第二十九話 悪役令嬢復讐を完遂する

「断罪だと!」


 意外な事に、ケルゼン様が私を睨み返して叫びました。馬から転げるように降りると、兜を脱いで放り捨てます。


 そして私に向けて指を突きつけました。金髪を振り乱し、青い目を血走らせた様は,いつぞや私を追放した、あの時の事を思い出す姿でしたね。


「き、貴様に断罪などされる謂れはないわ! この呪われた女め! 貴様などに関わったおかげで私の人生は滅茶苦茶になってしまったのだからな!」


 ……呪われた女とはまた斬新な褒め言葉ですこと。私はちょっと感心しました。この取るに足らない男にも、一つぐらい取り柄があったのですね。


「貴様と婚約などしなければ! 私はウィーチカと結ばれて普通に王になっていたのに! 貴様のお陰で!」


 貴方があの女と出会ったのは私ととっくに婚約した後でしたし、貴方のような無能は王には相応しくないと思いますけどね。


「どこまで私に付きまとうのだ! どこまで私を苦しめれば良いのだ! こんな事ならあの時に修道院ではなく牢獄に送っておくべきだった!」


 牢獄送りにされていたら私は今頃生きてはいませんでしたでしょうが、あの当時にケルゼン様が侯爵令嬢たる私を問答無用で牢獄に送れる権力を持っていたとは思えませんね。


 それ以外にもケルゼン様は好き放題に私を罵倒していましたけど、私は一切の痛痒を感じませんでしたよ。何を言っても今更せんなき事です。


 私は右手をまっすぐに高々とさし上げました。


 すると、亡命貴族とケルゼン様を囲む砦内の帝国軍兵士、ざっと三百名が一斉に銃を構えました。長銃の銃口がピタリと集団に合わせられ、夏の日差しにギラリと輝きます。


「ヒイィいいい!」「ギャァああああ!」「お助けぇえええ!」「お慈悲をぉおおお!」


 亡命貴族達が悲鳴を上げています。馬から転げ落ちる者もいましたね。この時点で失神している者もいたようです。


 もちろんケルゼン様も例外ではありません。尻餅をつき、大きく口を開けてしまっています。最高の間抜けヅラですね。


「わ、私を撃つ気か! カロリーネ!」


「ええ。もちろん。長かったですわ。私がどれほどこの日を待ち望んだことか」


 私はうっとりとした心地で言いました。


 修道院の寒い部屋で、ハーレムの寝台の上で、何度この時を夢見た事でしょう。私を裏切り追放した者ども、特に不実にして無能なこの男に、正義の鉄槌を下す事を、私がどれほど渇望していたことか。


 その宿願が叶う時が来たのです。これほどの喜び、快感がまたとありましょうか?


「さて、言い残すことはありますか? ああ、先ほど散々になにやら吠えていましたね。あれが遺言ということでよろしいでしょう。それでは、ケルゼン様、ご機嫌よう」


「ま、待ってくれ! カロリーネ! すまなかった! 謝る! 謝る故殺さないでくれ!」


 ケルゼン様が悲鳴を上げて命乞いを始めました。先ほどはあれほど強気だった癖に見苦しいこと。


 自然と口角が上がってしまいます。この無様な姿が見られた事で、追放時に味わった屈辱と怒りが溶けて消える思いでしたよ。


 まぁ、全然足りませんでしたけどね。それに、容赦してあげる気も全然ありませんし。


「おーほほほほほ! せめてもの慈悲で苦しまぬように穴だらけにして差し上げますわ! 全身から血を吹き出して死になさいおバカなケルゼン!」


 私は高笑いをしながら右手を振り下ろしました。


「撃て!」


 私は帝国語で兵士に命じました。忠実な兵士は即座に命令に従います。引き金が引かれ、三百丁のフリントロック銃が一斉にガチンと音を立て。


 次の瞬間砦を圧する轟音が鳴り響きました。空気が震え風が起こって私の金髪が大きく靡きます。耳栓をあらかじめしていなかったら耳がおかしくなったでしょうね。


 同時に火薬の煙が砦中に充満し、独特な匂いが広がります。あまりに砲煙が凄かったせいで、しばらくは何も見えなくなったほどです。


 ……噴煙が晴れると、そこには凄惨な光景が広がっていました。亡命貴族達は全員血塗れで倒れ、まだ血がピューピュー吹き出している者もいます。もちろんケルゼン様も原型のない肉塊に……。


 というのは嘘です。


 全員が倒れて、馬でさえもひっくり返っているのは嘘ではありません。ですが、血を流している者はほとんど(中には鼻血を出している者がいましたので無血とは言えません)いません。


