真白の陰陽師たち in 現代編

※葵がまだ転生前で、時空がねじれている小話です。(陰陽師の物語は……エタっていません✨)


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弐「これ、エタっているんじゃないのか?」新連載、桜姫~平安の小さな姫君と陰陽師の物語~、一話を見ている、現代の中之島学園大学学生課に転生した“弐”(仕事は主に、職員専用駐車場の無断使用の見回り兼みんなの手伝い)


壱「お前……仕事もせずに、ネット小説とは、いいご身分だな……」同じくまとめて転生。(仕事は主に経理関係。)強化部から受け取った交通費申請書類を、事務所で精査中。


※葵たちの部活は、大学が公認して強化している部活動なので、交通費などの経費が全額、大学から出ますが、まずは個人で先払いなので、部活の会計担当の学生が、学生課に、ちゃんと申請して決済してもらわないと、お金が戻ってきません。(現在、葵、お金がなくて、大ピンチ中。)


葵「まだ? 交通費、まだ返ってこないんですかっ?!」会計の先輩に、学生課の窓口に涙目で付き添ってる。


参「少々おまちください。順番ですので、はいご苦労様です」先に理事の朱雀部長が所属している少林寺拳法部の分を、色々と用意して渡している。(“壱”と同じく仕事は主に経理関係。)


千「お世話かけて、すんません! じゃけー、合氣道部のも、早よう用意したってくれませんかのう? かわいそうじゃ、いますぐ!!」口添えしてくれた少林寺の副部長兼会計の千歳くん。横で荷物持ちの花音ちゃんが、しきりに葵の窮状を耳打ちしてた。


参「はあ……あ、千円札がなくなったので、だれか千円札、五枚持ってない?」部員で分けやすいように、基本、お札は千円札で渡している。


四「持って……まって、持ってるかも……細かいケド……」


葵「細かくてもいいです! 早く、早く私のお金を返してください!!」なんとか、払い戻しを受けて千歳くんにペコペコして帰って行った。


伍「それって、なんだか、僕たちが巻き上げたような言われ方ですねぇ……」入れ替わりで、事務所に帰って来た。(仕事は主に草むしりとか、備品のチェック)


弐「不本意だよな!」葵には気付いてない。

伍「まあでも、間にあって良かったですね」和歌サークルの例の事件の新しい屏風を見繕いに出かけていた。

弐「二万円、全部、五百円玉と百円玉だったけどな……」

伍「え……?」ドン引いている。


四「いや、ちょうど、大学の食堂の食券の自販機から集金してきたところだったから……」カフェと言い張る食堂で、コック兼なんでも係をしているのでした。


四「おい、お前、今日の昼、食堂に手伝いに来いって、ちゃんと言ってたよな?」

弐「……へ?」忘れていた。

四「今日から一か月、お前が飯当番だからな!」ものすごい量の洗濯を干している。


現代でも大学近くの借り上げの一戸建てで、共同生活しているのでした。そして、その後、“弐”は“六”と一緒に、はるか昔のヨーロッパへ。


花「わあっ!! 驚いた!! なんで、そんなに気配ないんですか?!」学校内で泊まり込みの合宿中に自販機でジュースを買っていたら、まうしろに“六”がいた。

六「……君が、気付かないだけだから……」夜間の警備員をしていました。

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