九月二十八日

 湿った土と雨の匂いがぐっと濃くなってきた。ダミアンは小走りになって森の奥を目指す。降り出す前にはあのおんぼろ小屋にはどうしても到着したい。森の入り口を目でとらえながら、ダミアンは今一度歩幅を大きくした。



 昨日、ギヨームとの出会いをダミアンはかいつまんでアルフレッド叔父さんに説明した。案の定、叔父さんは、ダミアンが流れの決闘士と仲良くなって帰ってきたことを良く思っていなかった。まあ、ダミアンの説明の仕方が悪かったかも知れない。

「六フィート半!」

 叔父さんは酒瓶を口元に運んでいた手を下ろし、斜め上の虚空を睨んだ。ダミアンは、酔った頭で大男を想像する叔父さんを、数秒間眺めていた。

「やっぱり仲良くするのは、だめだ」

「でかくて、おっかないから?」

「違う。いや、それもあるが、第一決闘士っていう素性が良くない。あいつらは泥棒やら詐欺師やらと同類なんだぞ」

 ダミアンは無言で酒瓶を指さした。

 叔父さんは酒瓶から手を放し、足下に落っこちたそれを思いっ切り蹴っ飛ばした。

「百歩譲って素性に目を瞑ったとしてだ。奴には責任がないんだ、何しでかすか分からん」

「そんなことないよ」

「いや、あるね。明後日の決闘に怖じ気づいちまって、暴れ出すかもしれん」

 ダミアンは溜息を吐いて、右足を叔父さんに突き出した。叔父さんはいぶかしげな目付きでダミアンの足を見て、その足が履いている物を見て、目を丸くした。

「おい。これ、お前」

「そう、ギヨームさんから貰ったんだ」

 叔父さんは顔をしかめる。

「革靴か、良くないな」

「え」

「見返りを求められるかもしれん」

「考えすぎだって」

何方どちらにせよ、これを履いて出歩くな。余計な詮索せんさくを買う羽目になる」

 ダミアンはもう一度溜息を吐いて、足下のズタ袋から白パンを二個取り出した。

 叔父さんの目が再びまん丸になる。

「おい、それ白パンじゃないか。まさかこれも」

「僕が貰ったんだけど、叔父さんに一個あげるよ」

「い、いいのか」

「その代わり、僕がギヨームさんのところに行くの、許してくれる?」

 叔父さんはダミアンの顔と白パンを見比べると、仕方ねえな、と小声で呟きながら白パンを引っ掴んだ。



 降り出す前には着けそうだ、とダミアンは少し速度を落とした。もうすぐ森に入る。道のない森の中で全速力を出すのは少々危険だ。

 一本の木の横を通り過ぎようとした瞬間、何かが動いた。それに気付いた次の瞬間、ダミアンは何かに突然突き飛ばされた。勢い良く斜め前に転がってしまう。

 何が何だか分からない。腹ばいの状態から起き上がろうと上半身を起こした途端、顔に硬いものが激突した。すぐに木靴で蹴られたことに気付く。

「おい、こいつ本当に来たじゃん」

「何で森なんかに用があるんだ」

「知るかよ、こいつに聞いてみればいいだろ」

 酷く痛む頭でも、この三人の声が誰の物なのかは思い出せた。館の小姓達だ。

「おい、聞いてるか」

 腹ばいになったダミアンの背中に、重い衝撃が走った。一番でかい奴が背中に勢いを付けて座ってきたようだ。

「何の、用で、この森に、来たんだ」

 言葉を切りながら、もう一人がダミアンの頭を蹴り付けてくる。口を開こうにも、舌が上手く回らない。

「まあ、いいだろ」

 一番の年長者と見える小姓が口を挟んだ。ダミアンの頭の方に回り込んでくる。

「何で俺達がこんなくんだりまで来たか教えてやるよ」

 わざわざ片膝を突いて目を合わせてくる。にやにやと嫌な笑顔が薄暗い森の中に浮かぶ。

「お前、腹立つんだよな」

「俺達が折角色々教えてやってるのにさ」

「そうそう、床のなめ方とかな」

 三人は愉快げに笑った。

「一昨日だってさ、折角お前に俺達の仕事を手伝わせてやろうと思ったのに、無視して逃げ出しやがってよ」

「わざわざ追いかけたのに、尻に帆掛けて飛び出してったもんな」

「俺達あの後エミール様にサボるなって、こっぴどく叱られたんだ。全部お前のせいなのにな」

 血が混じった唾を吐き出して、口を開く。

「いい気味だな」

 やっと一言言い返せたと思った途端、こめかみに強い一撃を加えられた。頭が、痛い。

「おかしいよな。だって俺達は悪くないんだぜ」

「そうだ。おかしい」

「こいつが悪いだけだ」

 他の二人も次々に賛同する。

「という訳で、俺達には気の済むまでお前をいたぶる権利がある」

 滅茶苦茶だ。

「じゃあまず、俺からだな」

 年長者の仕切り屋はそう言い放つと、今度はダミアンの下半身の方へ移動する。

「俺は足担当な」

 高らかに宣言すると、力一杯ダミアンの膝裏を踏みつけてきた。まだ子供とは言え、人一人の体重で脚に締め付ける様な痛みを覚える。

 痛い。けれど、それを声に出したら、こいつらの思う壺だ。そう考え、痛みを喉の奥で必死に抑える。

「しぶといな、つまんないぞ」

「あれじゃないか」

 一人が声を上げた。

「こいつ、家畜小屋に長くいすぎたせいで、こいつも家畜になってんだよ」

 三人は心底愉快そうに笑い出した。

「痛いよー、って言えないのか」

「牛みたいに鳴いたら許してやるよ」

「ほらほら、早く」

「行き場のない落ちこぼれなんだから、辛抱したって無駄だぜ」

 ダミアンは歯を食いしばって、腹に力を込めた。この痛みが体を支配する前に、早く。

「落ちこぼれなのは、お前達もだろ」

 ぴたりと暴力の嵐が止んだ。仕切り屋がまたまた頭の方にやって来る。律儀なことだと思っていると、木靴でダミアンの頭を踏みつけながらきつもんし始めた。

「お前、俺達と自分の身分の差も分かんねえのか」

「僕は使用人ですらないし、お前達は高潔な騎士の家、だろ」

「よく分かってんじゃん」

「じゃあ言うけどな、お前達だって、騎士の家の三、四男だから、こんなところで小姓やってるんだろ。どんだけ騎士の家の生まれだって粋がっても、お前達が騎士になることは一生ないんだよ!」

