第13話初代先導者アマンダ・カーライト
惑星θだい62代総長であるアマンダ・カーライトは、甲殻型惑星入植後、θ星人の初代先導者になった。
人工冬眠装置で、6,700年もの年月から蘇った多くの人々は、筋肉や消化器官や言語能力の復旧などに半年近く装置の助けが必要だった。
中には装置から起き上がるのに1年の以上かかる人もいた。
6,700年の人工冬眠に入った、たくさんの命を守るために、3,000名の医療班が永遠の眠りを支え続けた。
10年交代で人工冬眠装置のメンテナンスを買って出てくれた3,000名の医療班の人々は老齢になっていた。
人工惑星での生物循環が完全に機能するまで100年の年月を経て、紀元節の日が訪れた。
地上50mにアマンダの立体映像が全域に見えるように空中に何体も映し出されると、各地から喝采が鳴り響いた。
歓声が収まるまでしばらくまって、やがて鳴り止むとアマンダが語りかけると、アマンダの立体画像は同時に各言語で語りかけた。
『みなさん、100年の試練を共に過ごしました。惑星の紀元節します!』と、アマンダ
各地から喝采が鳴り響き、轟いた。
『この宇宙は我々以外の文明は滅ぶ寸前です。』と、アマンダが悲しい表情で話す。
各地静まりかえる。
『この100年.私達は滅びゆく種族を体感する旅をしました。そこでは種族の容姿や言語や宗教の違いから他者を迫害する者、富への執着を捨てられない種族や支配欲を捨てられない種族や敬う気持ちを持てない種族や惨忍な考え方を改められない種族や数多くの惨事を目の当たりにしてきました。』と、画像を説明するアマンダ
『この宇宙は憎しみで満ちています。』と、アマンダ
『愛は全てを解決することができます。』両手を広げて話しかけるアマンダ
『惑星に愛を満たしましょう!』と、アマンダ
すると、各地から拍手、喝采が沸き起こり、鳴り止まなかった。
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