27・中華人民共和国

 中国のサッカーは何故弱いのか。


 岡田武史さんが以前、中国で監督をやっていたとき。

 付け届けを持ってくる、選手に驚いたようです。

 中国では、監督へ媚びを売ったり、コネクションでスタメンが決まるというとんでもないことが起きていたそうです。


 それに加えて、中国は一人っ子政策をしていました。

『小皇帝』と呼ばれた我が儘いっぱいな彼らが、サッカーというチームスポーツで、献身的な動きをできるのか、というと疑問が残ります。


 そして、中国サッカーはアジアの中では年俸がべらぼうに高く、わざわざ欧州に挑戦しなくとも充分に稼げます。

 スペインのエスパニョールにウー・レイという選手がいましたが、国内に帰って来ました。

 彼は、中国人に「もっと中国人もヨーロッパにチャレンジするべきだ!」と言いますが、それだけの人材がいません。


 中国は習近平氏が大のサッカー好きということもあり、国策でサッカーを盛り上げようとします。

 欧州でやっているバリバリの各国代表も中国にやって来ます。

 が、肝心の中国人のレベルがまったく上がりません。

 中国政府は、サッカーに関連することにお金を使うのを止めます。

「俺は金のために中国に来たんじゃない。あらたな挑戦と中国のレベルを上げるために来たんだ」

 そう言っていた外国人選手も、金払いが悪くなると、すぐさま中国を離れます。

 一方で、元ブラジル代表のオスカルのように

「金のためにここに来た。そもそも金のためじゃなかったら、ブラジルを出なかった」

 と割り切って考えている選手もいます。




サッカークラブの負債


2015年イタリア パルマ 200億円

→破産

2021年スペイン バルセロナ 1500億円

→メッシを失うが、なぜか破産してない

2021年中国 広州恒大グループ 9兆円

→もうわけわからん




 中国代表は強くなるのか?

 今の中国はサッカー以外に金を稼ぐ方法や、誘惑が多すぎるような気がします。

 そして、もし台湾有事が起これば、国際舞台そのものから追放されるかもしれません。


 未来永劫とは言いませんが、強くなるにはかなりの年月が必要な気がします。

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