ゆめを見るまる。

まる。

第1話 アザラシ、ころん

みなさんはその日見た夢を覚えていますか。

朝起きたら忘れてしまっている人もいれば、薄ら覚えているような人もいるのではないでしょうか。いっとき忘れないうちに見た夢をノートに書くようにすると、話のネタになって面白いし頭がすっきりするとテレビで見たことがあります。

私はよく夢を見るタイプでもありますし、はっきり覚えていて何年も前に見た夢をたまにふと思い出したりします。

小学生の頃に「今日夢見たー?」って聞いてくる友達はいましたか?いたらそれは私かもしれません。変な夢を見たりおかしな夢を見るとすぐ話したくなってしまうのです。その中でもこれは誰も見たことないだろ〜って思うと、ニヤニヤした顔を抑えて友達に話していました。友達は優しいから快く聴いてくれて満足していました。家族に話すとサラッと受け流されてしまうので、夢の価値を落とさないためにもなるべく言わないようにしています。

タイトルにもある通り私は人生で初めて、アザラシが夢に出てきました。(拍手)

それも海遊館に売っているぬいぐるみのような見た目でした。抱き心地の良さそうなサイズのアザラシでした。つぶらな瞳のアザラシと氷の上で同じように寝っ転がっているパジャマを来た私。空は青く澄んでいて冷たいはずの氷にころころと寝そべっていました。会話はせず心の中で可愛いって呟いている自分と「アザラシって冷たいのかな」っていう好奇心でアザラシに人差し指でチョンとちょっかいを出しました。アザラシは嫌がることもなくころんっと転がりまた何を考える訳でもなくのほほんとしていました。人差し指で触った感じだと冷たくはなく、見た目通りツルツルしていました。いつか現実の世界で触って確かめたいですね。

ネットで「アザラシを触る夢」と調べたら思っていたより検索の件数が少なく、夢診断の結果はどうであれレアな夢を見たんだと嬉しくなりました。今日は心がぽっと温かくなるような飲み物を飲んで寝たいと思います。おやすみなさい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゆめを見るまる。 まる。 @tototo23

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