憂染

冷めたコーヒーを 混ぜながら 渦を描く

なんとなくね

君からの愛が最近 薄くなってきたような予感


連絡の返事は 数えきれるほどで

遅くなった帰りの時間と ため息のように言葉を濁す君


いつも通り 甘えてみても 素っ気なく感じる

優しく抱きしめられても ほら ここにはいないみたい


きっと 見つめる先は その画面越しの

私の知らない魔女さん


でもね 私は今日も 何も知らないフリをするの

いま私が見ている 君を信じたいから

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