第3話 家族会議
「お、お兄ちゃんに彼女!?」
「そう、それもイケメンなの!!」
「うっそ」
「本当。ママ、ナイン交換しちゃった。」
「とうさんは応援するぞ。」
「....いや、家族会議するほど!?」
なんか、急に緊急家族会議が始まり、食卓に家族4人が集まり赤飯を食べている。
「で、なんなん。」
「健二が、あんなイケメンと付き合えるはずがない。それに、お母さんあの子に惚れそうになったもん」
「か、かあさんどうゆう事!?とうさんと言う者がありながら」
「お母さんに、写真見せてもらったけど、確かにそう思う!!カッコいい!!」
「とうさんは見せてもらってないんだが...」
「どんな、あくどい手を使ったの!?」
「それ、妹として聞きたい。いい彼氏捕まえる為に。」
「そ、それは、とうさん反対だな。」
「いや、なんかなつかれて付き合う事になったって感じ。」
「ほんと?」
「ああ。」
「ちょっと、聞いてみるわ。」
まったく、お母さんも、妹のしずくも、それほ気になることか?
お母さんは、携帯を取り出し宮村にナインしている。
「違うじゃない。健二から付き合ってほしいって言ったそうじゃない。それも、かなりこっぱずかしい言葉で、それも人通りがある道で告白したそうじゃない。」
「い、いや、そうだけど、違うんだよ。のりと、言うか。」
「兄ちゃん。ノリで、付き合うとかしちゃいけないと思う。」
「と、とうさんは、大胆でいいと思うぞ。」
「まあ、それは良いじゃないか。」
もう、言い訳するのはめんどくさくなってきた。なので、話題をすり替えることにした。
「だけど、私は嬉しいは。親として、浮ついた話を聞かないから心配で。」
「兄ちゃん良かったね。」
「うん」
「いや、泣くほど!?」
とうさんも、お母さんもしずくもなんか、涙ぐんでいる。
「それで、その彼女というのは男なんだろ。色々と大変だろうけど、頑張るんだぞ。」
「え?」
「え?」
お父さんが、とんでもない勘違いをしてしまったせいで、沈黙の時間少し流れた。
「え、だって、イケメンだって。」
「女性だけど?」
「そうなの?」
「そうだよ。お父さん。まったく、何を勘違いしているんですか。」
「もう、お兄ちゃんが男と付き合ってたぐらいじゃ家族会議なんて開かれるわけないじゃん。」
「え、どゆこと?」
というかんじで、何とか家族会議が終わった。しかし、男同士だと家族会議が行われないんだ?
むしろ、そっちの方が家族会議ものだと思うんだがな。
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