第10話漆黒の甲殻型惑星の内部
何重にも分厚い層で覆われた惑星心臓部から直径1,000mの太い柱が2方向に外殻へ伸びていて、地面から見上げると遥か彼方まで柱が続き、惑星心臓部まで遥か10,000km天井まで続く柱の表面はごつごつした岩で覆われている。
惑星は300kmにおよぶ、分厚い甲殻に守られている。
甲殻の内側に人工重力を発生させていた。
太い柱のある地域は、北極や南極の極寒の地域で9,000m級の山岳地帯があり、海岸まで続く厚さ3,000mの氷の層に覆われていて、氷山から溶けだした冷水は深海へ流れ込み、深層海流を発生させている。
熱帯雨林地帯の雨水は川から海まで長距離を流れ、森林地帯から流れ出た養分は、河口から海に流れ込み、栄養豊かな海には、植物連鎖が起こり、多種多様な海洋生物に満ちあふれている。
大昔の惑星θの自然環境を再現されている。
広大な恐竜保護地区もある。
見上げると空には雲が流れている。
それ以上遠く10,000km先の人工惑星コアまで目視出来ない。
人工太陽は昼と夜を再現している。
人工惑星内部という条件では、昔、惑星θをとりまく星系であった、3連星を、人工太陽で再現することはできなかった。
太陽崇拝から3連星を種族の旗印としているθ星人にとって、3連星の星系は憧れだった。
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