第8話第二章の幕開け
『第二章の幕開けね。』アマンダは、ピーターと私に向かって話しかけた。
超磁場シールド実装した銀河連邦時間・36時間後には、ヴィルス種族の革新派と保守派は、一時休戦協定をして、銀河連邦中の多くの種族を引き連れて、漆黒の甲殻型惑星が浮かぶ宇宙空間に、何万隻もの艦隊で包囲していた。
まるで、スズメバチの巣をつついたような光景だった。
漆黒の甲殻型惑星の表面は波打つ液体に覆われているように見える。
「銀河連邦違反を確認した…ただちにシールドを解除しなさい。…応じなければ、銀河連邦の危険因子として排除する。」アマンダが居る機密室に、ヴィルス種族の銀河連邦議長の3D立体画像が現れ、警告している。
『ヴィルス種族は相変わらずね。』と、アマンダ
「銀河連邦に報告もなしに技術開発してはならないはずではないか?」と、銀河連邦議長
『銀河連邦という名の略奪集団には加担しないと、先代からの教えを守っています。』と、アマンダ
「銀河連邦を侮辱するのか?」激高する銀河連邦議長
『銀河連邦を食い物にしたヴィルス種族のいいなりにはなりません。』と、アマンダ
「シールド解除に応じるつもりがあるのか、ないのか、どちらだ?」と、銀河連邦議長
『シールド解除しません!』と、アマンダ
「θ星人は、取り返しのつかないことをしたな!」銀河連邦議長が吐き捨てるように言い終えると、画像処理が消えた。
しばらくすると、何万隻もの艦隊からプラズマ包の一斉射撃を開始した。
あまりにも眩しいので、とても直視することはできなかった。
虹色に輝く液体に覆われたような甲殻型惑星が宇宙空間に浮かび上がった。
それから直ぐ第二弾の一斉射撃が虹色に輝く甲殻型惑星に向けられた。
3発、4発と続けられた…一斉射撃が終わり、静まりかえっている。
虹色に輝く波打つ液体のようなものに覆われた甲殻型惑星の表面は時間が経つと、漆黒の波打つ液体にみえる表面に戻った。
その後、中性子爆弾を使用したり色々試しても漆黒の波打つシールドが破られることは、なかった。
『銀河連邦と争うつもりのないことをどうか、理解してください。』アマンダはオープンチャンネルで銀河中に一斉送信した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます