第9話 進路を知る

 シアナがペトラ、アトラと三人で行動するようにし始めた当初はカミナシの部屋へ行く回数が減ると想定していたが、あまり変化はなかった。

 というのも、行動するメンバーが固定化されたことにより判明した共通の行きたい場所の1つが、カミナシのいる学院内で頻繁に行われている剣術と魔術の公開訓練だったからである。


 学院は生活する上で必要な教養を学ぶ場であると同時に、この世界をクリアすることのできる人材を発見・育成するための機関である。

 そのため、実技内容を一般公開することで剣術・魔術に対しての関心を高め、入学後の能力向上を促す狙いがあることをシアナはカミナシから聞いていた。

 シアナ達はシアナが最年少で4歳、最年長でもペトラで6歳と学院入学にはまだ幼いが、元々学院の生徒全体が広い年齢層であるため、特に浮いて目をつけられることもなく過ごせるのも三人には心地良い場所であった。


 シアナが素質の件でがあるためカミナシを訪れる必要があることは三人の中で周知されていたため、シアナ以外が関心の低い剣術時間に部屋を訪れるのはそう難しいことではなかった。


『視線を感じる?いつからですか?』

『転生してすぐのころからずっとです。見られている感じだけで特に何もなかったので放置していたんですが、最近視線が強くなったような気がしまして』

『どういった時に感じますか?』

『特定の時に感じるようなものではないと言いますか、監視の類とは違う気がするんです。

 私を見ていながら私を見ていない……変な表現になりますが、まるで私を通して他の何かを見ているような視線なんです』


 カミナシは顎に手を当てて暫く考えこんでいたが、やがて顔を上げひとつ頷くと魔術を用いて誰かに話し掛ける。


「——ええ、では私の部屋へ来るよう伝えてください」

『今のは通信用の魔術ですか?』

『風属性の直管声ダイレクト・ボイスという魔術です。相手の位置が分からなければ使えない上に魔力消費量も多いので、あまり汎用性は高くありませんけどね』

『携帯電話のような物は無いんですか?』

『あるにはありますが、とても希少な物資なので個人分を確保できるほど採れていないのです』


 シアナが詳細を訊く前に部屋のドアがノックされ、会話が中断となる。

 カミナシが応答すると、190センチはありそうな騎士がきびきびとした動作で入室し、片手で腰に提げた剣の鞘を掴み、もう片方の手で作った握りこぶしで胸を叩く騎士式の一礼をした。


「早かったですね、シヴェルズ。まだ何分も経っていませんが」

「はて、何か別件でお呼びの用事がありましたかな?ワシはただ報告事があったので伺ったのですが」

「いえ、そういうことでしたら先に報告を聞きましょう」


 シヴェルズはカミナシの前に進み出ると一瞬シアナへ視線を向けたが、すぐに戻しカミナシへ紙束を差し出し報告を始めた。

 シアナはあまり聞かない方が良いだろうと半分聞き流しながら彼の体躯を観察する。


 年齢は初老に差し掛かろうかというところだが、その背筋はピンと伸び年齢の重なりを感じさせない。

 身体を包む鎧はサイズが合っていないようには見えないが、それでもなお内部から弾き飛ばさんばかりにバンプアップされた筋肉の圧力を感じる。シアナはこれほどまでに歳に似合わぬ体格の者はいないだろうと考えた。

 流石に銀色の髪と顔には年相応に白髪や皺が見えるが、それでも灰青色の眼光は強く、普段にやけた表情ばかりのギルベルトに見習ってほしいとシアナはため息をつきたくなった。


「——報告は以上です。さて、何かワシに頼み事があるようなことを申されていましたが」

「えぇ、実は少しあなたの眼を借りたいのです」

「眼、ですか。それは構いませんが……人払いをしてもらわねば受けるのは難しいですな」


 シヴェルズは明言を避けたが、状況的にそれがシアナを退室させるという意味なのは誰が聞いても明らかであった。

 しかしカミナシはその申し出を却下する。


「いいえ、頼み事はその子が関係していますのでそれはできません。

 それに、秘匿性に関しては問題ありませんよ。その子も我々と同じですから」


 会話の内容とカミナシからの目配せから意図を汲み取ったシアナは魔眼へ魔力を流し込みシヴェルズを見上げる。シアナの右眼に開いた魔眼を見て驚きの表情を見せたシヴェルズは膝を着くと、シアナへ軽く頭を下げて謝罪した。


「申し訳なかったお嬢さん。見ず知らずの相手がいる状態で魔眼を使用するのは避けるべきなのでね」

「いいえ、正しい判断だと思いますので気にしてません」

「そう言ってもらえると助かるよ。

 ワシはシヴェルズ・バックル。アスレイ王国軍騎士団長を務めている。よろしくな、えぇと……」

「シアナ・ウォーベルです。こちらこそよろしくお願いします」


 六大国それぞれには「軍」と呼ばれる保有戦力組織が存在し、魔物の討伐や他国からの侵攻などの有事の際に動員される。軍は国家の力の象徴であり憧れの職種でもあるため、将来の就職先の希望を採ればまっ先に選択肢に上がる候補の1つである。

 シアナが自己紹介を返しながら差し出された手を握ると、シヴェルズは「そうか、君が」と呟いてカミナシに向き直る。


「それで、ワシに頼みたい事とは何ですかな?カミナシ様」

「あなたの『遠視の魔眼』で周囲に不審な目が無いか探ってほしいのです」

「不審な目?学院の結界内であればカミナシ様の方がよくご存じなのではありませんかな」

「私の結界内であるが故に油断から見逃している可能性があるのです。魔眼の視界内であればあなたの方が状況把握性能は上でしょう」

「そういうことでしたら……少々失礼いたします」


 シヴェルズが魔眼を開くと白目が黄色に、灰青色の瞳が茶色に変化した。そのまま数分間視点を動かしていたシヴェルズが再度口を開くまで室内は静寂に包まれていた。


「眼が届く範囲はくまなく見ましたが、特に不審な存在は見られませんでしたな」

「そうですか、分かりました。ありがとう」

「ではワシはこれで。シアナ嬢、ギルベルトによろしくな」

「あ、はい。ありがとうございました」


 シヴェルズの退室後、カミナシから目配せを受けてシアナは再度気配を探るが、依然として不可解な視線は消えていなかった。


『駄目ですね。変わりありません』

『そうですか……これでも分からないとなると、現状すぐさま知る術はありませんね。

 時間はかかりますが手立てを探ってみますので、今しばらく我慢してくれませんか?』

『えぇ、もちろんです。ありがとうございます』

『知らないと言っていたのでしょう?それでいいのかと文句はありますが、ないものねだりをしても仕方ありませんからね。

 それよりも、あなたはそろそろ戻った方が良いのでは?』

『そう、ですね。そろそろ魔術の公開訓練も始まるでしょうし、私はこれで失礼します』


 カミナシに一礼してから部屋を後にし、公開訓練が行われている修錬場に移動すると、シアナの推測通り丁度魔術の公開訓練が始まったところであった。中世に存在したコロッセウムのように中央に円形状のステージがあり、間を空けて周囲をぐるりと囲うように

 ペトラとアトラを見つけてその横に腰掛けると、シアナの顔を見た二人が心配を滲ませた表情で口を開いた。


「おかえり……ってシア、どうしたの?」

「なんだか疲れた顔だよ?」

「ただいま戻りました。身体的なものではなく精神的なものなので大丈夫です」


 シアナの言葉は強がりではなく、実際にカミナシの魔眼で異常が無いか内部を視てもらったための疲労であったが、それを説明するほどの余裕はなかった。しかし感覚的に妹の心情を察したペトラの機転によりそれ以上の追及はなく、シアナは頭痛の種を増やさずに済んだの僥倖だっただろう。