 なぜなら、兵士たちが放ったのは空砲だからでした。弾丸が抜いてあったのです。ですから音はすれども弾は飛ばずだったのですよ。


 まぁ、あまりの轟音と爆煙で一人残らず肝を潰して気絶してしまいましたけどね。後で分かりましたが、二人ほどショックで本当に死んでしまった者もいました。まぁ、それは仕方がないでしょう。


 本音では私が幻視したような目に合わせて、皆殺しにしてやりたかったのですけど、ケルゼン様を撃ち殺してしまうと西方諸国を刺激してしまいます。


 それに亡命貴族を皆殺しにすると、彼らの親戚であるローウィン王国やハウンドール王国の貴族にも印象が良くないです。両国と帝国はこれから協力して西方諸国と対決しなければならないのですから、帝国が残虐だなどという印象を持たせる訳にはいきません。


 私は兵士に命じて気絶している亡命貴族を拘束させました。武装解除させ、とりあえず砦の地下牢に投げ込んでおきましょう。後の処置はアルタクス様がお帰りになったら考えるとします。


 ……ですが、私はただ一人、ケルゼン様だけは縛り上げて私の前に引き出させました。鎧を剥ぎ取られ、気絶してだらしなく横たわっています。実に七年か八年ぶりですが、随分太りましたね。昔は容姿だけはそこそこ良かった筈なのですが。


 私は転がるケルゼン様を睨み、ツカツカと近寄ると、思い切りその腹を蹴り付けました。


「ブフォ!」


 鳩尾に入ったからか、それでケルゼン様が目を覚ましました。目を丸くして私を見上げます。


「か、カロリーネ……!」


「私を呼び捨てにするなー! その名を呼んで良いのはこの世にただ一人! アルタクス様だけです!」


 私はもう一度彼の腹を蹴り付けると、転がる彼を追ってゲシゲシと踏み付けるように蹴りまくります。


「よくも! この! 私! を! 蔑ろに! 浮気! とか! 許せない! この! 誰が! 呪われた! ですか! この! 無能! クズ! あんぽんたん! ふざけるな! こっちから! あんたなんて! 願い下げ! よ!」


 叫ぶたびに蹴りを入れます。恨み辛み、怒り苦しみ、そして過去との決別の思いを込めて。それはもう念入りに蹴り転がして差し上げましたよ。


 ケルゼン様はしまいには動かなくなってしまいましたけど、まぁ、死んではいませんでしょう。


「清々しましたわ! もう二度と会うことはありませんでしょう。ですが、もしも再び私の前に現れようものなら、今度こそその首を刎ねてやりますからね!」


 私は最後に思い切りケルゼン様の尻を蹴り上げると、兵士に彼も地下牢に入れるよう指示いたしました。


 こうして、私の復讐は完遂されたのでした。


  ◇◇◇


 この後、亡命貴族達は全員ローウィン王国(この時はもうエルケティア王国になっていましたが)にて牢獄入り処分になりました。劣悪な環境下で何年生きられるかは知りませんけど、一応は生きる事が許されたのです。反逆者に対してとしては随分お優しい処置だと思いますよ。


 ケルゼン様のみは再び修道院送りになり、今度は厳重に監視される事になりました。以前はお父様の温情で修道院で楽な生活を送っていた(だから太ったのでしょう)らしいのですが、今後は一切容赦無く、普通の修道士として扱われる事になりました。


 お父様は亡命貴族とケルゼン様の処分の件で国王陛下と取引をしたようですね。命を奪わぬ代わりに、ベルマイヤーへ正式に位を譲るという契約です。それに応じた国王陛下はベルマイヤーを養子にした上で譲位したのです。


 こうして、ベルマイヤーは正統性(もっとも、神聖帝国が承認するかは分かりませんけど)も得て、正式にエルケティア王朝初代国王となりました。


 ちなみに、ケルゼン様の浮気相手だったあの女ですが、修道院を出たケルゼン様が出した迎えを拒否して修道院から出なかったそうですね。おそらく私に逆らう愚を悟っていたのでしょう。ケルゼン様よりも随分と賢明だったのですね。あの女は。


 こうして、ローウィン亡命政権は完全に駆逐され、国境の不安要素は解消されたのでした。


  ◇◇◇


 私がエルムンドの屋敷で事件の後始末に追われている頃でした。


 ドルトールの街に軍勢が入城してきました。帝国軍の騎馬軍団です。私は首を傾げました。帝国軍はまだ遠い神聖帝国のヴィーリンで戦っている筈です。まだ八月末ですから、アルタクス様の考えていた撤退時期より随分早いです。


