第一話解説
この度は、何の捻りもない不良品の様な小説をご覧頂きまして、真にありがとう御座います。
私自身の構想の練りの甘さや自身の小説に対する甘い考えが大元ではありますが、不良な小説にも一応は意味や試験的な内容があると私は考えているため、自身の弁明をするような内容ですが、このような場所を設けさせて頂きました。
さて、1本目の短編小説ヌバスはいかがでしたか?かの
詳しく概要を書くと、
構想を練る
↓
AIが構想を元に執筆
↓
「あったなぁこういう小説」と思い出す
↓
少し付け加える
↓
カクヨムに投稿
といった形で負の連鎖を起こしてしまいました。(原文は一番最後に貼っておきます)
何気にこの作品が私にとっての最初に作成した作品となる訳ですから、一部のアイデアは他の作品に流用しています。
例えば、ロボット戦記、改変記セーバーなどの好戦人は遡ればヌバス民族に繋がります。
皆さんの反面教師となれれば1番の幸せです。
ここより下原文
# 原人
## 第一章 海の向こう
海は青かった。空も青かった。その間には白い雲が浮かんでいた。海と空の境界線はぼやけていて、どこまでが海でどこからが空なのかわからなかった。海と空は一体だと思えた。
海岸には人々が集まっていた。男も女も子供も老人も、みんな海を見つめていた。海には船があった。大きな船だった。木でできた船体には白い帆が張られていて、風に揺れていた。船には人が乗っていた。船からは笛の音が聞こえてきた。
「あれが文明人の船だ」
海岸に立っていた男が言った。男は長い髪を後ろで結んでいて、顔には刺青が入っていた。身につけているのは動物の皮と骨で作った服と飾りだけだった。手には石で作った槍を持っていた。
「文明人?」
隣にいた少年が聞いた。少年は男と同じ服装をしていたが、顔に刺青はなかった。まだ子供だったからだ。
「そうだ。文明人だ」
男は少年の頭を撫でた。
「文明人とは何ですか?」
少年は船を見ながら尋ねた。
「文明人とは、昔、大陸に住んでいた人々のことだ。彼らは私達と違って、金や鉄やガラスなどの物質を使って、様々な道具や建物や乗り物を作っていた。彼らは自然の法則を知っていて、火や水や風や光などを自在に操っていた。彼らは知恵と力に満ちていて、世界を支配していた」
「すごいですね」
少年は感嘆した。
「でも、彼らはその力を悪用してしまった。彼らは争いを始めてしまったのだ。自分達の欲望のために、他の文明人や自然や動物や植物を殺してしまったのだ。彼らは自分達の手で、自分達の世界を滅ぼしてしまったのだ」
「それは悲しいですね」
少年は悲しそうに言った。
「そうだな。それで、彼らは大陸から逃げ出した。彼らは船に乗って、海を渡ってきたのだ。そして、私達の島に上陸した」
「それからどうなりましたか?」
少年は興味津々だった。
「それから、私達と戦争になった」
男は厳しい表情になった。
## 第二章 大陸
大陸は広かった。山も平野も森も川も湖も海もあった。その間には色とりどりの花や草や木や果物や野菜や穀物が生えていた。大陸は豊かだと思えた。
大陸には文明人が住んでいた。男も女も子供も老人も、みんな文明人だった。大陸には文明人の建物があった。高い建物だった。金や鉄やガラスでできた建物には窓や扉がついていて、光に輝いていた。建物には文明人の道具があった。電気や水道や暖房や冷房や通信や交通などの道具だった。
「あれが文明人の世界だ」
船から見下ろしていたキラーが言った。キラーは長い髪を後ろで結んでいて、顔には傷跡があった。身につけているのは動物の皮と骨で作った服と飾りだけだった。手には金で作った剣を持っていた。
「文明人の世界?」
隣にいた少年が聞いた。少年はキラーと同じ服装をしていたが、顔に傷跡はなかった。まだ子供だったからだ。