「シア辛そうだけどいいの?」

「大丈夫だと思う。本当に辛い時は言ってくれるでしょ」


 3人で行動するようになった際、互いに遠慮しないようにとお互い敬語はなしという結論が彼女らの中で下された。

 加えて年齢的にもシアナとアトラ、ペトラと1つずつしか違わないため敬称もやめようという流れになりかけたが、家族での上下関係はしっかりとした方が良いというシアナの頑固な反抗により基本的に敬語・敬称は無し。但しシアナからペトラに対しては絶対に遠慮をしないという条件つきで敬語維持となっていた。


 そうしているうちに訓練は進み、ひと区切りがついたところで指導希望者へ前に集まるよう声が掛かる。


「わたし行ってくるね」

「あ、ボクも。シアはどうする?」

「私は……今日はいいや。見てるだけにする」

「そう?無理はしないでね」


 シアナに対し申し訳なさそうにしながらも楽しみに顔を綻ばせながら階段を下りていく二人を見送り、シアナは物思いに耽る。


 結果論であるが、今回カミナシとシヴェルズの協力を煽って得られたのは”得体の知れない視線の正体も見られている手段も分からない”という状態だった。カミナシの協力的な姿勢の手前口には出さなかったが、知識欲に侵されているシアナにとって0を1の状態にもっていけなかったのはかなり精神的ダメージが大きく、時間がほしいと言われた時には思わず今すぐやってくれと口から零れそうになったのは彼女の心奥に仕舞われた秘密である。


「それにしてもカミナシさんでも分からないなんて、私はどういう状態におかれているんだろう……」

「おい」


 思考の海にダイブするシアナは最初その声が自身に向けられたものだと気付かなかった。魔術の着弾音で修錬場全体が少々騒がしかったのもあるが、先日男子グループと交流を絶った自分に話し掛けてくる知り合いの男子はいないと思い込んでいたためである。


「カミナシさんは他の手立てを探るって言ってくれたけど、眼を使っても見つけられなかったものをどうやって捉えるつもりんだろう?

 そもそもレフや観測者から存在を隠すなんて可能なの?」

「おい、お前」


 しかしさすがに肩を掴みながら再度呼び掛けられれば気付くもので、引かれる力の方向に向けたシアナの視界には、声と同じく記憶にないながらもどこか見覚えのある顔立ちの少年が立っていた。

 背丈はシアナとほぼ同じ。短く切り揃えられた銀髪に灰青色の目、少し吊り上がった眉からは強気な印象を受けられる。


「無視するな」

「何かご用ですか?」

「お前、よく剣術の指導を受けているな?」

「えぇ、まぁ」

「今日は何故いなかった」


 自己紹介を省いた乱暴な質問に対してシアナが最初に浮かべた回答は「まずあなたは誰ですか?」だったが、初対面の相手に喧嘩腰なのはどうなのかと考え直し、慎重に言葉を選んで返答する。


「今日はちょっと用事があったので間に合わなかったんです。

 ところで、どちら様でしょうか?初めましてですよね」

「なっ……僕を知らないのか?本気で言っているのか?」

「そうですが……何か問題ですか?」


 シアナの言葉に信じられないという風に目を見開いた少年は咳払いをすると騎士式の礼の構えで名乗りを上げた。


「僕はアスレイ王国軍騎士団長シヴェルズ・バックルが長男、レオ・バックルだ。

 父親の上司の息子の名前くらい覚えておけ、シアナ・ウォーベル!」

「そんな無茶な……というか、私に何の用ですか?」


 シアナの脳裏に先程言葉を交わした騎士の顔が浮かぶ。親子でこれほどまでに違うのかと呆れながらシアナが問い直すと、レオはよく訊いたと言わんばかりにビシリとシアナを指差しながら先程よりも声を大きくしながら言い放つ。


