参 SERCl(サークル)

 あの後、家に着いたのは深夜遅くだった。俺はそのままベッドに直行して風呂にも入らず倒れ込むようにして寝てしまった。もう心身ともに疲労が限界だったのだ。そしてそのまま泥のように眠ってしまった。

 次の日、10[#「10」は縦中横]時ごろに目が覚めた。そのまま寝てしまったのでシャワーで汗を流し、リビングに向かうと母さんがもの凄い怖い表情で立っていた。

「昨日は何かあったのかしら?剛さん?」

 穏やかな話し方だが声のトーンが超低い。ああ、本気で怒ってるな。風呂場に行って気づいたのだが、服は泥や砂ぼこりでドロドロになっているし、俺はと言えば所々擦り傷ができていた。これでは俺の身に何かあったのかと心配されても仕方がない…。

 寝る前にもう少し慎重に動いておけば良かったと反省しつつ、

「いや、ちょっと酔って地面を転がってして遊んだりしたんだ…」

 母さんの目が怖い。こんなアホらしい嘘では騙し切るのは無謀すぎたか。こうなったらここは素直に、

「はしゃぎすぎました。ごめんなさい」

 ペコリと頭を下げて謝った。これは俺に分が悪い。

「あまり心配させないでね」

 顔を上げて見た母の目は今までになく心配そうだったが、それ以上の追求はなかった。昨日のあったことがまだ整理できていないとはいえ、『モンスターに襲われて放火魔を捕まえた』なんて言えるわけがないし、言ってもそれこそ信じてもらえない上、要らぬ心配を増やすだけだったので助かった。

「わかった。気をつけるよ」


 遅い朝食を二人でとった後、俺は約束があるからと家を出た。

 占いの館ってどこにあるんだ?

「ルートを出して。場所は『占いの館 マリン』」

 バイザーを通して話しかけると1件だけヒットし、場所までのルートが出てきた。本当にそういう場所があったことに少々驚いた。駅前にあったっけ?こんな場所。

「遠いな。シェアカーを呼んで」

 通知が出てきた。5分後か。

 少し歩こう、と住宅街を歩いていると近くで高校生くらいの子らが『アグメンテッド・ワールド』でオークエンペラー相手にレイドをしていた。

「なかなかやるなぁ」

 今日は休みなので街中の数カ所でこういったボスのレイドバトルイベントが開催されている。

 それを見ていると昨夜の恐怖が蘇ってきた。あの時のはゲームじゃなかった。なぜあんな事が起こったのか、また同じようなことが起こるのか…

「ふう、昨日の疲れが残っているのか悪い方向に思考しているな。ここは楽しいARの街なだというのに」

 頭を切り替える事にした。昨日と違って頭が幾分かスッキリしている。

「やったぁ!倒した!」

 後ろで歓声が聞こえる。ボスを倒したらしい。

「翔夜との話の後でもいいし、俺もどこかのレイドに参加するかな」

 少し歩いて広い通りに出るとシェアカーが着いていたのでそれに乗った。

「占いの館 マリンまで」


 AIによって完全自動化されたこのサブスクリプションで乗り放題のシェアカーに運転手はいない。

 というかこの街に有人の車はない。これは交通実験の一環として有人による車を思い切って廃止。街の中では車の運転は全て禁止となりこの街で運転することはできない。

 移動は全てシェアカーを使うことで解決し、市民の移動は全てこれで行っている。バスもタクシーもないのだ。

 当初は市民からかなり反対が上がったが、AIとGPSによる完全管理で小さな事故も起きていないことで、高齢者から支持が広がり、若い人たちにも便利な手段として受け入れられた。

 どうしてもこの街でマイカーを持ちたい場合は『AI自動運転』機能が着いた車であれば所有ができる。

 特に街の外では完全自動化で走ることはまだまだ難しいので、外に車で通勤する人はこういったマイカーを所有している。

 街の外に出れば運転ができるとはいえ、クルマを運転することが好きな人たちにはこの街の施策は少々厳しいと言える。

 何よりバスやタクシー、また宅配業者などにはこの街での生活する手段が奪われてしまっていて小さいが問題になっている。

 それでも、この便利さと安全性は今や捨てがたいものになってきつつある。


「本当に滑らかな走行するよなあ、この車」

 車に揺られて10[#「10」は縦中横]分ほど、家のある小さい丘からビルの立ち並ぶ街の中心にまでやってきていた。

 そしてある駅前の細長いビルの前で止まった。どうやらこのビルのことらしい。

「このピンクの建物が『占いの館 マリン』です。ご乗車ありがとうございました」

 その建物は一見すると普通の古い建物で、所々色が剥げていたり、色も少々霞んでいた。だけどバイザーを通して見ると全体がピンクの派手で豪華な建物に見栄えが変わる。看板がピカピカ光ったり、窓からゴーストが覗いていたりと変な遊びがそこかしこ…ここにこんな建物があるなんて。

