閑話 ヴェアーユ様の変化  クワンシャール視点

 私はクワンシャールです。ただ、これはハーレムに入った時に付けられた名前で、なんだか縁起の良い意味の言葉を勝手に付けられたんだったと思います。本名はユリアといいました。


 生まれはローウイン王国の北にある国で、名前は知りません。私は農民でしたから。農民は領主様の名前は知っていても国の名前なんて知らないものです。


 私は十歳の時に親に売られました。その年は凶作で、一家が全滅する瀬戸際でした。それで私は人買いに売られたのです。家族のためには仕方がなかったですし、そのまま家にいても飢え死にするしかなかったですから。


 少女が売られた場合、普通はどこかの商人や貴族のお屋敷の下働きになります。そこで炊事洗濯その他諸々の過酷な労働に従事するわけですね。そこで働いて、何年も掛けて自分の「代金」を返すわけです。


 あるいは娼館に入る場合もあります。この場合は売買代金は通常の三倍くらいになりますね。変な言い方になりますけど、娼婦は売買される少女の中でもエリートなのです。かなり容姿に優れていないとそんな値段では買ってもらえません。


 私も、自分で言うのも何ですが容姿端麗な少女でしたから、娼館行きが濃厚だと思っていました。実際、私はかなり高値で売れて親は喜んでいましたね。あれなら弟や妹は何とか売ったり口減らしされたりしないで済んだでしょう。


 しかし私は娼館には送られませんでした。私はちゃんとした馬車に乗せられて南へ南へと向かいました。途中で別の馬車に乗せ替えられて、更にゴトゴトと進みます。お尻が痛くなりましたね。


 そうして二十日ぐらい掛けて、私は帝国にやってきたのです。秋の終わり頃に売られた筈なのに、帝国は春のような陽気で驚きましたよ。


 そして私は、見たこともないような巨大なお屋敷に通されました。白い柱と幾何学模様の装飾。咲き乱れる花々。豊かな水が噴き出す噴水。これが大女神様のおわす天国かと思いましたね。


 そこで私はお屋敷の主人であるクッチャロス様という貴族と面会しました。随分太った、裕福さを絵に描いたような方でしたね。


 彼は私を見て気に入ったというような動作をしました。私はこの時まだ帝国語を知りませんから、クッチャロス様が何を言ったのか分からなかったのです。


 私は女性たちにお風呂に入れられ、綺麗な服を着せられ、お化粧までさせられました。女性たちの中に、西方の言葉が出来る方が一人いて、その方から私は「ハーレムに入る事になる」と聞かされたのです。


 ハーレムとは何でしょうね? 私は当時そんな事も知りませんでした。でも、ハーレムが何だろうとこの時の私はどうでもいいと思っていました。


 それより、沢山の美味しい食事。信じられないほど綺麗で肌触りの良い服。毎日お湯のお風呂に入れる。それだけで私はもうここは天国だと思えたのです。


 なので、さっそく始まったハーレム入りのためのお勉強も苦になりませんでしたよ。それは帝国語の習得から始まり、簡単な計算から帝国の歴史、地理。音楽、踊り、絵画など芸術。そして皇帝陛下をお世話する為の様々な技術。お酌の仕方、毒味の方法、マッサージ、もちろん閨での房中術や出産の心得なんかも学びました。


 寒村の貧農の少女には荷が重く、毎日朝から晩まで厳しく仕込まれても、教育が終わるまでに私は三年も掛かってしまいました。もっとも、クッチャロス様は別に遅いと怒らなかったので、これが普通なのだと思います。


 そうして教育が終わって初めて、私はハーレムに献上された訳ですね。ちょうど皇帝陛下の代替わりが起こったそうで、タイミングとしては良かったようです。


 まぁ、帝都を遠望した時には驚きましたよね。私は故国の王都も見たことがなかったですし、帝都はその王都の何倍も大きいらしいのです。百万人の人が住んでいると言われても全然イメージが湧きません。


 検査が終わって入ったハーレムの大きさや豪華さにも呆れる他無かったですし、お部屋も広く素敵で、故郷のとは大違いの暖かな色の帝都の海にもただただ感心するしかありませんでした。凄いところに来た、と思いましたよ。


 私はいきなり女官になりましたが、これはクッチャロス様が高位の貴族だったからですね。クッチャロス様は私を見送る時に「必ず皇帝陛下のお心を掴んで、夫人になり、男の子を産むように」と命じました。お世話になったクッチャロス様のご恩には応えなければなりますまい。


