26・サッカーゲーム
ウイニングイレブン
「なんで日本人はサッカーがヘタクソなのに、サッカーゲームは面白いものが作れるんだ?」
海外でそう言われていました。
海外ではウイニングイレブンではなく、プロエボリューション・サッカー(PES)として発売されていました。
発売された当初のマスターリーグというコンテンツにおいて、ナイジェリアのババンギタという選手が安価に買えて、スピード値がMAXでした。
だから、今でも『ウイイレ』というとババンギタを思い出す人は物凄くいるとは思います。
『PESの自分の能力に納得がいかない!』
そう海外のサッカー選手が言っていました。
それほど『ウイイレ』はサッカー好きに受け入れられていた作品だったのです。
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FIFAシリーズ
これは初期はクソゲーでした。
私もオリバー・カーンが表紙を飾るのを買ったことがありました。
『移籍市場がウイイレよりリアル』
それでサッカー経営シミュレーションみたいなことができる、と書かれていましたが、CPUの試合を飛ばすことができずに、一試合7分くらいかかっちゃう。
まごうことなきクソゲーでした。
それが2013年頃でしょうか。
『FIFAの能力に納得がいかない』
と海外サッカー選手が一斉に言い出したのです。
『よくチームメートとプロ・エボリューションサッカーをやっているよ』
と言っていた海外サッカー選手たちが
『よくチームメートとFIFAをやっているよ』
と言い出したのです。
日本が誇る『ウイイレ』は圧倒的物量で追いかけてきた『FIFA』に負けたのです。
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プロサッカークラブをつくろう
これはサッカークラブ経営ゲームです。
もう10年くらい新作が出ていないのかな?
あまりにも単純すぎる出来に『セガに入社したプログラマーなどは、一番最初に『サカつく』を作らされる』とまで言われた作品です。
ですが、フットボールマニアというやつは、必ず人材コレクターの一面があります。
自分のチームに好きな選手を集められるなら、集めまくっちゃいます。
初期はJリーグだけでしたが、最近は海外リーグも対応しています。
5のあまりの出来の悪さに客が一挙に離れました。
ですが、ヨーロッパを舞台にした『EU』は隠れた名作です。私がPS2で一番遊んだゲームだと思います。
右にメッシ、左にクリスティアーノ・ロナウド、センターにクライフ。
それにパスを出すのはジダン。
そういう脳内麻薬がモリモリ出るゲーム。
ちなみに実際のチームでこういうことをやると、『リアルサカつく』とか『リアルウイイレ』とか言われます。
実際やっちゃったのが、銀河系軍団のレアル・マドリードです。
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WCCF
『WORLD CLUB Champion Football』というアーケードの対戦カード型サッカーゲーム。
2002年6月に稼働開始したこのゲームは、フィールドを模した盤面に、選手のカードを並べることによって選手のポジションが決まる。
他のゲームが1プレイ100円であった当時、1クレジット(1試合)300円、2クレジット500円、4クレジット1000円と破格のプレイ代金であったが、爆発的にプレイ人口を増やし、流行した。
少なくとも10年間は、アーケードゲーム界の覇者であったはずである。
2019年3月に『WCCF FOOTISTA』と名前を変えて、リニューアルされたが、そのゲーム性と、カードをその場で印刷するプリンターのミスプリント等、あまりの出来に顧客がほぼすべて離れ、わずか3年でゲームセンターから撤退を余儀なくされた。
今では『WCCF』のカードはコレクター商品として価値が出ている。
ちなみに、元阪神タイガースの左腕エースであった井川慶投手は、このゲームのオンライン・データ・モードでだが全国大会に行っている。
小説・あとがきより抜粋。
これはセガさんから出たゲームでした。
オフェンス・ディフェンス・テクニック・パワー・スピード・スタミナの6つの項目がそれぞれMAX20で数値が付けられて、数値が高い選手ほど価値があるというものでした。
ためしにジネディーヌ・ジダンなんかは
オフェンス:18
ディフェンス:10
テクニック:20
パワー:18
スピード:15
スタミナ:16
トータル:97
という化け物仕様でした。
このジダンのカードは排出当初オークションで20万円の値が付いたのです!
リオネル・メッシなんかは
オフェンス:20
ディフェンス:8
テクニック:20
パワー:16
スピード20
スタミナ:16
トータル:100
トータルは最高で98というのが暗黙であった中、メッシさまはそれを軽々と越えていくのでした。
私は、『calcio2002』という雑誌に、元ブラジル代表のカカーが付録で付いてきたときに「これって何に使うんだろう?」と興味を持ってゲームセンターに行ったのが始まりでした。
当時、私は携帯電話も持てないほどの貧窮の中、このゲームにハマってしまうのです……
当時2万円もしたジダンのカードを購入し、いざプレーしようとすると、すぐにそいつはやって来ます。
「あ、ジダンのカード。良いね。でも、こっちのが良いカードだよ。交換してあげるよ!」
それはMVPのパヴェル・ネドヴェドのカードでした。
当時、1万4000円……
「なんで、トレードしないの!? こっちのが良いカードなのに!」
「損するよ、絶対!! あとで絶対後悔するよ!?」
「じゃあ、一日だけで良いからジダン貸して!!!」
シャーク、鮫トレードと言われる悪質なそれを持ち掛けてきたのは、高校生でした。
生きていれば、30を越えていることでしょう。
今ごろ、何やってるのかな~。
WCCFのカードは今ではコレクターアイテムとして価値が出ていて、ヤフオクやメルカリなどを賑やかしています。
おそらく『WCCF ゴールデンガン』と入力すれば、今でもMVPクリスティアーノ・ロナウドが20000円近くでゲームでは使えなくなったのに売られてるんじゃないのかなあ。
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