「公開訓練に来た時はいつも魔術と剣術両方に参加しているだろう。僕は何か1つを極めず他のものに目移りする奴が嫌いなんだ。美しくないからな。

 自身を高めるのならば、最も向いているものを極限まで研ぎ澄ませて高みを目指すべきだ!」

「つまり、私も魔術か剣術どちらかに絞って訓練すべきだと?」

「母親と姉も魔術に秀でているのだからお前も女らしく魔術を極めれば良いだろう」


 レオの主張は一理あったが、最後の一言がシアナの琴線を突き刺した。転生してから遭遇すると思っていなかった昭和のような言い回しに新たな頭痛の種を感じたシアナは、肺の中の空気を全て深いため息として吐き出した。


「残念ですが、あなたとは価値観を共有できないようです」

「どういう意味だ?」

「あなたの主張では剣術と魔術を戦う手段として捉えているようですが、それなら一つを極めるよりも両方を訓練して様々な状況に対応できるようにした方が良いんじゃありませんか?

 私達のように子供のうちは特にそうだと思いますが」

「僕はそんな中途半端な努力は認めない!」


 近くに座っていた人々からの視線が刺さるのを感じながらシアナはレオに反論していく。理論的にレオの意見を否定していくシアナに対してレオは自身の美観のみで持論を押しつけようとする。二人の言論がどちらに傾いているのかは誰の目にも明らかであった。

 しかし思春期故かはたまた彼自身の闘争心か、レオは決して意見を曲げずにシアナに食らい付こうとし続けた。


「——まだ続けるつもりですか?」

「当り前だ。僕は間違っていない」


 レオのあまりの頑固さに頭を抱えたくなるシアナだが、どちらも机上の空論をぶつけるしかない現状において決着をつけるのは難しいと判断し、妥協案を提案する。


「ではこうしましょう。私は剣術と魔術、レオさんは剣術のみで訓練を積み、互いに成人するまでにどちらが上になるかを競うんです。

 そうすれば結果がはっきり出ますし、これ以上言い争う必要もなくなるでしょう」


 シアナが周囲へ視線を投げかけながら言うと、そこでレオも注意を引いていたことに気付いたようで、ハッとした様子で見まわした。そうしてシアナの考えをおおおよそ察したレオは苦々しく頷き、二人はそのまま隣り合って腰掛けた。


「僕は絶対間違っていない。お前のような半端者には絶対負けないからな」

「私だって負けるつもりはありませんよ」


 言い争いをやめてもひりついた空気を醸し出すシアナとレオの肩に後ろから手が置かれ、陽気な声が掛かる。


「なーに辛気臭い顔してんだよ、二人とも」

「ギ、ギルベルト殿!」

「父様、ここで何を?」

「何ってお前な、剣術の公開訓練指導に決まってるだろ。まったく……オレが指導に来た時に限って参加してないんだからなぁ」


 ポンと肩を叩く手や向けられる言葉に自分を責める気持ちがないことを理解しているシアナは苦笑しながら受け流していたが、言葉の端々に流し見るギルベルトの視線が自分とレオに向いていないことに気付いた。辿った先を見つけたシアナは肩に置かれた手を抓り上げる。


