第33話 自転車・ストライダー (子育て)
先日、オリンピックの自転車競技の一種目、BMX(バイシクルモトクロス)をテレビ観戦していて、ふと思い出した事があったので、今回は自転車デビューの事を書こうと思います。
思い返してみれば、私が子供の頃は三輪車に始り、自転車の後輪に補助輪を付けて乗ったのが自転車デビューでした。その後、定番の父親に後ろを支えられての補助輪無し走行にチャレンジ! という流れでした。昭和後期の定番だったと思います。
けれど平成後半の子育てだった、
もう12年程前になりますが、おもちゃ屋さんのトイザ○スで『ストライダー』という物を生まれて始めて発見して、これは良さそうだ! と迷わず買って帰ったのを覚えています。
ご存知ない方は『ストライダー』とはなんぞや? と思われた事でしょう。
ストライダーとは、ハンドル、車体(フレーム)、サドル、タイヤのみで構成された幼児用サイズの自転車です。
『ペダル』と『ブレーキ』が有りません。
この為、足の裏がべったりと地面につく高さにサドルの高さを調節し、靴の裏で地面をこぎこぎしてスピードを出し、靴の裏と地面の摩擦でズザザザッとブレーキをかけることになります。
足が常につく高さなので、倒れそうになると自分で足をつきます。始めてストライダーに乗ったその日から、足で地面を蹴って進むを繰り返すうちに、すぐに自転車という物の独特なバランス感覚に慣れます。
足をつくのが当たり前なので、自転車の様に足をついてはいけない! という心理的負担が無いのが良いのかもしれません。幼児なので吸収が早いのもあるでしょう。
自転車のバランスに慣れてくると、今度は最初にダダダダっと足で地面をこぎこぎして足をあげてそのまま何メートルも進む、というのを繰り返して楽しみ始めます。
その間親は何をしているかというと、少しハラハラしながら眺めているだけです。やはりたまに転びますので、その時は子供のケアをしてあげます。
このストライダー遊びは楽しいので、子供は公園等で夢中になって遊んでくれます。
そして1年から数年後、普通の自転車デビューをするのですが、その時にはすでに自転車のバランス感覚を体得していますので、補助輪など必要無く最初からすいすいと自転車に乗ることが出来ました。
もちろん個人差は有ると思いますので、ストライダーにも自転車にも、乗れる様になるまでの期間は人それぞれだとは思います。ですが、これから三輪車や自転車に乗ろうというお子様におすすめである事は間違い有りません。
ただ一つだけ注意点が。
ある日の我が家では、公園からの帰り道に、先に進んでいた娘ちゃんが調子に乗って急な下り坂を猛スピードで進んでいってしまい、BMXの様に華麗に前方宙返りして一回転してしまいました。
もちろん着地は華麗ではありません。顔面からダイブです。「ぎゃー!?娘ちゃんの大事なお顔がぁ〜!?」と心の中で目一杯叫んでしまいました。
危ないから止まれと言ったのですが、間に合いませんでした。幸い首等にも異常がなく、すり傷だけで傷あとが残る事も無かったので良かったのですが、ものすごく肝を冷やしました。
こんな事があっても、ストライダーがお勧めなのは変わりませんよ♪ ただし、重ねて言いますが、下り坂にはご注意ください!
◇◇◇
『美少女モンクにTS転生した俺はとにかく殴る!たまに蹴る!』という異世界ファンタジー作品も書いております。
https://kakuyomu.jp/works/16818093077952549761
今週末より第三部を投稿開始致しますので、よろしければご一読くださいませm(_ _)m
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