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淀みなく紡がれる妄信に感動する。
瞬きも息継ぎもしないで苦しくないのかな。
君の話には出てこなかった宗派の人だ。
陰謀論者が神をこさえている
と言ったら喜ぶだろうな。
周回遅れの若者ファッションで
年下男性を勧誘する、
誰が会っても同級生の女性を袖にして
改札を通る。
無愛想な駅員が
親の仇のように彼女を怒鳴りつけ追い払う。
ああいう頭の弱い女は
男がちゃんと躾けてやるべきだ
と同意を求められる。
返事をしないでいると
近頃の男は女に洗脳されて世も末だ
と悪態をついた。
最悪に素晴らしい。
最後まで完璧に君の田舎だ。
僕はやけになって賞賛を送る。
体力も精神もめちゃくちゃに削られた。
何だってこうも旧態依然とした社会が
淘汰されずにのうのうと生きているんだ。
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