「いててて、何すんだよシア?」

「学生に色目を使っていたこと、母様に報告してもいいんですよ?」

「それはマジで勘弁してくれ。これも仕事なんだ」

「浮気が仕事ですか。随分と面白い冗談ですね」


 冷ややかな目線と言葉で皮肉られたギルベルトは分かりやすく狼狽し、声が漏れないよう顔を寄せて耳打ちで説明し始める。


「国軍は常に人材を募集している。誰でも務まるというわけではないが、人では大いに越したことはないからな。

 そして国軍の人材補強の半分以上は毎年の学院卒業者だ。

 ここまで言えば頭の良いお前なら後は分かるだろ?」

「手当たり次第にツバ付けて自分目的に国軍へ入るように促そうということですか?」

「いや言い方……まぁ平たく言えばそういうことだ。

 国軍内部に入った後に適材適所へ振り分ければいいしな」

「でも、その思惑をずっと隠しておくのは難しいでしょう。バレて辞めてしまったら元も子もないのでは?」


 シアナがもっともらしい疑問を挙げると、今度はギルベルトが呆れを覗かせた表情を見せる。


「何を言っているんだ。そんな心配はまずないだろ」

「どういうことですか?」

「成人して最初に就いた仕事を生涯続ける。これは常識だろう。

 やむを得ない事情があれば別だが、個人的な理由で選んだ道を捨てるような奴は信用を無くすからな」

「なるほど」


 つまり国軍は常識という概念で半強制的に人材を押し留めるということになる。暴力や脅迫よりは人道的であると言えるが、それでもシアナには懸念点が残っていた。


「能力に見合わない労働を強制させられることはないんですか?」

「絶対にない。騎士の誇りにかけてそれは断言する」

「そうですか。なら私から言うことは何もありません」

「理解してくれてありがとな。でも、他の奴らに言いふらしたりしないでくれよ。レオもな」


 そう言いながらギルベルトが見やると、レオは勢いよく立ち上がり騎士式の礼をする格好でビシリと停止する。


「了解です。代わりと言っては何ですが、いつかまたご指導よろしくお願いします!」

「おう、いつでも来な」


 ギルベルトの快諾に表情を明るくしたレオは踵を返すと修錬場から出て行った。それと入れ替わるように指導を受けていたペトラとアトラが客席に戻って来た。


「あっ、父様!」

「おぉペトラ、アトラちゃんも。お疲れ様」

「こ、こんにちは」

「それじゃあオレは行くな。三人ともまっすぐ家に帰るんだぞ」

「はーい。父様もお仕事頑張ってね!」


 ギルベルトが同僚と見られる大人達と修錬場を去るのを見届けてからシアナ達も帰路につく。

 今日の訓練で上手くできた事を楽しそうに話す二人に相槌を打ちながらシアナはレオとした会話を思い返す。


 二人の持論の証明機会を学院卒業時とし、それまでに10年以上あるが、正直シアナには確実に勝てる自信がなかった。成長期を迎えれば男女の性差によりフィジカルの差はほぼ確実に今よりも広がるが、それまでに魔術をシアナが扱えるようになっている保証はない。

 今回シアナが取ったのはその場しのぎで分の悪い賭けに出るという下策中の下策だったのは本人も自覚しているところではあるが、幸か不幸か時間だけは残っている。


「剣術の訓練をして魔術適正の復活方法を探りながら同時並行で視線の正体を調べる。少しも無駄にする時間はなさそうで大変だな~」


 口にした内容とは裏腹に、シアナが浮かべている表情は希望や期待を示すようなあかるいものであった。



—備忘録 追記項目—

・シヴェルズ・バックル

 レオの父親。

 銀髪灰青眼。

 遠視の魔眼所持。

 オールバックにしている。

 アスレイ国軍騎士団長を務める。

 年齢を感じさせない肉体の完成度を誇る。

・レオ・バックル

 シヴェルズの長男。

 シアナの3つ年上の少年。

 銀髪灰青眼。

 剣術を得意とし、魔術と剣術両方を修めようとしているシアナの姿勢を毛嫌いしている。

・公開訓練

 学院の修錬場で行われる実技内容の指導に国軍を採用し、その様子を公開することで剣術や魔術に対する関心を引き出し、将来的な世界のクリアへ向けた人材育成の第一歩とするミニイベント。

 年齢制限はないため、誰でも参加することができる。

・国軍

 国の保有戦力組織。

 魔物の討伐や他国からの侵攻などの有事の際に動員される。

 国軍は国家の力の象徴であり憧れの職種とされ、就職先の希望で最初に選択肢に上がる第一候補。

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