第6話 ワイバーン戦 進化

ワイバーンとの戦闘が開始した。


ワイバーンは腐ってドラゴンなのかブレスを放ってきた。


闘気を纏った大剣でガードする。

ものすごい威力だ、4本腕でガードしているがそれでも弾き飛ばされそうな程の威力がある。


「オラ!」


闘気を一気に練り上げて闘魂状態に入る。


初めて使ったが身体強化と闘気のみでは力負けしてしまいそうだ。


魔法を捨て闘魂状態にかけるしかない。


闘魂状態に入っりブレスを弾き飛ばす。


ドゴーン!


壁にあたりものすごい音が鳴る。


俺は闘魂状態で一気にワイバーンに近づき思いっきり大剣を振り下ろす。


「オラ!」


ドーン!


かなりの力で振り下ろされた大剣はワイバーンの片翼を切り飛ばし地面にクレーターを作った。


首を狙ったが回避された。しかし片翼を切った。

飛ぶことはできないだろう。


それに闘魂状態がいつまで続くのか分からないので短期決戦だ。


大剣を再び上段に構えようとしたら横からなにかに弾かれた、


「ウグゥ」


ワイバーンの尻尾で殴られたようだ。


闘魂状態でもかなりダメージを受けた。


この状態でなければやばかったかもしれない、


!!!


空気の震えがして急いでその場を離れる。


直後に俺がいた場所にワイバーンのブレスが直撃した。


危なかった、一層気を引き締めて戦っていく


この状態の速さはそうそう捕えられないと思い、常に全力で走りながら浅くてもいいので大剣で切りつけていく、


「グギァ!グキャァー!」


ワイバーンはイラついた様子で尻尾を振り回し片翼を羽ばたくようにバサバサと動かす。


時折ブレスも吐きながら暴れ回る


あまり知性が高くないようだ、


その間にも大剣で浅いが着実に切っていく。



出血の影響なのか動きが鈍くなってきたので畳み掛ける!



渾身の力を込める、



「オラァァァァア!」



その一撃によってワイバンの胴体を半分ほど切りさいた。


さすがに真っ二つにはできなかったが確実に致命傷だろう



少し離れて様子を伺う


「グギャァァァーー!グギャー」


しばらくのたうち回る。さすがの丈夫さなのかあの傷でも即死することなく動いていた。


しばらくしワイバーンは動きを止めた。


「倒したのか?」


今すぐにでも座り込みたいほどの疲労を無視してワイバーンに近づく


大剣を脳天に突き刺す。


しかしワイバーンは動くことは無かった。


「ふぅー、勝った!」


今回はさすがにやばかった、ブレスを1回でも直撃していたらおそらく負けていたのだろう。それほどまでにものすごい強さだった。


『レベルが上限に達しました。進化出来ますか』



疲れすぎて戦利品を拾うより先に進化を選択する。進化先を見る



・桜華闘鬼(おうかとうき)


・残夢鬼(ざっき)


・宵闇鬼(よいやみのおに)


桜華闘鬼

闘鬼の上位種。全ての能力が上がり花魔法を覚える。


残夢鬼

幻影鬼の上位種。幻影魔法を使うが使わなくても残像を残し相手を殺す。また魔眼を持ち目が合えばたちまち現実と判断がつかない程の幻影に囚われる。そのスピードに対抗出来る魔物はいるのだろうか、


・宵闇鬼

暗黒鬼の上位種。暗黒魔法を使う。暗闇に囚われれば認識することはぼぼ不可能。また肉体の強度は竜種に匹敵するほどの硬さ。



前回あった進化先の上位種か、このまま上位種に進化するのもありだが、魔眼は憧れる!


桜華闘鬼か残夢鬼かで迷う。おそらくどれに進化しても次の進化でこれの上位種になるだろうからこっちにする!


「残夢鬼に進化する!」


『進化を開始します』


いつも通りの流れで進化する。今回も繭のようなものに包まれた。



進化が終わり目御覚ますと視点が先程よりもかなり低くなっている。それと腕は2本になってしまいそして体色は黒に近い灰色。


ステータスをチェックする


名前:なし   種族:闘鬼 lv.1/70


スキル:怪力  魔力操作 剣術 身体強化 並列思考


ユニークスキル:サポートAI   全魔法  特異魔法(new幻影魔法) 魔武具創造 闘魂 new神速

new斬鉄糸(ざんてつし) new魔眼


幻影魔法は特異魔法に分類されるようだ。それと神速と斬鉄糸が追加されたようだ。憧れの魔眼もあります!


詳細


神速

そのスピードは神よりも早いと言われるほどの速さで視界に捉えられないほどよ速度を出す。


斬鉄糸

鉄をも切れる糸。魔力を纏わせれば切れるものなし。


魔眼

目が合ったものを幻影にとらえる。


このふたつのスキルだけでだいぶチートだな。

これだけでほとんどの魔物は瞬殺出来そうだ。


神速と斬鉄糸が強すぎて魔眼を使う時があるのか、憧れの魔眼だったのにそれよりも強力なスキルを経てしまったなんか悲しい、、


ものすごいチートスキルを得たので意気揚々と次の階層へ進んでいく。


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