第2-1話:世界解説
ということで、王室の感想を言わないといけないので、言うんですけど。
「お前、迷子になるの好きなタイプか?」
「いやいやいや、普通は興味があったら、気が済むまで一生離れないでしょ!」
「言ってる意味がよく分からん。」
「あっ。今否定したね?刺すよ?いいの?」
この状態で言うのが作者なので。どっかの雑貨屋に負けず劣らずの文具量でした。
「うわー。刺されていいんだー。」
「・・・面倒くさ。」
「もう!静まれい!わし、激おこぷんぷん丸じゃぞ♪」
・・・いきなり王様のギャル化事件。
「王様、それ以上はやめてください。黒歴史になってしまいます。」
者男、何てことを国王に物申してるんです!?
「まあ、そこらへんは大丈Vじゃし。ともかく燐無とか言う小童と壁の向こう側の者達にこの国の解説をしないとな。」
小童って・・・。
「おいひー。」
「お前な、人が話してる時に食べ物食べるか?」
「うん。」
いや、素直に答えるかね。
「で、聞いとんのかのー?」
「もちのろん!えっと、文具の国で、だいたい平和なんでしょ?」
・・・。
「まだ王様は何も言ってないが。」
・・・(何なのこの何とも言えない雰囲気は)。
「はい、ということで、解説いくぞ〜!」
で、すぐさま者男が補助を。
「ともかく、この国を、『
ほうほう・・・。
「で、この文連の中には、各文具ごとに自治国があり、その自治国の中には、品種ごとに自治区がある。」
「例えば、消しゴム自治国、MONO区だな。あと、文具を地方ごとにカテゴライズしている。」
「それでの、この者男くんの父はのぉ、MONO区の区長さんをしておっとっての。」
へぇ。明らかなお世辞をここで言うとは。
「ふ〜ん。そうゆうのいいから次。」
即刻スルー・・・。
「で、まあ、この文連の偉い者は、このわしらステーショナリー王族じゃ。今んとこは、わしが1番じゃい。」
「それでだ。何でこの国がこんなに豊かかはな、昔っから持続可能な社会づくりをしていたからだ。」
「大体、どの国も科学はすごいが、鉛筆自治国はずば抜けとるの。あそこは、科学特区とかいう人工島があるしの。」
人工島か・・・。多分、文連さんのことだから、環境破壊は気持ち良くないでしょうね。
「他には?」
燐無さん、ナイス質問。
「あと〜?なんかあったっけ?者男くん?」
「いや文具連合王国の国王がこれで大丈夫なのか。」
この国、大丈夫なのが逆にすごく思えてきたよ。大丈夫?
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