第8話 ヤられたら引退!? 魔法少女は魔法的処女!
戦いが終わって、ピンキー、あ、お菓子の方な、の現状をググってたら、ルルピが来た。
で、例のごとく、ルルピから給料をいただく俺。
中身の量感を見て俺は一言。
「いつになく報酬が多いな……」
「今回キミは、魔法少女にかなりのダメージを与えたからね。報酬もはずむさ」
「ふーん……」
あれで、かなり、か。
こいつがどうやって、俺の動向を把握してんのかも気にはなるけど……もし、魔法少女に触る以上のことをしたらどうなんだろ?
「……もっと喜んでいいんだよ?」
「……今回好き放題しすぎて、自分で思ってるよりも疲れてんのかね、俺」
あ、そうだ、とついでに、俺ないしキルシュが魔法少女に触る以上の行為――もっとぶっちゃけるとセックス――したらどうなるか、ルルピに聞いてみる。
「ああ、それならキミは魔法少女を正式に撃退したことになって、今よりもっとボーナスが出るよ」
「……魔法少女を正式に撃退すると、魔法少女はどうなるよ?」
「そりゃあ、魔法少女が魔法少女でなくなって、その辺の人間と大差が無くなる。
……もっとも破瓜を理由に撃退された場合、そのショックは一生付きまとうことになるけど」
俺は一応「はか」が破れ瓜で合ってることを確認した後、
「……ってことは、処女膜破ったらアウト?」と聞いてみる。
「男性器と女性器を交わらせたか否かが判断基準だよ」
「じゃあ、男性器と女性器が交じわらなけれりゃ、魔法少女は撃退されないって解釈してええん? 生棒じゃなくバイブの類をぶちこむとか、口腔とか後ろの穴とか、やり方ぼんやりしか分からんけど尿道とか」
「あれ? 性器性交しないのかい?」
「一回ヤッたら、二度と魔法少女コスでヤれなくなるってのは、ちょっと……」
それに魔法少女の服の肌触りめちゃくちゃいいし、全裸より半脱げぐらいのが興奮するし、なにより、全裸だと魔法少女とヤッてる実感が持てない!
「で、どうなん? 男女間の性交じゃなければ魔法少女は
これに確信持てんと、今後安心して仕事できんから答えろ今すぐ」
「そうだね……うん、男女の性器同士が交わらなければ、魔法少女は魔法少女でなくならないよ」
「あと、魔法少女と敵の間で感染症、もっと言えば性感染症の類をうつし合う危険性はない?」
「ないよ。前に殺しても死なないって言ったの覚えてる? それは病原菌の類だって例外じゃないよ。
まあ、変身してない時は、普通に感染症にかかるから、普段の体調管理はしっかりね」
「……変身してない時って普段の女体時でいいんよね? キルシュの衣装着てない男体時でも、殺しても死なない法則って発動するん?」
「キミの場合、男体自体が敵に登録されてるからね、その解釈で問題ないよ。あ、でも、死なないとはいえ、痛みや苦しみは感じるから、派手な無茶は程々にね。
キミのその慎重さなら、しないと思うけど」
ルルピが帰った後……あいつ普段どこにいんだろ……、Defeatについて調べたらデフィートじゃなくてディフィートって発音するって思い知ったのは、また別の話。
魔法少女の美男悪役にあこがれて本当になった元女児(低音ヒキニート) 霜月二十三 @vEAqs1123
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