「黙れ!」

 仕切り屋のかかとがダミアンの後頭部にめり込む。意識が薄っぺらくなって、頭の中をひらひらと舞っていく。気持ちの悪い夢を見ている気分になる。

 また一頻り殴られたところで、小姓の一人が声を上げた。

「おい、こいつ、革靴履いてるぞ」

「本当だ、家畜風情が生意気だぞ」

 履いていくなよ、と言ったアルフレッド叔父さんの声が思い出される。心底ダミアンは木靴で来なかったことを後悔した。

「脱がそうぜ、これ」

「そうだな、お前右足やれよ」

 ダミアンは革靴を取られまいと必死に足を動かしたが、一番でかい小姓が足に体重を移したせいで、ピクリとも動けない。

 いやだ。絶対に渡したくない。

 小姓達の指が足と革靴の間に入ってくる。その感触に抗うべく、ダミアンが声を絞り出そうとした瞬間。

 仕切り屋小姓の体が吹き飛んだ。いや、吹き飛ばされた。仕切り屋は近くの木の幹に頭から突っ込むと、そこから動かなくなる。

「誰だお前!」

「なにしやがる!」

 残る二人は声を張り上げて、仕切り屋を木の葉みたいにした誰かに突っかかっていった。

 視界の外で、肉が硬い物にぶつかる鈍い音が二度、暗い森に響いた。

 何かが起こったのは分かるが、激しい体の痛みで首を曲げることさえままならない。

 足音が近づく。脇に腕を入れて、誰かが力強くダミアンの体を起こした。

「ギヨームさん……」

「小僧、大丈夫……じゃないな」

 ギヨームに肩を貸され、ダミアンは何とか立ち上がる。

「小僧、家はどっちだ」

「嫌です」

「は?」

「このまま帰ったら、叔父さんが心配します」

 口の中に血が溜まっている。喋ろうとする度に泡だって上手く喋れない。

 ギヨームはそんなダミアンを見て息を吐いた。

「じゃあ何だ、あの小屋で暫く休んだ方が良さそうだな」

「……ありがとうございます」

 やれやれ、とギヨームは方向転換するとダミアンを担ぎ上げ、森の中を進み出した。



 目が覚めた。体が鉛みたいだ。天井に蜘蛛の巣がある。ここまで思考を巡らせて、ダミアンはようやく自分があのおんぼろ小屋の床に横になっていることに気付いた。

「おお、随分と早いお目覚めだな」

「……僕、どんな顔してますか」

「酷いね」

 暖炉の前の椅子に腰掛けて、ギヨームはきっぱりと言い切った。

 ダミアンは自分の足を見てみる。ギヨームから貰った革靴は何処にも行かず、ダミアンの足に収まっている。それを見て少しダミアンはほっとした。

「小僧、ありゃ何だったんだ」

「あいつらは、館の小姓です」

「ああ、騎士の餓鬼か。なるほどね」

「……気にならないんですか」

 ギヨームは肩をすくめる。

「別にいちいち聞かなくたって、あれを見ればお前が普段何されてるか大体分かる。それともなんだ、頭でも撫でて欲しいか」

「そういう訳じゃないです」

「ならもう静かにしてな。口の中の傷が開いちまうだろ」

 暖炉の中にはついさっき入れたばかりであろう薪が、炎に包まれて赤く揺らめいている。灰はほとんど落ちていない。