「よう、来たな」

 翔夜が入り口で待っていた。昨晩は暗がりでよく分からなかったが、燃えるような赤い色の短髪が鮮やかで目を引く。レザー調のジャンパーがいかにもだが。背も高くて細身だが結構鍛えてそうな体をしていた。

 あれくらいの事をするにはこれくらいの身体作りは必要なのかも、と思いつつ

「こんなところにあったなんてね」

「そうやろ?」

 改めて建物を見直して、

「なんというか…」

「派手やろ?あまり人目につかれると面倒やから、このピンクやと逆効果な感じやけど案外この方が気づかれんのよ。街が派手やから上手くカモフラージュされとるねん」

「木を隠すなら森の中って奴だな」

 案外、偽装なんてそういうものなんだろう。

 翔夜は建物の中へと俺を誘う。

「入りや」

 中に入ると思ったより奥に広がった空間がある。

 でも長テーブルとソファがあるだけで、殺風景に感じた。

「まあ、座りや」

 ソファに腰掛けると翔夜は変わった形のARバイザーを俺に渡す。

「バイザーなら持ってるよ」

「これから込み入った事も話すからセキュリティ対策も兼ねたこっちのバイザーを使ってんか」

 俺がちょっと着けるのをためらっていると、

「別に汚くないで! 見た目より綺麗にしてるわ、はよつけえ」

 気付かれたようだ。ここは素直に付けるとしよう。

 装着すると自分のものと特に変わりはない。するとバイザーに通知が現れて、通知が指す方向に扉があった。

 ギイィとゆっくりと扉が開いて人が出てくる。


「よく来たね」

 中から出てきたのはこれまた建物より鮮やかなピンクのロリータドレスをきたお婆さん。ドレスと老婆という強力な外見に呆気に取られたが、鋭い眼光がこちらを品定めするように観ているようでただものではない感がたっぷりだ。

「あんまりアタシのことをジロジロ見るんじゃないよ、坊や」

 いや、流石にこのインパクトある姿を見るなと言うのは無理があるだろう。しかも見た目の年齢にあったしゃがれた声でニマーっと微笑むのだが、しわくちゃの顔が笑うのは思いの外こわい。しかも目は笑ってない上、蛇に睨まれているような感じで居心地が悪い。

 どう対応したものか迷っていると

「マナーがなってないね、坊やは」

 マナーって何だろう?と全く訳がわからない言葉に、俺がなぜか悪いことになってき始めていて頭を抱えそうになった。

「まあそれはいい、わざわざ来てくれて助かるよ」

「どういたしまして」

 何とか冷静に努めよう。

「まずは自己紹介だね。アタシは真凛まりん。『占いの館 マリン』の家主であり、『妖魔とか不可思議現象クラブ 』通称SERCl《サークル》の代表もやっているもんさね」

 サークル?大学とかのサークル活動的な奴かな、などと思っていると

「『Supernatural Enigma Resolution Club』の頭文字を取って『サークル』と読んでいるんだよ」

 真凛は『はあぁ』とため息をつきながら補足してくれたが、急にそんな単語を羅列されてもという事は言わないようにした。

「それはそうと、あんたの名前は?」

「遅れました、蒼炎 剛です」

「さて、剛くんと呼ばせてもらうよ。早速だが、アンタに来てもらったのは他でもない」

 真凛は言葉を一旦区切り、一呼吸すると

「バイザーなしで見えたんだね?あの化け物が」

 急に言葉のトーンが変わったため、思わず息を飲んだ。

 真凛の老婆のような声がその重々しさを増幅する。

「脅かすつもりはないんだよ。ただ剛くん、さっきの話が本当ならアンタが思うほど事は簡単じゃあないかもしれん」

 今でもドッキリとかならよかったと思っているが厄介な事に巻き込まれてしまったのかもしれない。

「見えた、って言うのは鬼の王の事ですよね?」

「さらに言えば、そこの翔夜がその時に持っていたものが何かわかるかい?」

「剣、ですよね? 炎で燃えてましたよね」

 真凛は少しばかり驚き、苦々しい表情に変わった。

「それは普通の人間、いやアタシ達でも見えないはずなのさ。このバイザーがなければね」

 真凛は懐からバイザーを取り出す。

 俺が今つけてるものと同じだ。

「アンタはバイザーを着けずに見えた挙句、あの空間でも平気だったと聞いた。お前さんは一体?」

 それは俺が知りたいのだが…そんな思いを察して真凛が喋り出してくれた。

「本当にわからないようだね。だとすると…原因はともかくアンタの身に起こったことがどういうことか、こっちの話を聞いて理解してもらうしかないね」


 真凛は話し始めた。まず俺が見た光景、あれはモンスターの力の元になった放火魔の婆さんの脳内イメージがビジュアル化されたもので、ドス黒い炎も燃やす事への執着心が形になったもので、『Dark Realm of the Abyss(深淵の闇の粒子)』、頭文字で『アビス粒子』と呼んでいるということ。そして放火魔婆さんの感情を吸い取りAR上で生物の形になったものを、

