第11話 書に学ぶ

友人と会って話す機会があった。


その会話の中でマンガや小説の名台詞の話になり、さらに学べる教訓の話になった。

もちろん、マンガや小説の主人公はフィクションだし、前提など、それこそ住む世界も違う。

だが、それでも琴線に触れる台詞や感銘を受けた教訓があるのだと言う。


いくつかの例を友人は上げていたが、一例として「ア」の話を上げていた。

筆者もフォローしているカクヨムに連載されてる小説の主人公の述懐だ。


好きに発言を許されたからと言って、言葉通り言いたいことを言えば殴られたり痛い目を見ることになる。

暴力や立場で劣るものが感情に流されるとそれは敗けとなる。


友人が感銘を受けたのは、こんな感じの逸話だったとの事だ。

ただ何話目にに記載されていたかは思い出せないらしい。


後、出た話は酒の話だ。

友人は酒は呑める方だが(特に日本酒には造詣が深い)仕事場では「ほぼ飲めない」で通しているそうだ。

以前酒の席での不用意な発言(曰く、本音を話してしまった)で酷い目にあったのを教訓にしているからとの事。

小説に酒を飲めないフリをし、飲む時は酒を殺して飲む忍者の話があるが、友人はそれ以来小説の教えを実践していると笑っていた。

ちなみに完全に下戸を装わないのは、酒席で角が立つと、また面倒だからと言う。


カクヨムを読む時、教訓を探して見ても損はないかも知れない。


おまけ


「飲めないフリして、強要されたら賭けをして飲んだらどうだ?」

と提案したら、

「槍でもくれるならな」

と言って友人は日本酒の杯をあけた。

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