「ギヨームさん、僕謝らなきゃいけないことがあります」

「何だよ」

「一昨日、叔父さんが酒浸りの酷い人みたいに言ったんですけど、あれは嘘です」

「酒浸りじゃなかったか」

「いえ、酒浸りで酒狂いで、体が悪いのは本当なんですけど、酔って僕に拳をあげたりする人じゃないんです。孤児になって、どうにか頼ってきた僕を文句も言わずに育ててくれた人で、たまに喧嘩もするけど、僕達は家族なんです」

「いい叔父さんじゃんか」

「僕は正式な大公領の使用人じゃないから、賃金も払われないんです。だから僕なんかを育てたって、自分の暮らしは苦しくなるのは分かってるのに、それでも一緒にいてくれるんです」

「そうか」

 素っ気なく、ギヨームは返した。雨粒が木々の葉を叩く音が山小屋に染み渡っていく。周囲の森が湿っぽい空気の中にゆっくりと沈んでいく。

 突然ギヨームが椅子ごとダミアンの方を向いた。小屋が薄暗いのと、暖炉の明かりを背にしているのとで、表情は判然としない。

「その顔の腫れが引くまで、帰りたくないんだろ」

「はい」

「じゃあ、俺の話をしてやろう」

「ギヨームさんの、ですか」

「そうだ。まず手始めに俺の素性からだな」

 素性、と聞いてはっとする。ギヨームは初めから代理決闘士だった訳ではないのか。

「小僧、俺の出身は何だと思う」

「……農家、ですか」

「俺は、騎士の家の出身だ」

 暖炉の火が揺らいで、大きな影が踊った。

「俺は、まあ地域は伏せよう、とある貴族に仕える騎士の四男で末っ子だった。体は兄弟の中では一番でかかったが、武芸に関してはからっきしで、陽気さだけが取り柄だったが、そんな俺を父も兄弟も馬鹿にはしなかった」

 ギヨームは言葉を句切った。

「そんな生活も、ある日突然終わった。父親がブリテンとの戦争に出征して、こっぴどく負けた上に、自分も死んじまったんだ。それで済んだら良かったんだが、おまけに父親が主君の貴族をほっぽり出して逃げ回ってたことも分かったんだ。敵前逃亡って奴だ」

 敵前逃亡は、主君と共に戦うことを誓う騎士にとって重罪だ。流石のダミアンもそれは知っている。

「当然、俺達の家は主従関係を切られ、一家離散だ。俺はどうにか身に着けてた半人前の武芸を活かすために用心棒やら衛兵なんかをやっていたんだが、ある時知人のつてで初めて代理決闘士になった」

 ギヨームは右腕をさすった。獣をなぐさめるように優しく、何度も。

「地方の豪商同士の裁判だった。生まれて初めて人を殺した。今まで培ってきた技術は何の役にも立たなかった。お互い出鱈目でたらめに剣を振り回し合って、俺が生き残って、相手が死んだ。観客は手を叩いて喜んでた。血塗れて震える俺の手に、今まで見たこともない大金が転がり込んできた」

 懐から小さな塊を取り出し、口に放り込む。チーズだろうか。

「結局、俺は生き残り続けるのに魂をすり減らすしかなかった。その後バラバラになった家族がどうなったか、何処で何をしているのか、生きてるのか死んでるのかさえ、分からなくなった。はずだった」

