『帰宅後の悶え』

お母さんに連れられて家に帰る。


『大人しく休んでなさい!』


すごい迫力のお母さんに圧されて、そのまま自分の部屋に向かい、パジャマに着替えて横になる。


だけど、眠れるハズもなく。


頭をよぎるのは…


航平君とのディープキス。


舌が入ってきて、絡んでくる


あの感覚が忘れられない。


全身の毛が逆立つってこういう感じ?


体中が、ゾワッとする。


あんなキス…初めてだよ…


というか、キスって航平君と以外はしてないんだけど。


思い出すだけで、恥ずかしくなる。


そういや、私、無意識に自分の舌を動かしていたような…


…いやー!!


私って、ふしだらな女って思われているかもしれない!!


そう思うと余計に恥ずかしい!!


というか、航平君、キス上手いよ…たぶん


やっぱり、いろんな女の子で経験しているからかなぁ


私って何人目だろ?


そう思うと悲しくなったきた。


でも、あんな熱い眼差しで見られると


もしかしたら…って思っちゃう。


そんな勘違いしてもおかしくないよ…うん。


でも、やっぱりそれは勘違いで…


航平君はプレイボーイだから、女の子の扱いに慣れているだけだから。


そう言い聞かせた。


そうしたら、またいつの間にか眠っていた。

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