第29話 誕生日会 焼肉編

 宮村の誕生日会にお呼ばれされた俺は、誕生日プレゼントを抱えて宮村の家のインターホンを押した。


「お兄ちゃん。中に入って〜」


 結奈ちゃんが、家のドアを開けて中に招きいれてくれた。


「あら、この子がお姉ちゃんの彼氏ね〜」

「こ、こんばんわ。宮村のお母さんですね。宮村の彼氏の斉藤です。」


 宮村の親というだけあって、色々とデカい。身長も胸も....少し、まじまじと見ていると宮村のお母さんが近づいてきた。


 やばい。見過ぎて、不快な思いをさせてしまったか!?っと思い、謝ろうとすると何故か俺の後ろの頭に手を回してきた。


 まさか、俺の頭を地面に叩きつけるきか!?っと、冷や汗をかいたが、違った、


「ん〜可愛い〜」

「ん!?」


 急に、俺の顔に大きな胸に押し付けてきた。


 柔らかい。そう思った。


「え?」

「ごめんなさい。このくらいの身長の子は可愛くて。」

「お兄ちゃんごめんね。お母さんって、可愛いの好きだから、ついやっちゃうんだよ。」


 っと、玄関で、少し談笑をしながら宮村のお母さんのおっぱいに包まれていると、宮村が中々、部屋に入らないからか、様子を見にきた。


「あれ、先輩が来たんじゃ....」


 宮村が、宮村のお母さんの胸に包まれている瞬間を見られてしまった。流石に、この状況はやばいだろ!?


 っと、離れようとした。


「お母さん!!先輩が嫌がってるから話してあげて!!」

「そう?」


 そういい、なんとか話してくれた。


「宮村、誕生日おめでとう。これ、誕生日プレゼント。」

「先輩ありがとうございます。この、人形可愛いですよね〜」


 っと、言って気に入ってくれたようだ。いや〜頑張ってクレンゲームで取った甲斐があるよ。


「さあさあ、斉藤くんこれも食べて。」

「お兄ちゃん、これあげる〜」

「おい、これピーマンじゃないか。俺も嫌いだからいらないよ〜」

「へえ〜先輩、ピーマン嫌いなんですか〜」

「何、ニヤついてんだよ。」

「いや〜」

「なら、宮村は食えるんかよ。」

「ええ」


 っと、早速焼肉を焼きながら談笑している。


 しかし、宮村はピーマンが食べれるとは、少し感心した。


 焼肉とか、半年に一回とかだから嬉しい。それに、タン塩とか、いろいろなバレエーションのタレがあり飽きずに食べることができる。


 最高に美味しい。


「あれ、お姉ちゃん。いつもは、ご飯もっと食べるのにどうしたの?」

「い、いつもどうりだよ。」

 

 なんか、こっちを宮村がチラチラ見ながら慌てている。何か、あったのだろうか?そう思いながら、俺は焼肉を食べ終えた。


「ふう、ごちそうさまです。おいしかったです。」

「おそまつさま。」


 っと、自分の皿などを片付けて、宮村に誘われてゲームを3人でやりながら、お腹を空かしている。


 ケーキが食べれる分の胃袋の空きを作らなければいけならない。

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