 お部屋の準備が整い、落ち着いた後、私はまず母后様の所にご挨拶に向かいました。教わった知識では、母后様は皇帝陛下のお母上でハーレムで一番偉い方だそうです。


 母后様の私室に入りますと、そこはなんというか、豪華絢爛、目がチカチカするような空間でした。金銀や絹の布、そして色とりどりの花々で部屋中は満ち満ちています。


 その中央で金で飾られた椅子に腰掛ける母后様も、三色も四色も使った豪奢なドレスを身にまとい、身体中に沢山の宝石を身に付け、何人もの女官に取り囲まれていました。私は教わった通りにスカートを広げてご挨拶をしました。


「初めまして母后様。私は……」


 言い掛けたところで待てが掛かりました。


「平伏しなさい!」


 母后様が顎を上げて傲然と私を怒鳴り付けました。私は驚きましたね。平伏は大女神様と皇帝陛下にのみするものだと聞いていたからです。


 しかし、まぁ、皇帝陛下の母上なのですから仕方がありませんでしょう。と私は改めて平伏してご挨拶をしました。


 すると母后様はご満悦になり、私に何だか宝石やら絹やらお菓子やら大量の褒美を下さいました。そして上機嫌なお声でこう言いました。


「私に忠節を尽くしなさい。悪いようにはしません。しかし、もしもあの女の方に付いたなら、貴女に未来はないと思いなさい」


 私は頭を下げるしかありませんでしたよ。どうも非常に傲慢な方であるという感じがしましたね。ただ、お偉い方が偉そうなのはある意味当たり前でもあります。


 私は母后様のお部屋を下がると、次に第一夫人のお部屋へ向かいました。第一夫人はヴェアーユ様という名前だと聞いています。


 第一夫人のお部屋は母后様のお部屋と違ってすっきりした内装でしたね。特に金銀での装飾が無く、タペストリーですとか陶器のお皿、お花などで飾っています。スッキリまとまってセンスの良さを感じさせましたね。


 ヴェアーユ様はそれはもうお美しい方でした。サラサラの金髪にエメラルド色の瞳。お顔立ちは高貴さを否応なく感じさせます。紫色のドレスはシンプルですが。それが容姿に対する絶大な自信を表しているように感じました。


 身に付けている宝飾品は意外にも少なく、この点も母后様とは対照的でしたね。しかし、クリスタルのイヤリングですとか、青いダイヤモンドの小さな首飾りですとか、要所に目を引く品の良いものを着けていました。


 ただ、私が(立ったまま)ご挨拶をしても非常に反応は薄く、無表情で軽く頷いただけでした。私は随分軽く扱われた心地がしたものです。歓迎の褒美も下さいましたが、母后様に比べて見劣りしましたし。


 元々母后様の方が地位は高いのですし、第一印象はどちらかというと母后様の方が良かった事もあり、私は最初は母后様派の女官としてハーレム生活をスタートさせる事になりました。


  ◇◇◇


 母后様は最初からある程度は分かっていましたが、とにかく物凄く我儘な方でした。


 何かというと女官を叱責して、時には殴打します。料理が気に入らないと熱い料理をぶっかけられた女官もいましたね。


 無理難題を押し付けるのも日常茶飯事で、私も余興に鹿に乗ってみせよと言われて往生したことがあります(鹿が捕まりませんとか言って何とか逃げましたけど)。


 夜中に意味なく呼び出されるなんて序の口で、お風呂の最中に今すぐ来るようにと言われて、肌着で震えながら母后様の私室に集合した事もあります。それで大した用事ではないのですから大迷惑です。


 一ヶ月程で私は嫌になり、母后様派から第一夫人派に鞍替えする事にしました。私はヴェアーユ様の所に行き、頭を下げてお仕えさせて下さいと言いましたよ。


 ヴェアーユ様は鷹揚に許可を下さいまして「もしも母后様派の者に何かされたら私が仕返ししてあげますから言いなさいね」と言ってニヤーりと笑いましたよ。怖い笑顔でした。こっちの方も性格にかなり問題があるようです。


 ただ、ヴェアーユ様は部下に対して完璧な仕事を求め、そういう意味では厳しい上司でしたが、仕事以外は鷹揚で、よく言えば自主性に任せる、悪く言えば放任主義でした。自由時間に自分の側にいなくても気にしませんが、公務時間に少しでも遅れると激怒する感じです。


 束縛の強い母后様から逃れてきたのですから、私はヴェアーユ様のそういう部分に解放感を感じましたし、気に入りましたね。


 面白いのがヴェアーユ様は第一夫人でありながら、下働きの仕事、炊事や洗濯などの重労働を手伝う時間を設けている事でした。朝夕の自由時間に台所や洗濯場に行って、ドレスを脱ぎ捨てて手伝うのです。


