第14ー2話:茶屋で茶番劇
「ふぅ~。」
こん
いいタイミングでししおどし。ありがとうございます。
「で?括弧までつけて演出を強調したい奉行所は作者の仕業か?」
えぇ~?システムさんじゃないの~?だってぇ、システムさんアレだし~。
「そうか。作者の仕業か。・・・こいつどうするんだ?」
と言いながらこげこげで砂ぼこりまみれの曲男を蔑んで眺めています。
「あのな、作者。」
えっ。なんに?私の仕業じゃないって言ったことがそんなに気に食わない?
「・・・いや。それもあるが。俺は例のチャラ男の事を蔑んでいる。」
あらそう。私も蔑んでます。
「・・・無論。こいつに対してもな。」
と言いながら、燐無さんを指す。
「ん?なに?人を指で指すのはよくないよ。」
燐無さんは反応しながらも、秒で外郎をたいらげていく。
「食べすぎだろ。」
でも良くない?"ゴハンをたべてゆめをみて"的な感じで。
「微妙に賛同しかねる。」
えっ。どっち?
「まぁ、あの阿呆じみた行動をする為に偏りのあるエネルギーを必要としているとでも仮説を立てておくか。」
へぇ。いいなー。そんな人に作者はなりたい。
「やめろ。面倒が増える。」
冗談!比喩!
「にしても、そんな生態系の人間なんて、文具連合王国にいたかどうか・・・。」
者男。そっちも大事だけど、あっちも大事。
「やめられない、とめられない、ういろー!」
「そうだな。」
さぁ、共に燐無さんの元へ。(といっても、そんなに遠い訳ではないけども。)
・・・
「
外郎ちょーだい。
「気分次第。」
やる気ないな。じゃあ、曲男を起こす会議始めるね。
「私は、ビンタがいいと思う!」
急に飛び付いてきた・・・。
「やはり、傷が付かない方がいいな。」
者男まで。傷が付かないって。無理ゲーじゃない・
「えぇ~。いいじゃんか。傷一つくらい。」
いやいやさすがに。
「じゃ、曲男狙って、Let's テラトンパンチ!」
テク(ニカルファウル)。
「スタンガンとかはどうだ?」
傷は付かないけどさ・・・。
「電気ショックだ。(ドヤ)」
ドヤ顔するな。
「とりま、アドレナリンかます?」
「免許持っていないのに医療行為はまずいぞ。」
う~ん。曲男のことだから白雪姫方式で目覚めそう。
「「・・・。」」
そんな目で見るな!
「「却下。」」
はいすみませんでした。
「第一に、どうやったらそんな発想ができるの?」
「作者・・・。白雪姫の威厳だけは守ってやってくれ。」
ちょっ。ねぇ。なんとなくだって。
「じゃあ、摩擦で・・・。」
者男、消しゴム流はよく分かったから。
「う~ん。よく寝た♪」
起き方が乙女・・・。
「Good morning♪作者さん♪」
うげっ。なんで英語表記な訳?
「個性♪」
いや、関係ないと思う。
「で、ここは・・・?」
おっ、記憶が。(この調子で変態も治ってくれたら・・・)
「スゲー♪姫ばっかりだ♪」
・・・あぁ。悪化したかも。
「ねぇ、曲男。」
「なに?」
燐無さん、不審者に話し掛けたらだめだよ。ほら、いかのおすし。
「いいから。で、次はどの属性でやられたいのかな?」
来たわ。無邪気スマイル。
「えっ?それはどういうことかな・・・?」
すると突然、曲男の脳裏に今までの記憶がよみがえってくる。
「・・・いや。オレは世界のヒーロー♪同じ過ちは繰り返さない♪」
おう。拒否ったな。
「いつまで茶番をやっておくつもりだ。」
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