その名は、ジーク=ラザフォード

 俺の名前はジーク=ラザフォード。金髪碧眼の高身長イケメン15歳だ。


 俺は今ダルグ村っていう村で暮らしている。

 ダルグ村に暮らしているみんなはいいやつらばかりで、俺はここの暮らしを気に入っている。

 俺が世話になっている孤児院の管理人、メアリー姉を始め、孤児院の弟、妹たちは俺の大切な家族だ。


 俺には大きな夢がある。

 それは、物語に出てくるような英雄になることだ。

 俺は昔から、冒険譚や英雄譚っていうものが大好きで、人々を救い大活躍をする英雄に憧れていた。

 それに英雄になれば女の子にちやほやされてモテるしな!


 特にお気に入りなのが、「古の英雄たち」という本だ。

 章ごとに様々英雄が活躍していて、伝説の剣と盾を使う勇者をはじめ、二丁拳銃を使う色男、さまざま武具を使いこなす傭兵、民を守る寡黙な騎士、魔動機械を自在に乗り回す少年、大剣を振り回す熱血漢など、上げたらキリがないほどの英雄たちの物語が描かれている。

 お気に入りの英雄がその時々によって変わるのは内緒な?


 そんな英雄たちと肩を並べるため、成人の儀式を終えたらまずは、村を出て冒険者になろうと思ってる。

 冒険者っていうのは、秘境を探したり、迫る脅威から人々を守ったりとさまざまな危険を冒すひとたちのことだ。

 英雄を目指すなら、まずは冒険者になるのが一番だからな!

 ここから一番近いバルム砦って町に行って、冒険者ギルドに登録して、仲間を集めていざ冒険に挑むつもりだ!


 冒険者ギルドに入るときは幼馴染のあいつでも誘うとしよう。

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