#2 セリアちゃん(SSR)
――――突然ですがここでクイズ!!!異世界に到着した俺は今、どうなっているでしょうか?
①超絶イケメンに話しかけられている
②超絶美少女に話しかけられている
③俺TUEEEEEだと判明した
正解は・・・・
「なぁなぁ、嬢ちゃん、金がねぇかって聞いてんだよォ。」
④の盗賊に襲われている、でした~♪
・・・ってことで、現在進行形で結構危機的状況だいピンチです。
いや、どうしてこうなったし。異世界って恐ろしいなぁ~
「なあ、嬢ちゃん、金貨10枚を支払うかァ、それともォ・・・・」
それとも・・・・?
「身体で支払うかァい?」
うん、ですよねぇ~。いや、開始早々●されたくないんですが?ああ、女になったことがここで不利に働くとは誰も想像していなかっただろうに・・・
「沈黙はァ・・・Yesだと受け取るぜェ?」
ああ、人生オワタ。さよなら俺の青春、こんにちは俺の新たな扉・・・
「待ちなさい!!!」
SOS!!助けて!!ヘルプミー!!
「あァん?テメェも●されてェのか?」
「風神よ、我が願いに応え、敵を断ち切る刃となれ!!《Wind Blade》!!!」
おお!!!!魔法!!!盗賊が切られていく!!!!凄い!!!助かった!俺の新たな扉、グッバイ!!!
「大丈夫ですか!?」
「はい、大丈夫です。助かりましt・・」
う・・・・うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!この容姿端麗ビューティフルフェイス・・・青くて長い髪・・・でかいπ・・・見た感じ年齢は15,6・・・これは・・・!!!!SSR級美女!!!ヤバい、目が合った!!心臓破裂するて!!やばい!!あああ可愛すぎるやばい!!俺の未来の妻か!!いや、でも俺は女子・・・いや、百合か!百合だな!!百合はマズい、尊すぎる!!!ああああああああ!!!!
「大丈夫・・・ですか?」
「あっはい大丈夫です!!助かりました!!ところで・・・お名前は・・・?」
あっ今笑った!!!可愛すぎる!!!ああ、失神しそう!!!これで死ねるなら本望まである!!!
「私の名前はセリア。あなたの名前は?」
・・・名前、か。うーむ、まさか転生前の世界の名前を使うわけにもいかないしなぁ。どうしたものか・・・せや!!!前の世界のあだ名をそのまま転用しよう!!
「私の名前はリース!」
「リースちゃん、よろしくね!」
おおおおおおおおお!!!!!!!「よろしくね!」の笑顔の破壊力!!!!ってか、「よろしく」って事は友達ってことでよろしい!?!いや、結婚か!?結婚だな!?結婚だーーー!!!!・・・ってかちゃん付けの威力がエグすぎる!!!・・・よし、女子同士だからちゃん付けで呼び合っても何ら問題ないな!!!
「よろしくね、セリアちゃん!!」
「うん!ところで、リースちゃんはここら辺の人なの?」
ムッ、これはどうするべきなんだ?ここら辺の人だって言ったら調べられてオワタな感じになりかねないからなぁ・・・よし、なら・・・
「ううん、今は旅をしているの。」
・・・よし、無難な回答!!俺、ナイスアイディア!!
「そうなんだ!!!すごいね、リースちゃん!!」
ッ褒められた~~~!!!5秒前の俺に感謝!!!!
「あ、良いこと考えた!!今日さ、ウチに泊まっていかない?」
な・・・何ぃぃぃぃぃぃぃ!?!?!???!出会って間もない人を家に呼ぶとか危ないぞセリアちゃん!!襲われても文句は言えねぇよなぁ!!!そーゆーことだよな!!!ってか、これかなり慎重に行動しないとボロが出そうだなぁ。一緒の時間が増える=ボロが出る だからなぁ。ま、行くんですけど。
「いいの!?セリアちゃんの家に泊まっても!?」
「うん、いいよ!!今部屋余ってないから同じ部屋で寝ることになるけどいい?」
うん、ご褒美でしかないな。
「ありがとう!!ちょうど寝る場所に困ってたんだよね!」
「じゃあ、馬車に乗って行くからついてきて!!」
お~、馬車か。・・・もしかしなくても、セリアちゃんってセレブリティな方ですか?
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