ISTP
@maineee
第1話
高校生活が始まった。
なぜだろう、私はもう既にこの高校生活に期待をすることをやめようと思った。
当たり前だが、同じクラスのみんなは初めましてだ。
私は1人で携帯を見てるフリをしながら
みんなの会話を盗み聞きしている。
........聞こえてくる
女同士の本心でもない"褒め合い"が!!!!!
いや、もはや本心で褒めてないのならそれはもう"褒め合い"とも呼ばないだろう。
「え、その髪色かわいいね!」
「え、ほんと!?嬉しい!ありがとう!」
初めまして同士の女子2人が早速褒め合っている。
「ちょっとトイレ行かない??」
「いいよ、行こ〜」
出た!!連れション!まじで理解ができねえ!
お前ら絶対に同じ便器でうんこしろよ?
どうせトイレなんてしないで鏡の前ですぐに崩れる前髪を直しに行ってぺちゃくちゃ喋って、
本当にうんこが漏れそうな人の妨げになって
邪魔しようとしてるんだ!!!!!
なんて勝手にイライラしてるうちに誰かが私に話しかけてきた。
「すみません、筆箱忘れちゃって
ペン一本借りても良いですか?」
私はペンを貸した。
「ありがとうございます!名前はなんていうんですか?」
これは、もしかして友達できるコース確定演出
なんじゃないか??!
私は名前を教えた。
「素敵な名前!私はななみって言うの。
よろしくね、ところでさ一緒にトイレ行かない?」
死ね。
ISTP @maineee
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