第54話 エピローグ
それから三日が過ぎた。
京都の過激派達が厳罰に処され、それ以上の制裁は行われない事になった。
華凛も利用された被害者という立場で、咎められる事はなかった。
華凛はずっと、床に伏していた。
食事もろくに摂らず、皆を心配させていた。
志人達は、安部家の墓の前に集まっていた。
死人還りという冒涜を受けた魂が、安らかに眠れるよう祈りを捧げている。
志人は立ち昇る線香の煙を見つめる。
その煙が向かう先の空は、どこまでも青かった。
気づけば陰陽師に転職してました @k-souma
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