王子系女子と付き合い始めてから、彼女がメス堕ちってる。

第6話 本心とは

　最近、宮村が本心って何ですかと聞いてくる。本心とは心から思った事だと教えるのだが、何とく言っていないご様子だ。

「先輩、僕が思うに本心ってそう簡単に言えるものではないと思うんですけど。」

「そうか、俺は思った事を言うたちだからな、そおゆう事は分からん。」

「ん〜」

　なので、俺の友達である三谷に聞いてみる事にした。

「なあ、三谷。本心って何だと思う？」

「はぁあ？何だよ急に。」

「いやさあ、後輩の宮村に何度も聞かれるんだよ。」

「あの、王子様に？」

「そう。」

「本心か...心に思った事とか？」

「だろ、俺もそう説明したんだがな...わかってくれないんだよ」

　一緒に、少し悩んだ。

「なあ、なんか王子様に何か本心って何とか聞かれるようになった理由とかあるか？」

「あ〜確か俺が宮村に本心を言った次の日くらいからよく聞かれるよな。」

「え、本心とか滅多に言わないだろ。」

「言うだろ。俺はいつも本心しか言わない。」

「それは、おかしい。本心って、普通の人は思っていても中々言う事が出来ないんだよ。」

「そうなのか？」

　いや、確かに宮村にも本心はそうそう言えるもんじゃないとか言っていたような気がする。

「なあ、しずく」

「なあに、お兄ちゃん。今、ゲーム中なんだけど。」

「本心ってさあ、普通は言えないのかな？」

「何、当たり前のこと言ってるの。」

「え、マジで！？」

「急にどうしたの。」

「いやさあ、宮村が本心って何とか本心はそう簡単に言えるもんじゃ無いとか聞いてくるんだよ。」

「あの、イケメンな人？」

「そう。」

「どうして、そんな事言われるようになったの。」

　ゲームをしながらしっかりと聞いてくれている。俺なら、適当にあしらってしまうかもしれない。俺は、宮村に言った本心とか言うとしずくは驚いてゲームを中断して俺の方に近づいてきた。

「げ、ゲームは？」

「そんなのいつでもできるよ！！何？お兄ちゃん。あのイケメン女性の宮村さんにそんな事何の恥ずかしがらずに言ったの！？」

「そうだけど。」

「それは、お兄ちゃがおかしい。」

「そうかな？」

「そうなの、普通は少しは恥ずかしいと思ってしまうんの。だから、宮村さんも本心とはって混乱状態になっているんだよ。お兄ちゃん、自分がおかしかったらしいって、早くナインしてあげて。」

「わ、わかった。」

　俺は急かさればがら

『どうやら、本心はそうそう言えるもんじゃ無いらしい。俺がおかしかったらしい。宮村が正しいは。』

『ですよね、先輩がおかしいですよね。これせ、お姫様たちと、パフェ食べに行けそうです。』

『そんなに、気にしてたのか』

　そんなナインのやり取りを終えた。