無個性人間な私

フェレット⭐︎

第1話

相川 梨沙 中3 勉強得意、めがねの中は可愛い

今は,受験シーズンとなる1月だ私は東京の名門校を受ける.偏差値は70で,相当の学力が必要.自分で言うのもなんだが、勉強は得意だ.全国模試でもトップ3に入る.

もう受験なのに,恋だの何だのしている同級生の気がしれない.実は明日、最終試験がある.今日はかなり追い込んでやらなければならない.

よしっ集中力も切れてきたから,紅茶買ってこようかな。(紅茶には集中力をアップさせる効果があります!)

130円を自販機に入れ,買ったと思ったら,ブラックコーヒーを買ってしまった、まあしょうがない、とベンチに座り,何か考え事してよう、と思った.

こんな時、私はマイナスなことのばかりかんがえがちだ.

私って無個性だよな,,勉強ができても,優等生でも,鉄道とか星とかにすごく詳しかったり,特別な趣味があるわけじゃない、歴史に興味はあるけど,凄くできるってわけじゃないし、はああ〜.

そんな時、クラスの人気者といえる,愛菜がきた.気も優しいから,なんか心を許せる気がした.

「梨沙、どうしたの?梨沙にしては長く休憩してるね.」

確かに、10分も休憩するのは、私的に珍しいかもしれない.

「考え事してたんだ、自分て個性ないなあって.愛菜は人気者で,猫についても詳しいでしょ?」

すると愛菜は、にこりと微笑んで,こういった.

「個性って,そういうことだけじゃないと思うなあ.梨沙のべんきょうできるところとか、自覚してないと思うけど,いつもニコッと笑ってて,いつも真面目で,でもちょっとドジで,梨沙は,十分個性あると思うよ!むしろ個性強すぎってくらい.」

ドキッとした、背中を押された.

実は私、好きな人がいるのだ.恋に興味が、実は実はある.

個性があるって気づいたら,勇気が出てきたんだ.今こそ告白しよって思った.

「〜〜君!好き、です」

「俺も好きです」

どうでしたか?みんなも勇気が出たことでしょう!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

無個性人間な私 フェレット⭐︎ @hiroko19370429

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