06・2023-2024シーズン、クラブチームレベルでは終了!

 2023-2024シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が終わり、レアル・マドリーが欧州の頂点に立ちました。


 私はレアル・マドリーのファンで。

 ジネディーヌ・ジダンさんが移籍した時くらいから。

 いわゆる「銀河系」のときにファンになったニワカなのです。

 でも、それから20年以上観てるので、そろそろニワカと言われるのも勘弁して……

 私はマドリーの練習着を着て、テレビ観戦していました。


 今回は、マドリーのレジェンド、トニ・クロースの引退試合でもありました。

 マドリーに移籍してきた選手がこぞって驚くのが、「クロースのパス精度」でした。

 世界最高レベルの選手が集まる中で、「パスが凄い」って言われるなんて、どんだけ!


 決勝を戦ったドルトムント。

 前半は彼らのペースでしたが、マドリーのキーパー、クルトワがスーパーセーブ連発!

 2018年のワールドカップでは、日本代表はこの男から2点取ってるのが信じられない!

 ドルトムントは武器商人であるラインメタル社がスポンサーに付いてしまい、物議を醸しています。


 一方で、今年はユーロことヨーロッパ選手権があります。

 パリ五輪もありますね!

 久保建英選手が、オリンピック不参加になったり、エンバペ選手がマドリーに移籍するために地元開催でありながら召集を拒否するらしいですね。

 パリSGは、エンバペ選手が移籍を決断した瞬間から給料を払ってないらしいです。

 エンバペ選手が要求したら、「マドリーから貰え!」と。

 フランスとカタールの考え方がよく分かりますね。


 マドリーは今季二冠。

 エンバペはマドリーに来ても、最低でも二冠取らなきゃ失敗と言われるかもしれません。


 これで、マドリーのチャンピオンズリーグ優勝は脅威の15回。

 スペイン語ではデシモキンタと言うらしいです。

 通算2位のACミランが7回なので、その特異性は際立っています!




 以下、試合内容


 ドルトムントが前半は試合を支配していました。

 パス本数はマドリ―の半分。

 パス成功率も、マドリ―が90%を超えているのに、ドルトムントは8割強。


 それでも、マドリーがボールを持った瞬間にドルトムントは守備ブロックを作り、マドリーはフリーの味方を探せません。

 単純にパスコースがないのです。


 逆にドルトムントがボールを持つと、ドルトムントの選手はスルスルスルとすり抜けて、フリーでパスを受けられる選手が何人も存在します。

 特にヴィニシウスの裏が狙われていたような気がします。


 カマビンガがフォローできないところを徹底的に狙われて、センターバックが釣りだされたところに、スルーパス。

 これでドルトムントは決定的なチャンスを数回作り出しますが、千両役者クルトワがゴールを決めさせません。


 そうこうしているうちに前半が終わり、後半になると、あの男が決定機を作りだします。

 この試合で引退する、トニ・クロース。

 クロースのコーナーキックは、カルバハルの頭を捉え、マドリ―が先制に成功。


 観ていて思ったのは、マドリーが点を入れるのであれば、わざとドルトムントにボールを持たせてトランジション(攻守の切り替え)を起こし、ドルトムントの守備体型が整っていない瞬間にショートカウンターを仕掛けるか、それかクロースのプレースキックくらいしかないんじゃないかということだったんですが、ドンピシャリ!

 それくらいにドルトムントの組織的守備は際立っていました。


 他にもクロースはフリーキックを蹴りますが、キーパーに弾かれます。

「そのコースを止めるか!」

 というキックもありましたが、コベルは凄い!


 そして、ドルトムントの横パス失敗。

 一般的にサッカー用語では100-70-50というのがあって。

 パス成功率が100%でなきゃいけない場所、70%の場所、そして50%でもリスクを冒していく場所があるわけで。

 ドルトムントはその100%のところでパスをかっ攫われて、自滅しました。

 これと、あのヘディングがオフサイドでなかったら。

 延長戦になっていたら、私はドルトムントが勝っていたと思います。


 組織ではドルトムントの方が上だったのですが、マドリーのクロースとクルトワの個が強烈過ぎて打ち勝った。

 そんな印象を受けました。




 今年のバロンドールは、ヴィニシウスか、はたまたべリンガムか……

 彼らは彼らでスターなのですが、前任者のクリスティアーノ・ロナウドがアルティメット・ウルトラ・スーパースターで、偉大過ぎてちょっと霞んでしまうのですけれども……

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