「んにゃむにゃ」なんて言う人初めて見たよ。あー、可愛い。可愛い。好き好き大好き!!!結婚しようぜ!!!百合で結構!!!あー、ずっとこの顔見てたいな～。でも、俺には大切な大切な用事があるんだよなぁ、パンツの件で。さて、そろそろ行くかな、メイド寮。