「Existence Extended from Malicious intent gathered on the web(ウェブ上に集まった悪意から生まれた存在)ー通称ExEM《エグゼム》とアタシらは名付けて呼んでいる」

 ExEMとは生き物の感情を糧とする存在で、特にマイナスの執着や憎しみなど感情を見つけると取り憑き、その力『Power Of Soul(魂の力)』を吸い取り、その力で具現化しているというのだ。

 実は昔からこういった事はあったらしく、『妖怪のいたずら』として、急にかまいたちが起こるだの、人が倒れてしまって呪いのせいだのと言われていたのは奴らの仕業だそうで、

「昔はアタシらのことを陰陽師、退魔師なんて言われたりしてさ、もてはやされたり恐れられたこともあったよ。当然、その時はExEMとかなんて名前で呼んじゃいなかったけどね」

 なんか自分の事のように喋ってるのが気になるが…相当古い時代からいた事は分かった。

「当時は一部の特殊な力を持った者だけが『奴ら』と戦っていたのさ。そして世界で大きな戦争が終わった頃には巨大な力を持つ奴らはアタシたちで討伐し、そういった『魔』を纏う奴らはほぼいなくなり、日本だけでいえば比較的『平和』な時代が訪れた」

 あー、第二次大戦から高度経済成長期の辺りを指しているのかもしれない。 

『しかし最近になってあいつらはまた現れ出した。アタシたちが駆逐したと思っていた『奴ら』は居なくなったのではなく、ある場所でじわりじわりと力を貯めていたんだよ」

「それはどこ?」

「インターネット。あらゆる情報が集積されたその空間は、古くからははBLOG、今ならSNSなどにより人の様々な感情も集まり蓄積されていったのさ。そこには喜怒哀楽を含むあらゆる感情があり、とりわけ負の感情のデータは『奴ら』にとってはこの上なく極上のエネルギーとなり、『奴ら』にってネットは絶好の住処となってちまったのさ」

 結果、ネットワークに溜まった負のデータを力に変え、『奴ら』はその居心地のいい場所で力を蓄え、進化した存在となり、ExEMと呼ばれるようになったということか。

「ただ、最初は半データ化してしまった奴らにどうにも手が出せなかった。結構苦労したさ。でもアタシらもただ手をこまねいているわけにはいかなかったからね。そこで出来たのが…」

 手に持っているバイザーと、謎のクリスタルのスティックを目の前に出してきた。

「これらを使ってやっと奴らに対抗できるようになったってわけさ」

 そして昨日の出来事がそのツールを使った戦いだったってことか。

「それで俺の見た奴の正体はわかった。でもそれがどう俺と絡んでくるんだ?」

「そこさね。このExEMが見えなかったのなら、知らないうちに被害にあって大変な目にあったね、って言われて終いのはずだった」

「それがExEMが見えてしまうとどう変わるの?」

「正直、ハッキリとどうなるかなんて答えられない」

「それは…」

「まあ、聞きなよ。仮にだよ?もし街中でExEMが見えて周りで人が倒れていったらアンタはどうする?気付かぬふりをして逃げるくらいの薄情もんかい?」

「…」

「また戦うとしたって武器もなくどうやって戦う?丸腰ではどうやっても勝ち目がないよ。なまじっか見えるってことは恐怖でしかないよ」

「確かにそうだね」

「あと、ExEMに見えるって気付かれたら昨夜のようにターゲットとして襲われちまう可能性もある。そして今度は都合よくアタシらがいるとは限らないよ」

 これは可能性の話だ。だが昨日の件がすでにあった事を考えたら仮定の話だからと片付ける訳にはいかなかった。

 しばらく悩んでいたが、ふと一つの疑問がでた。

「もし、ターゲットにされてExEMに、そのPOS《魂の力》を吸い取られ続けたらどうなるの?」

「軽い程度なら少し入院すれば回復できるが、一定量を超えちまうと良くて廃人、悪けりゃ衰弱して死ぬ」

 即答だった。もし翔夜が助けてくれなかったら、最悪死んでいたのか。

 改めて昨夜のことが単に運がよかっただけだと気づいた。

「じゃあ、どうしたらいい?」

 真凜は待ってましたとばかりにまた二ヤーっと笑い、

「アタシらの元で最低限身を守るすべを身につける、ってのはどうだい?」

 なるほど、そうきたか。

 だが、確かにそうだ。理由はわからないにせよ、ExEMが見えてしまうことで自分の身に今後何も起こらないとは言えない。それなら自分の身を守る方法を知っておくのは必要かもしれない。

