リズム
ゆきのともしび
リズム
ある小説家のエッセイに
「文章にはここちよいリズムがある」
という文があった
リズムのいい文章と そうでない文章があるらしい
その小説家はクラシックやジャズをよく聴くひとで
文章と音楽は似ているという
たしかに どうしても読めない文 というのがある
先日図書館で借りた ピアノの奏法に関する本
内容はとてもよいのだが 兎角文章が読みづらい
つまり 文章のひとつひとつにも
心地よさが存在する ということだ
ひとが描く文字
ひとが持ち合わせる雰囲気
ひとが話すことば
えらばれたことば
着ている服の色と素材
生み出す文章にも 心地よさがあるならば
人間という小さな宇宙には
一体いくつもの
動きや 色や においや 風景があり
それらが混ざり合い
日々を生きているのだろうか
ひととひとが 出会い まじりあうというのは
どれほど 神秘的で 奇跡に近いことなのだろうか
音楽は 時間と空間の芸術である
そのことに思いをはせると
人間そのものが
いきていることが
芸術と思えてならない
リズム ゆきのともしび @yukinokodayo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ことばにすること/ゆきのともしび
★5 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
戯言/ゆきのともしび
★21 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます