第39話 マスター
「マスターなんか、俺の彼女が来て気まずいんですけど?」
かれは、低身長でありながら物覚えがよく大変よく働いてくれる子であるのだが、急にリア中発言してきたんだが!?
ま、まあ、彼も高校男子だから、仕方ない。
「う、うん。そうだね。彼女って....どの子かな?」
「あの子」
彼が、指差した女性は帽子を深く被り胸が大きい明らかに美少女な女子高生。もし、40歳くらい若ければ速攻で告白していた子もしれない。
「か、かわいいね。」
「ですね〜」
「で、どうしたいの?」
「そうですね。なるべく、彼女とは近づかずにしないようにして欲しいです。」
「彼女だよね?」
「はい。」
「どうして、そんなに距離を置こうとしているんだい?」
「いや、からかわれそうなんだよ。」
「ん〜まあ、わかった。」
彼が、お願いするので彼は裏方の方をしてもらうことになり、接客することになった。
まずは、彼女にカフェオレを出すのか。
近づいて、わかるが彼女の胸。胸がデカいな。
「カフェオレです。」
そう、いい渡すとコックっと頷いた。
やっぱり、彼に接客して欲しかったんだろうな〜っと言う罪悪感を抱えながら戻ろうとすると呼び止められてしまった。
「あの、すいません。」
「...はい。」
「バイトの男の子って、どうしてバイトしているんですか?」
それを、私に聞くか!?
しらないよ。私は彼の雇い主で、なんでバイトしているのっとかプライバシー問題とかで聞かないし。
というか、知らんのだけど。
そおゆうのは、自分で聞きなよ。
彼女なんだからよおお!!
とか、色々と心の中で思いながら、なんと答えをようか考えた。
「そうですね...何か欲しい物でもできたんじゃないかな〜」
「そうなんですか。」
塩対応で言われた。
気まずいよ。
気まずすぎるよ。ここの喫茶店をやってはや40年で、一番気まずいよ。もう、私には無理だよ。
「ハァ、ハァ、ハァ....」
同期がする。
側から見れば、女子高生に興奮している変態に見られるかもしれない。もうこの場にいるだけで、寿命が1年くらい縮んだ気がする。
なので、すまない、私は逃げる。
「ごめん。もう、無理。気まずすぎるよ。」
「そ、そうですか、マスターすいません。俺が行きます。」
申し訳ない。
40年のマスター歴を持つ私だが、この場を切り抜ける手段を持っていない。だって。初めてだもん。
ああ、彼が彼女の元に行く。
詫びとして、私の奢りでケーキを出していいよと言っておいた。
これは、私の償いだよ。ケーキで、なんとかご機嫌を取りなさい。
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