〜この世のすべてを求めて歩み続ける〜 

万物の水

#00 プロローグ

世界を滑っていた列強は、散りゆく風となっていた。


俺、メル・レイアットはテセウス国に住み10年以上が経過していた。この世界は魔法に囚われている、地位、名声、関係なしに実力至上主義の社会となっていた。


ただ俺は、剣を使う。魔法が主流の中でひときは目立ち、学園生活が脅かされている。


「お〜い。メル!」


長い廊下の端から俺を呼ぶ声ごした。

あれは、、『カイト』か、奴は魔法の有望な家の

長男、そして俺の友達。


「なっ!」

「明日の実習どうする?」


「チームと作戦立てないとな。」


そうだ。明日は実習だ。

この実習は今学期最大の難所である。その内容は、ダンジョンに潜りポイントをチームで競い合うただそれだけでもある。そして未来の帝王になるチャンスでもある。


「今日の昼ミーティングな!」

「みんなに伝えるね!」


頷きその場をさった。


――――――――――――――――――――

俺達は、昼間約束通り集まった。

チームは6人構成


【前衛特攻】メル・レイアット


【前衛防衛】カイト・フレアス


【右翼】ルー・ブラン


【左翼】タレス・サルサ


【中央司令】フェク・バース


【後方支援・防衛】アリス・カルト


今回の実習はこの6人で挑む。このチームは、誰がとう見ても最強だと思う。


「作戦はどうする?」


タレスが冷静な口調で聞いてくる。


「作戦は、、、こないだ説明したので、」

「とりあえず、第8層まだ行き、そこのポイント数10の魔物を討伐かな」


フェクは有能だ。みんなをまとめ上げ、作戦に穴がない上に現場判断能力が凄まじい。俺にはないものだ。


作戦を決め士気を上げたとこで昼間の時間は終わった。

――――――――――――――――――――


時間が過ぎ午後の授業を聞いていた。つまらなくない、面白くもない。ただ悩んでるだけ。



「メル?」


「ん、ん? ルー、か」


「ぼーとしてるのな〜って」


それはそうさ、

明日の実習のことで頭がいっぱいなんだ。前衛特攻その役目は自殺そのものであり、あとの者たちの道を切り開く先駆者なんだ。


「明日の事考えてた、」


「いつものメルじゃん」


そう言ってルーは帰っていった


―――――――――――――――

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〜この世のすべてを求めて歩み続ける〜  万物の水 @gatagata_m5

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