 控えめなしやく音が雨音と同じ速度で流れていく。

「はずだった?」

「一昨日、あのズタ袋から羊皮紙が出てきたろ。あれには決闘の相手に関する情報が書いてあるんだ。名前、背丈、体重、腕の長さ、色々な」

「それって、」

「ああ、いや、不正じゃないぜ。何処の何奴だって同じ事してるよ。問題はそこじゃない」

 ギヨームは唇を舐めた。部屋の空気は湿っていた。

「書き込まれていた情報は、二番目の兄そのものだった」

「え」

「何から何まで、一切合切。ただ、あの羊皮紙を見た瞬間は、まだ確信出来なかった」

「何でですか」

「偽名を使うこともあるからだ」

 そう言ってギヨームは自分の胸を親指で指し示した。

「現に俺の本当の名前はギヨームじゃない。だから俺は昨日、八方手を尽くして相手の素性を洗い出した」

 雨音が強くなった。暖炉の火が縮こまって部屋に濃淡のある暗闇を作る。

「間違いなく、兄だった。俺達は明日、十数年ぶりの再会を、決闘場で果たすことになる」

 再び火が大きくなる。左右にふらふらと振れるギヨームの影が、ダミアンにはあたかも肩を抱いて泣いている様に見えた。

「油断していた。別に有り得ない話じゃなかった。レオン兄さんは兄弟じゃ一番に剣が使えたんだ、それで食べてるかもしれないなんて、ちょっと考えれば分かることだ」

「でも、お兄さんだって、きっとギヨームさんの情報を手に入れてますよね。そしたら、お互い示し合わせてたら」

「そうだな、稀に死人が出ないまま、決着がつくことがある。が、そうなった場合、敗北した決闘士は手足首を切り落とされる。で、偶に止血処理がされる。まあ、八百長防止って奴だ」

「じゃあ、逃げ出すとか」

 ギヨームは鼻で笑った。

「あのな、俺が出奔しようが、決闘は実施されるんだ。兄さんが明日決闘をすることに変わりはないんだよ。それなら、俺が相手の方が確実だろ」

 ダミアンは絶句した。こんなに残酷なことってあるのだろうか。やっと出会えた肉親と刃を交わさなくてはならないなんて。

「そんなに気に病むな。これは俺が悪いんだよ」

「ギヨームさんが悪いわけないです。こんなの、誰も悪くないですよ」

 ギヨームは申し訳なさそうに笑った。

「なあ、こんな童話を知ってるか」

「童話、ですか」

「あるところに夫婦がいた。夫婦は夜半の商家に忍び込み、家人の寝込みを襲い殺して、金目の物を盗み出すという、何ともこぎな真似をして、贅沢に暮らしていた。所謂いわゆる、悪人だ。さて、そんな夫婦の間にも息子が生まれた。夫婦は大変に息子を可愛がり、必ずや外道の道は歩ませまいと、大切に育てた」

「……なるほど」

「時が流れ、息子は成長した。夫婦は息子を、立派な人間になって帰ってこい、と送り出した。その暫く後、夫婦はいつものように商家に押し入り、家人を惨殺した。金品を物色している最中、妻が死体の一つに自分達の息子とよく似ているものがあることに気が付いた。

『ねえあんた、この死体、私らの息子にそっくりじゃないかい』

『本当だな、あいつもちょうどこの辺りにあざがあったよな』

 胸騒ぎのした妻は死体の顔に明かりを近づけた。暗闇に浮かび上がったのは、紛れもない、息子の素顔だったとさ」

 ギヨームが話し終えると、薪がぱちりと爆ぜた。

「小僧、この童話の教訓は何だと思う」

「人殺しは良くない、とかですか」

「違うね、この世には知るべきじゃないこともある、ってことさ」

 納得のいかない表情を浮かべるダミアンに、ギヨームは落ち着いた声色で語る。

「別に人殺しが良い、と言ってる訳じゃない。ただそういう生き方を選んだのなら、非情の道を歩むのであれば、知りたいという欲求は時に障害となり、知ることは罪になり得る。この夫婦だってそうだ。知りさえしなければ、息子は今も何処かで元気にやっているだろう、そう想像しながら幸せに生きられただろうさ。そして、それは俺も然りだ」


 顔が陰になっているせいで、相変わらず表情ははっきりとは分からない。そこにあるのは無用な好奇心への激しい後悔の念か、やっと出会えた肉親に刃を向ける悲しみか。

 ギヨームは立ち上がった。表情は、別に普通だった。苦痛に歪んでいるわけでも、悲しみの涙に濡れているわけでもなく。強いて言えば、最初に会った時と同じだ。ダミアンの方を初めて振り返った、あの時と。

「予定より大分遅れてるな。もうそろそろ行かなきゃならん」

「そうなんですか」

「今日の内に決闘場に到着して、明日に備えるんだ」

 マントを羽織り、袋を背中に担ぐ。大きな背中がこちらを向いた。

「と言うわけで、お前に会うのはこれが最後だ」

 ダミアンは何も言えない。たった二日の関係と言えばそれまでだ。いや、本当にそれだけなのか。

「いいか、俺の様にはなるなよ」

 ダミアンは、ちょっと顎を引いて、息を溜めた。

「はい」

「良い返事だ」

 戸を開けると、雨は既に上がっていた。陽光が暗雲の隙間から差し込む。気味が悪いほどに神秘的な空模様だ。

 ギヨームは森へ踏み出した。振り返ることなく、言い残す。

「じゃあな。オルレアンのダミアン」

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