番外編2 ロボット社会構築計画



 2090年某月某日、経営関係者会議においてビズは発言した。

「早くて10年後、遅くても20年後にはロボット社会がやって来るに違いない。今現在でも医療現場、建築現場や食料生産現場などとロボットの社会進出は著しい。教育現場でもロボットが活用されている。否応なしにロボットがわれわれの生活の中に浸透してくるのは必至である。であれば、質の悪いロボットよりもより質の良いロボットがいる社会の方が良い。将来のロボット社会構築のために、またわが社の発展のためにも、この計画を進めるべきである。異論がある方は挙手をお願いする」

 異論のある人間はいなかった。ビズの影響力によるものかもしれないが、大半は頷きながら話を聞いていた。

「それでは全会一致でこの計画の遂行を可決する」


 “The plan of robot society”


 ロボット社会構築のためにビズ達は動き出した。



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