 やがて軍勢の将がエルムンドの屋敷に挨拶に来ました。その姿を見て私は驚きます。


「バックーガではありませんか!」


 帝国南方の太守にして、帝国軍屈指の猛将と言われるバックーガでした。熊のような大男で顔は髭で覆われてます。


 ちなみにこの男は、私の側近の一人であるユイッチャーマと結婚していますので、私とは浅からぬ縁があります。投げ飛ばした事もありましたし。


「おお、皇妃様! これは意外なところで!」


 彼は私を見ると豪快に破顔しました。そういう顔をするとなかなか愛嬌があります。


「どうしたのですか? もう撤退して来たのですか? アルタクス様は?」


 私が言うとバックーガはバツが悪そうに頭をかきました。


「いやー、面目ない。実はちょっと負傷しましてな」


 彼はそう言いながら脚を見せました。なるほど、太腿と脛に包帯をしています。


「私はまだ戦えると言ったのですが、皇帝陛下が『新妻を悲しませるわけにはいかんだろう』と仰って、帰還を命ぜられてしまったのです」


 バックーガはいかにも無念そうな顔をしましたね。それは猛将である彼であれば、是非ともヴィーリンにまで攻め上り。真っ先にヴィーリンの城壁を突破しようと考えていたのでしょうから。


 ただ、実際この時のバックーガの怪我は深傷で、無理をすれば脚を切らなければならなくなった可能性もあったという事でした。それでバックーガも納得して、帰還に同意したとの事。彼としても妻に迎えたばかりのユイッチャーマに手も触れずに死ぬ事は避けたかったのだと思われます。


 もっとも、もう負傷から一ヶ月も経ち、治療も上手くいったとの事です。もう馬にも乗れるというのですから心配はいりませんでしょう。


 バックーガは帝国軍の帰還前に退却路の安全を確保するよう命ぜられていました。退路の安全確保に超一流の武将であるバックーガを回すというのはアルタクス様の見識がよく現れています。これなら、私がどうにかしなくても、国境封鎖を企んだケルゼン様達はバックーガによって粉砕されていたでしょうね。


「それで? アルタクス様は? 帝国軍の様子はどうなのです?」


 私が尋ねますと、バックーガは少し渋い顔をしました。


「治療中に前線から聞いた話では、あまり芳しくないという事でしたな」


 実はこの年、神聖帝国領内は夏だというのに驚くほど寒く、雨も多かったのだそうです。街道は泥濘と化し、馬が脚を埋めてしまって進めない程だったとか。攻城用の巨砲を運ぶ牛が進む事が出来ず、やむを得ず放棄して他の部隊のみ進む事になったといいます。


「そしてヴィーリンは最新式の防衛設備を整えているとの事で、苦戦をしているという事でした」


 ……それでもアルタクス様ならなんとかして下さいますでしょうし、それにもしもダメなようなら早めに撤退する決断が出来ると私は信じています。


 バックーガはとりあえず傷を癒しつつ、帝国軍の退路の確保を続けるとの事でした。それなら私は国境での事は彼に任せて帝都に帰るとしましょう。なんだかんだ帝都を出てから一ヶ月以上が経過しています。帝都で政務が山積みになっているでしょうからね。


 私がそうやってバックーガと談笑していた、その時でした。


 少し慌てたように召使の一人が私の方にやって来ました。少し離れたところで平伏すると言います。


「皇妃様に申し上げます。たった今、帝都から使いの者が参りました」


「使い? 誰からですか?」


「ユイッチャーマ様からという事です」


 私とバックーガは顔を見合わせました。ユイッチャーマといえば先程から話題に出ているとおり、このバックーガの妻です。とは言っても名目上結婚したばかりで、まだ一夜も共にしていない筈ですけど。


 既にハーレムを出てバックーガの屋敷に入り、通いで外廷の私の事務所で女性官僚として働いてくれています。頭の回転も良く、度胸も良い私の側近です。


 その彼女から使者が来るとは何事でしょう? もしも帝都で変時が起きたのなら、私への報告は宰相のムルタージャから来る筈です。それが私の側近とはいえ、一官僚に過ぎないユイッチャーマから来るのでしょう?


 ……嫌な予感がします。私は使者が持参したという書簡を持って来させました。使者自体は帝宮の警備の兵であって、事情はよく分からないということでしたね。


 書簡を読んで。……唖然とします。


 ユイッチャーマのそれほど長くもない書簡に書かれていたのは、帝宮の中で変事が起こりつつあるという報告でした。


 なんでも、内廷が封鎖され、大臣の一部が閉め出されたというのです。官僚も立ち入れなくなってしまい、外廷は混乱しているそうです。


 それはそうでしょう。官僚の検討した様々な政策施策は、最終的に内廷で大臣が皇帝陛下か私の裁可を受けないと実行に移せません。


 現在はアルタクス様も私もいませんから、重大でない施策の承認は宰相のムルタージャに任せています。ムルタージャにさえも会えなければ宮廷の機能が完全に止まってしまいます。


 しかし、閉鎖された内廷ではなにやら事件が進行中らしく、ユイッチャーマが調べてみると驚くべきことが分かったそうなのです。


 なんと第四夫人であるレンツェンがハーレムを出て内廷に入り、私の代わりに皇帝陛下の椅子に座って大臣を接見しているというのです。


 な、なんですかそれは! そして更に驚く事に、そのレンツェンを後見しているのがどうやら宰相のムルタージャらしいというのです。な、なんという事でしょう!