「正直、人助けをするのは面倒だと思っている。でも自分に降りかかる火の粉は振り払いたい」

「本当に正直だね…まあ、人助けが好きですって大声で言う奴よりは信用できるか…」

 真凜はぶつぶつ呟いていたが、

「アンタみたいな便利そうな奴…おっと違った、危なっかしいやつを見捨てる訳にはいかないよ」

 真凜の口からぽろっと本音が聞こえた。便利な奴、か。どう使われるのかは不安だし、上手く言いくるめられてるような気がしないでもない。でも他に良い選択肢も思い浮かばない。

「じゃあ、SERClに入ればいいのか?」

「ああ、そう言うことさね」


「おいおい剛、ホンマにええんか? あの婆さんマジで人使いめっちゃ荒いで」

 おいおいなんかパシリ確定みたいな意味に取れるが。

「せっかく話がまとまりかけたってのに余計なことを言うんじゃないよ!」

 真凛、お前もどうにか言いくるめようとしてるって事か?

「いや、でもな…」

「お黙り!お前は黙って剣でも振ってな!」

 そう言われると翔夜は縮こまってしまった。ああ、真凜には頭が上がらないんだな。 

「悪いけど身を守る方法は教えてもらうけど危ないのは嫌だよ、本末転倒になるし面倒くさいから」

 真凜は俺の顔を見ながら

「お前はお前でこれかい?困ったもんだね最近の若者は…」

 と呆れた顔をしている。当たり前だろう…

「死にたくないだけだし、怪我もできればしたくない。痛い目をして覚えるのは古いよ」

「失敗したくない若者ってやつかい?なんだかねえ」

 真凜は世も末だと言わんばかりの顔をしている。

『まあ、入って仕舞えばこっちのもんさ』

 真凜はすぐにホクホクした顔で俺の方をむき、

「お前の要求はできるだけ叶えてやるよ」

「ありがとう」

「そういう訳で、改めてようこそSERClへ」

 真凜がそう言うと、周りにいくつものウィンドウが立ち上がりだして情報がバイザーを通して一気に流れ込んだくる。

 そして真凜は手に持っていた透明のスティックをテーブルに置き、

「そのバイザーはもう剛、お前にくれてやる。そしてこれがExEMと唯一戦える武器となるものだ。これから使い方を教える、すぐに覚えな」

 今からかよ。面倒は嫌だと言ったのに。選択を誤ったか? そう思ったものの、この後真凜と翔夜によるレクチャーが間髪入れず延々と続き、全部が終わって占いの館を出た頃には日が暮れかけていた。

「昨日から散々だ。やっぱり失敗したかな」

 手にしたスティックを眺めながらボソッと言った。

「でも、見て見ぬふり、できるほどメンタル強くもないしなあ」

 これは腹をくくるしかないと思い、「よし!」と一声出して気合を入れる事にした。

『悪いようにはならないだろう』

 剛は気持ちを入れ替えて家に帰っていった。


 二人だけになった占いの館ーーー

「どうだろうねえ、あの子は?」

「ExEMが見えた、それ以外はまったくの素人やわ。昨夜も逃げるので精一杯やったしな」

「戦闘では期待は薄いかい。度胸はありそうなんだけどねえ」

「冷静そうに見えるけど、運動能力は期待でけへんわ」

「でもあの子を放っておくわけにもいかなかったからね」

「ま、そうやわな。いろいろ危険でしかないわな」

 真凜と翔夜は剛のことで話しているようだ。

「だけどね、ExEMが見える、バイザーなしであの存在と接触可能な子は『あの子』と似てるところがあるのさ。その上、深淵の闇の粒子アビス粒子に耐性がある奴なんて初めてさね。どちらにせよ目の届くところに置いておくに限るさ」

「面倒見るのワシやろ?」

「うるさいねえ。アンタが適任と思ってるんだ、光栄に思ってもらいたいくらいだよ」

「はいはい」

「それにさ、『あの子』は力をうまく扱えないがため可哀想なことになってる。剛のことが分かれば『あの子』のために何か役立つかもしれないじゃないか」

 そう言いながら真凜は寂しげな表情をした。

「最近、街の動きがなんかきな臭いんだよ。こっちはこっちで動くから頼むよ、翔夜」

「わかったよ婆さん」

「真凜さんと呼びな!」

 その後、ドカッと真凜が翔夜を蹴る音がした。

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