第4話
「ずどーん、ずどーん。」とちょっと身体が飛び上がるくらいに揺れる解体現場に入って警備をした時。
とにかく、現場には最近色々な外国の国からの若い働いている方達が多いです。
日本語が日本人かと思うくらい上手な人、片言の人、全く話せないくらいの人まで、日本で大変なお仕事をしてくれていて、学んでくれています。
日本の技術は世界一だというくらい凄いと思います。
職人さんで1番偉いのは大工さんだと建設関係の方に聞いたことがあります。
お給料も良いみたいです。
でも、そんなに大工さんは簡単になれるものだとは私は思いません。
特に日本の宮大工さんは伝統建設を手がける職人さんで、これは、真似しろと言われても真似できないです。
神社の精巧な組み立ては、素晴らしいものです。
話はずれてしまいましたが。
作った物をまた、壊すという作業も大変です。
ゴジラやウルトラマンに出てくる様に何でもかんでもビルや家を壊すわけには行かないので、まずは、壊しますので、音が出ますなど、近隣にお知らせ。
ビルを壊すのだから、もちろん大きい重機が必要です。
建てる時はもちろん、色々な重機が使われます。
高いビルなら、簡易なエレベーターもつけたりします。
解体するとなると、またその廃棄物、鉄、コンクリート、モルタル、木、ガス、ガラスなど解体業は今やゴミ分別の仕事の様な物だと、解体業者の方に聞きました。
それは、それは、大きなブロックやネジや型枠を壊して、運んで捨てる。
繰り返しの作業です。
油圧ショベル、アタッチメントで大きいカッターや、アームで挟んで取り壊します。
この大きな重機を、大きい専用のトレーラーで運んだり、それを運転できる人、全てがまた繋がってお仕事が成り立っています。
運転できる人がいなければ、大きい重機は自由に移動も出来ません。
何もないところで作業をするのなら簡単ですが、電線や電柱、もちろん隣の家、すぐ前に道路があることもあります。
解体は音を立てないということは出来ないので、大変です。砂ぼこりも出るので常に水を撒きながらの作業になります。
色んなものが、飛んできたり、崩れてきてとても危険な仕事です。
だって、頭の上の壁が崩れるともあるということになるのですから。
逆に、上の階なら、下の床が振動で崩れる事もあるとは思いますし。
そんな事を言っていたら、何でも危険なお仕事になるので、誰も言わないのですがね。
警備の仕事 ハメリュ @megu4445
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