「そうだ。文明人の世界だ」
キラーは少年の頭を撫でた。
「文明人の世界とは何ですか?」
少年は大陸を見ながら尋ねた。
「文明人の世界とは、私達と違って、自然と対立している世界だ。彼らは自然を支配しようとしている世界だ。彼らは自然を破壊しようとしている世界だ。彼らは自然から離れている世界だ」
「悪いですね」
少年は嫌そうに言った。
「でも、彼らはその代償を払っている。彼らは自分達の世界を滅ぼしかけている。彼らは自分達の罪と苦しみと恐怖と絶望と死とに直面している。彼らは自分達の愚かさと傲慢さと残酷さとに気づいている」
「それでも悪いですね」
少年は哀れんだ。
「そうだな。それで、彼らは私達に助けを求めてきた。彼らは私達に協力を求めてきた。彼らは私達に救済を求めてきた」
「それからどうなりましたか?」
少年は興味津々だった。
「それから、私達は文明人に答えを出した。私達は文明人に判断を下した。私達は文明人に宣告をした」
「それがこの剣ですか?」
少年は目を輝かせた。
「そうだ。これがその剣だ」
キラーは胸を張った。
「この剣で、私達は文明人の世界へ侵攻している。この剣で、私達は文明人の建物を破壊している。この剣で、私達は文明人の首を切っている」
「すごいですね」
少年は感動した。
「そうだな。すごいことだ」
キラーは笑った。
「そして、この剣の中で、最もすごいのが、あの物だ」
キラーは剣の柄についている小さな箱を指さした。
## 第三章 滅亡
あの物は、文明人の遺産だった。それは、全人類避難後稼働可能、大気圏外荷電粒子砲だった。それは、文明人が自分達の世界を滅ぼすために作った最終兵器だった。それは、文明人が自分達の敵を殲滅するために作った最強兵器だった。
でも、それは使われなかった。それは発動されなかった。それは封印された。
キラーは、それを見つけた。キラーは、それを解放した。キラーは、それを奪った。
キラーは、それを使うことにした。キラーは、それを発動することにした。
キラーは、それで文明人の世界を滅ぼすことにした。キラーは、それで文明人の敵を殲滅することにした。キラーは、それで文明人の運命を決めることにした。
キラーは、それで全てを終わらせることにした。
「あれが全人類避難後稼働可能、大気圏外荷電粒子砲だ」
剣の柄についている小さな箱から声が聞こえてきた。箱にはボタンがついていて、赤く点滅していた。
「全人類…避難…大気圏…荷電粒子砲?」
隣にいた少年が聞いた。少年は箱を見ながら尋ねた。
「そうだ。全人類避難後稼働可能、大気圏外荷電粒子砲だ」
キラーは少年の頭を撫でた。
「全人類避難後稼働可能、大気圏外荷電粒子砲とは何ですか?」
少年は箱を見ながら尋ねた。
「全人類避難後稼働可能、大気圏外荷電粒子砲とは、私達が今見ているこの世界を一瞬で消し去ることができる兵器だ。これを使えば、文明人も動物も植物も山も川も湖も海も空も雲も星も月も太陽も全てがなくなる」
「すごいですね」
少年は驚嘆した。
「でも、これを使うと私達も消えてしまいますよね」
少年は不安そうに言った。
「そうだな。私達も消えてしまう」
キラーは静かに言った。
「それでも使いますか?」
少年は恐れおののいた。
「そうだな。それでも使う」
キラーは冷静に言った。
「どうしてですか?」
少年は涙ぐんだ。
「どうしてか?」
キラーは笑った。
「それは、私が原人だからだ」
キラーはボタンを押した。
その瞬間、歴史から人類は消えた。
あれ?これ、原文の方がちゃんと描写も出来てるし、加筆必要なかった?
〜完〜
怠惰水短編小説 怠惰水 @LazinessWater
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