 驚きましたが、その手際や動きは非常に良く、ヴェアーユ様が来ると仕事が助かると大好評でした。私がなぜそんな事をするのかと尋ねると、ヴェアーユ様はケロッとした顔で言いました。


「最初は人気取りだったけど、今は気分転換ね」


 動くと気持ちが良いのだと言っていましたね。確かにこれのおかげでヴェアーユ様は下働きのシャーレから慕われていました。普段高貴なお生まれを誇示している風なヴェアーユ様が汗まみれで働く姿には、元々貧民である私も他の女官も好感を覚えていましたね。


 ただ、ヴェアーユ様の性格の厳しさは、ある意味母后様以上でした。とにかく女官のミスに厳しく、遅刻や器具の扱いの間違い、物を落とすなどの粗相、言葉遣いの誤りなどを見付けると、遠慮容赦なく怒鳴り付けるのです。


 失敗は誰にでもあるもので、不可抗力の場合も多いでしょう。しかし、ヴェアーユ様にそう弁解しようものなら大変な事になります。烈火の如く怒り狂い、叱りつけ怒鳴りつけ、相手が泣いてもお構いなしです。そういう時私たちは何人か掛かりでヴェアーユ様から説教をくらっている相手を引き剥がして、どうにかこうにかヴェアーユ様のご機嫌をとったものです。


 ただし、これでも随分と丸くなったのだと、ヴェアーユ様の古くからの側近であるハーシェスは言っていましたよ。以前は人を褒める事など無く、お説教を妨害しようものなら止めに入った者まで一緒くたに怒鳴りつけ、時には手が出て脚が出たそうですから。


 それは丸くなったというより自制心を身に付けたというべきでしょう。その自制心をもう少し発揮して、部下の些細なミスに怒り狂わないようになってくれると良いのにと思いましたね。


 部下のミスに気が付くというのは、別の見方をすればそれだけ部下の事を良く見ているという事になります。だからヴェアーユ様は部下がキチンと仕事をすれば褒めるし、工夫をして仕事をすれば賞賛します。


 女官や下働きの体調不良にはいち早く気が付きますし、労わって公務から外してくれます。気位は高くて気性は激しくて扱い辛い方ですけど、面倒見は良い方なのです。


 そういうところに惹かれて、利益目的でなくヴェアーユ様を慕う者はだんだん増えていきましたよ。どこか危なっかしくて放ってはおけないところもありましたし。私も気が付けば熱心にヴェアーユ様の世話を焼くようになっていました。


 それでヴェアーユ様に気に入られて、私はヴェアーユ様が選んだ皇帝陛下の最初の寵姫の一人になることになります。


 皇帝陛下は背は高く顔立ちは鋭く、緋色の髪は艶やかで、それはそれは麗しい男性でしたよ。一目見て虜になったシャーレも多かったと思います。まぁ、シャーレの究極の目標は皇帝陛下のご寵愛を受ける事ですから陛下に魅了されるのは悪いことではありません。


 しかしながら私がハーレムに入った頃には、陛下はヴェアーユ様以外のシャーレに見向きもしないという専らの評判でした。何でも、陛下が皇帝になる前からのお付き合いだったそうで、それはもう相思相愛。普通の新婚ご夫婦と同様のラブラブカップルに見えましたね。主人と奴隷の関係には見えません。


 ですが、皇帝陛下がたった一人の寵姫しか愛さないとなると、ハーレムにいる三百人もの選りすぐりの美女たちは存在する意味がなくなってしまいます。特に私もそうですが、高位の貴族から献上された女官は、皇帝陛下に愛されて、出来れば子を授かれと言われてここに来ているのです。


 シャーレから不満が出るのは当たり前でした。しかし、皇帝陛下には直接文句は言えませんから、全ての不満はヴェアーユ様に向くことになります。特に母后様は声高にヴェアーユ様が皇帝陛下を独占していると言い立てていましたね。


 ヴェアーユ様は悩んでいましたね。ヴェアーユ様も陛下のことを強く愛していて、独占したいとは思っているみたいでしたけど、流石にそれはまずいという事も理解していました。母后様に対抗する以上、ヴェアーユ様は人望を求めていましたから、全シャーレの希望を潰すような真似は出来ません。


 結局、ヴェアーユ様は私を含めて三人を陛下のお側に上げました。私、アレジューム、ルチュルクという人選は意外なものでしたよ。ヴェアーユ様に近いという意味ならハーシェスなどの方がよほど近かったからです。


 理由を尋ねる私にヴェアーユ様は素っ気なく言いました。


「アルタクス様がお好みになりそうな者を選びました」


 自分に近しい者から陛下のご趣味を鑑みて選出したという事ですね。後から分かりましたが、皇帝陛下は賢い女性がお好きで、結構会話が好きでした。それとベタベタと甘えてくるような女性は好かないようでしたね。


