第9話:問題しかない問題ない出会い

・・・何かいつの間にか大きい影が現れて、おふたりさんが攻撃態勢に入っていました。


「もー、怖いってば♪」


「何の用だ。」


「急に話し掛けてくるなんて。私、こんな変人見たことも会ったこともないよ。」


「こんなカワイイ女の子が冷たい言葉を投げつけるなんて・・・。カワイイーぞ♪」


「・・・。なにこの人。やばい、冷や汗が・・・。」


「警察、呼ぶか?」


うん。その方がいいと思う。


「えっ、ねぇ、ちょっとー♪」


あら、大きい影が者男のウォッチに手をかける。


「おい!勝手に触れるな!」




▶人物認識サポートプログラム


「何だこれ?」


▶対象人物の情報を特定しています・・・


こんな機能あったっけ?


「作者さんが知らないって・・・。」


「まぁ便利なのに違いはない。」


▶特定が完了しました


曲男キョクナン 17歳 消しゴム自治国アーチ区 在住


「俺と同い年か。」


者男って、17だったの!?


(*サブ作者がわがまま言って、17してもらいました。)


「俺の家で盗聴した時に成人がうんぬんかんぬん言ってただろ。」


あぁー。そういえば・・・。


▶マイ文具 アーチ消しゴムMブラック

 文具武術 我流


「我流、ね。・・・ちょっとよく分からないけど。」


▶父 サラリーマン 母 専業主婦  対象は家出中


「え!?家出してんの?」


*家庭の事情ですか・・・?


▶夜遊びを繰り返し、何回も警察に相談があったそうです。


「オレ、何も悪いことしてないよ♪」


だってさ、サブ作者さん。


*・・・心配して損したな。


「じゃあ、警察にも通報したことだし、行くぞ。」


「おーけー!」


れっつらごー。



「えっ。ちょ、待てよ♪オレは?オレのことは?」


「何言ってんの?今残った事実は、『変な人にからまれた』っていうだけなんだから。それが警察に伝わるだけであって、何も変わらないよ。」


スタスタスタ・・・


と曲男とかいう大きな影から足早に立ち去るふたり。(もちろん作者も)










「もー。何なのー?あの青年アーンド少女は。」




ウゥー


「やっべ♪警ちゃんじゃん♪」



シュタッ













「ここか。通報の場所は。」


「犯人はいなさそうだな。」

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