第29話 リンを宥める?

「~~~(怒)」


 アスの言葉を聞いていたリンが、思いっ切り怒りの表情を見せている!?

 俺はアスに言葉を掛ける前に、リンのなだめから入る。


「……リン」

「今回は我慢してくれ!」


「ゲルが六体も居たから仕方ないだろう……俺の剣攻撃や、アスの単体攻撃魔法だけでは、絶対にゲルから反撃を受けるのだから!///」


 俺は宥める表情でリンに話す。

 しかし、リンはしかめっ面で俺に言い始める。


「そんなのは分かっています! スズヤ!!(怒)」

「でも、私の意見を聞かずに勝手に攻撃を始めないで下さい!!(怒)」


「………(汗)」


 アスは、冷や汗を掻いた表情をしている。

 アスも女性だから、リンが俺の事を好きなのは知っているのだろう?


 でも、リンはまだ怒りが収まらないらしく、その表情で俺に言葉を続ける。


「良いですか。スズヤ!(怒)」

「今度からはと、私にも話しを振って下さい!!(怒)」


「それに、ゲルならピストルでも倒せます!(怒)」

「私を其処らの白魔法使いと、同じ扱いをしないで下さい!!(怒)」


 リンがご立腹だ!(汗)

 リンは感情的な女性では無いはずだが、だけは人の倍以上焼く!?///


 リンの中では、アスの大活躍を見た俺が、アスへ興味を持ったと勝手に感じているのだろう。

 アスも美少女だが、愛の告白を貰っているのはだけで有る///


 リンは活発的な性格で有るが、俺にはこれ位が丁度良い!?

 その時……俺が有る事を思い付く!


(そうだ……これをやってみるか///)

(リンは俺をベタ惚れしているから、問題は無いだろう?///)


『スッ……』


 俺は困った微笑み表情をしながら、リンの方に近付き……リンの方にキスをする。


『チュッ』


「……!?//////」


 リンは前触れも無く、俺に突然頬へキスをされるのだから、頬染めた見開いた表情をする。

 その後。リンは『この馬鹿…///』の表情で、俺に話し始める。


「いっ、行き成り何をするんですか。スズヤ!//////」


「……お詫びのキスだよ。リン///」

「それとも、口の方が良かったか!?///」


「~~~//////」


『ぷいっ』


「…………」


 リンは俺の言葉で、茹でだこのように顔を真っ赤にさせる。

 だがその時。アスは困った表情で顔を背けていた。


 リンは恥ずかしがった表情で、俺に話し始める。


「……こっ、今回はそれで許してあげます。スズヤ!//////」

「でも、今度からはと守って下さいね//////」


「そうでなければ……今度はキス以上のを求めますからね!//////」

「スズヤ//////」


(キス以上…?)

(まさか、リンと青姦あおかんでもしろと……)


(そんな事をしたら、リンので魔物を呼び寄せるだろう!??///)

(その前にアスが容赦なく、俺とリンに向けてストッレアエルツを唱えそう!!///)


 ……


『死ね!』

『このバカップル!!』


『こんなアホ達。仲間なんかに要らない!』

『私一人でも、魔王を倒してみせる!!///』


 とアスは、怒った表情で言った後。俺とリンに向けて『ストッレアエルツ』を唱えられて、俺とリンは青姦をしながら同時に炎上して、激しい愛と炎をに包まれながら……物語は終わる……


(実質。アスの魔力が無限大なら、アスだけで魔王は倒せるからな…///)

(アスの性格上。俺やリンが知らない攻撃魔法も絶対持っている筈だし!)


 俺たち三人は情報の共有をしているが、それは必ずしも100%では無い。

 リンやアスの魔法だって、本人が確実に唱えられる物だけを申告している筈だから、俺が知らない魔法をリンやアスは持っている筈だ。


 俺だって……リンやアスに言っていない事も有るから///

 リンが目を細めながら、俺に話し始める。


「……もしかしてスズヤ。想像しています?」

「私とのキス以上の行為を……///」


「!」

「あっ、いや、少し考え事をしていてな!///」


「今度からと、リンの意見を聞いたり求めるから、今回はこれで許してくれ。リン///」


「はい……分かりました。スズヤ///」

「今回はこれで、許してあげます……///」


「………(怒)」


 リンは困った微笑み表情で俺に話す。

 リンの方の機嫌は直ったが……今度は、アスの方が不機嫌な顔をしていた!?


 ……


 アスの方は何故かリンが宥めて、俺たち三人はバリックペペン向けて歩き始める。

 アスは俺に告白はしていないのだが、俺とリンのを見て嫉妬心を見せたのだろう。多分……


 その後も、魔物と数回遭遇をするが、最初のゲルの様に集団では現われず、多くても三匹程度のゲルや大鼠、大型油虫ゴキブリで有った。

 この程度の魔物だとでも十分倒せるから、リンの活躍場面を作る為に、俺はリンに積極的にピストルでの攻撃指示を出した。←予備の弾を十分に用意しているそうだ!


 リンの方も俺に良い場面を見せられるから(?)、毎回喜んで魔物に向けてピストルを撃っていた!?

 アスの方も『ブランド』等の魔力消費が少ない攻撃魔法で攻撃をさせて、アスの方も不満にさせない様にする?←リンは焼きもち。アスは活躍の場が無いと拗ねる!


 お陰で俺のが出る場面は全く無く、通常剣状態ばかりで魔物を倒す。

 バランスが良いのか悪いのか、良く分からないパーティーで有るが……間もなくバリックペペンに到着で有った……

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