 レンツェンは「第二皇妃」を名乗り、大臣達に服従を要請し、それを拒否した大臣が内廷から閉め出されたという話なのです。それ以外の大臣もムルタージャとレンツェンに翻意を促しているそうですけど、二人は聞く耳を持たないとか。


 それどころか二人はアルタクス様を退位させ、レンツェンの息子であるロイマーズを帝位に就けんと画策しているらしいのです。


 ここまで行くと私は驚くより呆れました。そんなバカな策謀が成功するわけがありません。とんでもない話です。


 アルタクス様を退位させるなんて不可能ですし、よしんば何らかの方法で退位の手続きが出来たとしても、アルタクス様が帝国軍を率いて帝都にお帰りになったら、そんな形だけの手続きはすぐに取り消されるでしょう。


 アルタクス様はお怒りになり、ムルタージャとレンツェン、ロイマーズを処分する事でしょう。三人は斬首されて帝都の門前に晒されてしまうでしょうね。


 なんだってそんなバカな計画を……。思慮の浅そうなレンツェンはともかく、慎重で思慮深く、経験も実績も十分な宰相であるムルタージャがどうしてそんな無謀で無駄な事を……。


 ……もしかして、それが狙いなのかもしれませんね。最初から失敗する事が前提の計画なのだとしたらどうでしょう? そしてムルタージャが西征前から必死に嘆願し、西征が成功する事を強く恐れていた事を勘案すれば、ムルタージャの狙いも見えてきます。


 ……ムルタージャは愚かではありませんが、視野が狭いですね。そして、アルタクス様の器を見誤っています。彼の方はムルタージャの懸念などとうにご存じで、きちんとその事についても考えておられますよ。


 しかし困りましたね。このままアルタクス様がお帰りになるのを待っていたら、ムルタージャは処分されてしまいます。帝国の宰相として彼の手腕はまだまだ必要です。彼を処分してしまったらアルタクス様と私が困るのです。


 ……ふむ。これはしかし、幸いでした。もしも私一人であれば手に余る事態になったかもしれません。宰相が兵士を集めて帝宮に立て籠っているとしたら、あるいはもっと状況が悪化して帝都の城門を閉めるような事があれば、私が兵士を指揮しなければなりませんから。


 私には兵士を指揮する事など出来ませんよ。引き連れて走るだけならともかく、城攻めなんて出来ようはずがありません。


 しかし、都合良く帝国随一の猛将がここにいるではありませんか。


 私は頷きます。そして私は何事が起きたのかと身構え、緊張した様子のバックーガに言いました。


「バックーガ。貴方以前、私に命を預けると言いましたね?」


 以前に無礼を働いた彼を投げ飛ばした時に、改心した彼は私のために死ぬ事も厭わぬと言ったのです。


 唐突な私の言葉に、バックーガは面食らったような顔をしましたね。


「は、はぁ、それは間違いなく、皇妃様のためであれば命など幾らでもお賭け致しますますが、それが?」


「よろしい。そのセリフ違えぬように。これからの貴方の働きに帝国の命運が掛かっていると思いなさい」


 私の大袈裟なセリフに、流石にバックーガの表情が引き締まります。彼は平伏して言いました。


「はは! 帝国の、皇帝陛下の、皇妃様の恩ために死ぬのであれば、それは帝国貴族の、武人の誉れ! なんなりとお命じくださいませ!」


 私は鷹揚に頷くと、護衛の者から剣を借り、剣の腹で平伏するバックーガの肩を叩きました。


 本来は跪く戦士の肩を剣で叩くという、戦士を騎士に任命する時の西方の儀式なのですがね。まぁ、私の決意と意図が伝われば良いのです。


「バックーガ、貴方はこれより私の騎士です。私の槍となり剣となりなさい!」


「我は皇妃様の槍となり剣となり、そして盾になりましょうぞ!」


 大きな声で言うバックーガに負けないように、私も精一杯大きな声で叫びましたよ。


「これより! 帝都に殴り込みを掛けます! 先駆けなさい! バックーガ!」

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