24・スコットランド・リーグ
古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介が所属するスコティッシュ・プレミアリーグのレベルはいったいどれくらいなのでしょう?
個人的な意見になります。
まず、引退された中村俊輔氏が、全盛期に日本とスコットランド両方でMVPを取る。
日本に帰国したのち、円熟味を増し2度目のJ1・MVP。
左足のフリーキックにより、マンチェスター・ユナイテッドから2ゴールを奪う。
彼は自分のことを「世界では中の下」と評している。
謙遜もあるだろうが、フリーキックを除いた彼に対する評としてあながち的外れではないと思う(個人的には中の上くらいはあると思う)。
セリエAの下位チームでは、レギュラー。スペインでは、ポジションを奪えなかった。
遠藤保仁
2008年のクラブワールドカップ。
ガンバ大阪は、最初は舐めていたマンチェスター・ユナイテッドを慌てさせ、結果的に3-5と打ち合いをする。
キトを破り優勝したとき、ユナイテッドの監督、サー・アレックス・ファーガソンは「キトには遠藤ほどの質の選手がいなかった」と言った。
この試合を観ていたユヴェントスの関係者も「あと3歳若ければ……」と惜しんだと伝わる。
中田英寿
Jリーグで活躍し、セリエAの下位チームでは王様。
トップチームでは控え。中堅チームではレギュラー。
イングランド・プレミアリーグでは監督と対立し、干されかかるも、半レギュラー。
香川真司
J2で無双。J1でも半シーズンながら大活躍。ドイツでベストイレブンに選ばれるほどの活躍。
鎌田大地
J1で活躍し、ドイツで今現在評価点ナンバーワン。
水野晃樹
Jではそこそこ。セルティックでは出番なし。
古橋亨梧
J1でも、スコットランドでも得点王争い。
日本のワールドカップメンバー落選。
旗手怜央
Jリーグ時代よりも、むしろスコットランドでの活躍が報じられることが多い(海外組になったため?)
日本のワールドカップメンバー落選。
前田大然
得点率こそ落ちたものの、J時代と同レベルに思える。
ワールドカップメンバー入り。
キーラン・ティアニー
セルティックで活躍後、アーセナルで活躍するも、J2出身の左サイドバックが本職ではない冨安健洋にポジションを奪われかかっている。
2022年
ヨーロッパ・チャンピオンズ・リーグ
スコットランド所属のセルティック、レンジャーズの2チーム
グループリーグ12試合
0勝10敗2分
得点6 失点37
悲惨な結果で両チーム敗退。
J1とスコティッシュ・プレミアリーグ、どちらもセリエBくらい?
リーグレベルが、というよりプレーする選手の質が。
セリエBで活躍して、セリエAに引き抜かれる選手はいることにはいます。
そして全盛期の香川真司や、今の鎌田大地ならばドイツ代表に選ばれたはずです。
日本がヨーロッパに行けば、ギリギリ予選突破できるかできないかくらいのレベルだと個人的には思います。
スコットランド代表は、中位から下位のクラブだけれども、イングランド・プレミアリーグ所属の選手も結構います。
今ではなかなか欧州予選を突破できないが、大昔にはマンチェスター・ユナイテッドのデニス・ロー、リバプールのダルグリッシュというメガクラブのレジェンドになるレベルの選手もいました。
現在、スコットランド代表の神童と言われているビリー・ギルモアが、久保建英と同じくらいの評価???
一般的な回答といっしょになって面白味はないのですが、J1リーグの方が平均レベルは高いけれども、日本、スコットランドともトップクラスは同じのように思えます。
平均的なレベルは日本の方が高い、けれどもスコットランドの方が、尖った選手が出ているかもしれない。
また野球に例えますが、日本のNPBと韓国のKBOの関係に似ています。
平均的なレベルは日本の方が依然として断然高いのですが、トップクラスだけを見れば、NPBとKBO、その差は同じのように思え、はっきりとしていない。
総合して考えれば、考えるほど、J1とスコティッシュ・プレミアリーグはプレースタイルはともかく、レベル的には似通っている。
なんで、わざわざそんなレベルのチームに移籍するんだと言われれば、スコットランドの方がプレミアリーグに移籍するには近道だから。
よりフィジカルなスコティッシュ・プレミアリーグを経験していれば、イングランド・プレミアリーグにもより適応できる、とスカウトが考えるのは当然。
逆に、スペインのラ・リーガを目指している選手が、スコットランドに来るのは完全にキャリアの無駄。
セルティックやレンジャーズ以外のチームに、わざわざ行くのも……
個人的見解:スコティッシュ・プレミアリーグをスットコ・リーグと笑っている方は、J1リーグも笑っていることになるのかもしれないですね。
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