30・アーリング・ハーランド

 ワールドカップも今日の決勝戦を持って終わりを告げようとしています。




 ワールドカップに出場していない現代の怪物、アーリング・ハーランド。

 メッシ・ロナウド時代が終わりを告げて、次のスーパースターが出てくるまで時間がかかるだろう、と言われていたら、すぐに出てきてしまいました。


 マンチェスター・シティ所属。

 日本の南野拓実選手と同時にRBザルツブルクに所属していたため、日本での知名度はティーンの頃からそれなりありました。


 父親もシティに所属していたアルフ・インゲ・ハーランド。

 彼は、ライバルチームのマンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーンを破壊したことがあります。

 そして怪我が癒えた狂犬ロイ・キーンが報復として、飛び蹴りのような危険なファウルを繰り出し、事実上のキャリアが途絶えてしまいます。

 マンチェスター・ユナイテッドも息子のアーリングの獲得に動いていたようでしたが、こんなことがあっては、ライバルチームに移籍せざるを得ません。


 ハーランドはただいま、世界最高峰のリーグ、イングランド・プレミアリーグでの一試合での得点率が1.0を越えています。

 化け物です。

 シーズン40ゴールを越えるかもしれません。


 リオネル・メッシがスペイン・リーガ・エスパニョーラで、1シーズン50ゴールを決めたことがあります。

 ですがスペインリーグは実質2強で、強いチームもあれば、極端に弱いチームもあります。

 プレミアリーグは、なんと獲得賞金・放映権料が、最下位のチームでもイタリア・セリエAの優勝チームより多いのです。

 弱いチームもそりゃありますが、それだけの予算を下位チームでも使えるリーグなど他ではありません。

 ハーランドのゴールの価値はそれに比例して上がっていきます。


 ハーランドは、イブラヒモビッチからテクニックを下げて、決定力を上げた選手とよく言われます。

 個人的には元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリの強化型だと思っています。


 毎日500回腹筋しているそうです。

 できませんよね、普通……




 ハーランドの母国・ノルウェーは今回のワールドカップに参加していません。

 休養たっぷりのハーランドが、プレミアリーグ後半戦でどんな記録を残すのか、楽しみです。

 ノルウェーには神童・ウーデゴールもいます。

 将来的なワールドカップ優勝は難しいでしょうが、出場枠の増えた2026年のワールドカップには参加するでしょう。

 そのときは脂ののった26歳。どんな活躍をするんでしょうかね?

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