想いの中で揺らぐ決意。
「とうとう明日だね」
「うん、そうだね」
今日はなんだか、いつもより会話が少ない。
彼女の言葉が何を示しているのか、そんなのはわざわざ考えるまでもない。
「明日もここで待ち合わせだからね」
「うん、わかった」
「絶対だよ」
「大丈夫」
「今度は、ちゃんと来てね」
「うん、必ず来るよ」
自然にお互いの手を握り合った。
だけども二人の視線は海の方に向いていた。
どんな顔をしたらいいか、わからなかった。
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