茶々(淀殿)

「…負けちゃったわね、秀頼」

「………そうですね」

「…………………………………」

「秀頼、淀!」

秀吉が叫んだ。

「父上!」

秀頼は幼い子供のように秀吉の元へ駆けつけた。

「…殿下…」

淀殿は乗っていない。

「…淀?」

思い出したのだ。

秀吉が母のお市、父の長政、兄の万福丸、義父の勝家の仇だということを。

「淀…」

お市の声が聞こえる。とても悲しそうだ。

「母上っ…ううっ…」

結局、数日後秀吉と淀は仲直りするが、それまでは淀はお市と長政に泣きついている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

天での会話 額田兼続 @Nekofuwa-jarashi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