 適度な距離感を保ち、当意即妙な会話が出来る女性をお求めだったのです。そういう意味ですと確かにこの三人は適任でした。流石は陛下に最も愛されているヴェアーユ様です。陛下の事がよく分かっています。


 その陛下は、最初は私を寝所にお招きになっても不機嫌でしたね。本当はヴェアーユ様しか抱きたくはないのだ、という態度が見え見えでした。私はそれを見て取ると、陛下がベッドにお上がりになっても自分は肌着も脱がずベッドにも上がらず、ベッドの横に椅子を持ってきて腰掛けました。


 驚き戸惑う皇帝陛下に、私はすまして言いましたよ。


「そんな不本意そうな態度でご寵愛下さっても困ります。陛下がその気になるまでお待ちしますわ。今日のところは陛下が眠るまでここでお歌を歌わせて頂きます」


 私はそう言うと、故郷の子守唄を披露しました。陛下は目を白黒させていましたけど、すぐに面白そうな顔になって、子守唄だけでなく色んな曲を歌うようにせがんできました。


 歌の内容の説明をしたり、それに関わる故郷の事を話したりしている内に、その日は陛下はそのまま寝てしまい、私も陛下のベッドにもたれて寝ましたよ。翌日腰が痛くなって参りました。まぁ、寵姫デビューとしては大失敗でしたね。手も触れられなかったわけですから。


 ですけど、陛下は次の機会にはちゃんと暖かな態度で私をご寵愛下さいまして、私に寵愛の証の宝石を下さいました。私は正式な寵姫と認められたのです。陛下曰く「さすがはヴェアーユの選んだ女官だな」との事でした。


 そのヴェアーユ様ですが、無事に皇帝陛下のご寵愛を受けた私に対して、嫉妬心を露わにすることはありませんでした。自制心が成長しているのでしょうね。それはもう、瞳に不穏な輝きを宿しながらも微笑んで「良かったわね」と言ってくれましたからね。


 ただ、それは自制しているだけで、本当は私を殺したいくらい嫉妬しているのだという事は分かっていました。もしも私が調子に乗ってヴェアーユ様の派閥からの独立でも企もうものなら、途端にその嫉妬の炎は噴き出して私を焼き尽くす事でしょう。


 皇帝陛下も、私の事を寵愛しながらもはっきりと「もしもヴェアーユが望むなら、其方から寵愛の証を取り上げる」とおっしゃいましたしね。


 そんなですから、私も、アレジュームもルチュルクも、むしろ寵姫になってからの方がヴェアーユ様のご機嫌を損ねないように気を使いましたよ。


 寵姫になってから、母后様は何度も私を丁重に招いて、自分の下に付くようにと求めました。ご馳走を沢山用意して、山ほどのお土産をくれました。ですが、誘惑があからさま過ぎて興醒めでしたね。私が断るとヒステリックに私とヴェアーユ様を罵倒しましたよ。


 私が母后様の誘惑をガンとして跳ね除けている事が分かると、ヴェアーユ様はここで初めて、私を心から信頼して下さるようになりました。それまでは陛下のお世話は、閨以外は必ず自分がして、私たちには手伝わせるだけだったものが、たまに丸ごと任せてくれるようになったのです。


 私たち寵姫と、皇帝陛下の心が通うように気を使ってくれるようになったのです。これは嫉妬心が人一倍強いヴェアーユ様にとっては大きな変化でした。お二人の結び付きに変化はないものの、自分はハーレムの長なのだから、皇帝陛下がハーレムで心安らかに寛げるように、シャーレと皇帝陛下が恙無く交われるように、取り仕切るのも自分の役割なのだと理解して実践するようになったのです。


 相変わらず気性は激しく、自分の派閥を裏切って母后様派に走った女官をキツく罰して口汚く罵ったりしていましたが、味方のシャーレに怒りを叩き付ける事は、かなり我慢するようになっていました。


 そんなヴェアーユ様を、私たちは心から慕うようになっていきましたよ。慕われている事が分かるのか、ヴェアーユ様は私たちをより強く庇護してくれるようになりました。こうして私たちとヴェアーユ様は、利益だけでない心からの信頼関係で結ばれた派閥になっていったのです。


 そのような状態になっていなければ、アレジュームの懐妊によってヴェアーユ様の派閥は大きく動揺したでしょうし、その後のあの事件でヴェアーユ様が精神的に不安定になってしまった時に、寵姫である私たち三人が揺るぎなくヴェアーユ様を支え続ける事は出来なかったでしょうね。

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