第13話:無知な魔女の巻。

プティは観音さんに挑発まがいのことを言うけど、実際のところそれは

クチ先だけ・・・

プティは性に関しての知識は小学生並みのレベル。

エッチとかすぐクチ走るけど、エッチってどんなものか知らない。


要は耳年増・・・頭でっかち・・・ペーパードライバー。


だからいくら観音さんがプティとエッチがしたいって思ってもそれは

無理な話。

プティはその方法も知らないし経験もないんだから。


観音さんは一応、プティにアプローチしてみたが、彼女の反応は

いまいち・・・そこでエッチの仕方を知ってるのか確かめてみたら

小学生レベルの知識だった。


まあ、それじゃ前に進まないよね。

プティはよくラブラブしようねって言葉を使うけど、それは

仲良く過ごそうねって意味で、エッチしようねって意味じゃないんだ。


プティがエッチに対して、そういうものか分かってないといくら

観音さんが望んでも、いつまでたっても願望は叶えられないわけで

だからと言って、いきなりって訳にはいかない。


この場合、プティに性教育ができるのは観音さんだけ。

さて、女の子にエッチの仕方をどうやって教えるか?


観音さんは大いに悩んだ。


性教育の本を買ってきてもプティは文字なんか読みたがらない。

かと言ってアダリトビデオを見せる訳にもいかない。

あんなもの見せたら逆効果になりかねないし。


だから、ここは言葉で説明するしかないと思った。

実践を交えてするのが一番いいんだろうけど、プティがなんて言うか?

自分だってそんなに経験豊富なわけじゃないし・・・。


プティはエッチいことに関して素人同然だけど、体は欲求に敏感に反応

してるみたいだ。

気持ちと体のバランスが取れてない状態。

だから、時々ムラムラする気持ちに戸惑ってる時がある。


観音さんは、ここはやっぱりプティの心と体のバランスをとってやらないと

いけないと思った。

お互いのより良い性生活のために。


観音さんはプティを自分の前に座らせて、性について教え始めた。

なんで、僕は女の子にこんなこと語ってるんだって自己嫌悪に陥りながら・・・。


そのことにわずかでも興味を抱いていたプティは観音さんの説明を

よく聞いて少しづつ理解していった。


観音さんは、プティに基本的なことは教えた。

あとは実戦あるのみ・・・。


だけど・・・観音さんはその勇気が出なかった、情けない話・・・。

せっかく自己嫌悪にまでなってプティに性のなんたるかを教えたのに・・・。

意味ないじゃん。


プティも観音さんが自分を求めてこないのは自分を大切に思ってくれてる

のかなって漠然と思っていた。


とぅ〜び〜にんて乳。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る