リュリュエル ☆ 爆誕の二十一
二百四十八羽 ☆ リュリュエル、菌糸!
聖なる神の子らよ
明日もまた恩寵を……
ああ! 愛しい愛しい!
わたくしの可愛い子!
こちらにいらっしゃい!
お前は……分かってるわね
はい……
今日もです?
リュエルは?
…………
ぐすん
大丈夫だから……
ワタシが守ってあげるから……ね?
「お……かあさま〜……やめ……あい……」
「起きっちゃ!」
「起っきちゃ〜」
「起きるちゃ!」
「「起きるっちゃ〜〜〜!!!」」
「ふぁい?
ふわあ……むにゃ。
おはようございます?
ここはどこです?
どちら様でしょう?」
「ここはアホ様のおなかの中っちゃ!
オレんはナーメ!」
「あちしは〜メーコ。ふひひ」
「ふっわぁ〜おう!
とっても可愛らしいきのこな帽子にヘアスタイル!
菌糸なファッションがかわいいマイコニドさん登場!
とっても珍しい、きのこの亜人さんですね!
メーコ様、おまたまる見え!
なんで、ボクのぷにぷにの小さなお胸の上で馬乗りなんです!?
なんだか夢見が悪いで〜す!」
「おんまさん、ぱっかぱっか〜、ふひひ。
あちしたちのこと知ってるっちゃ〜ね」
「おんまさんじゃないですよ!?」
「お前、アホ様に見込まれて、ここに来たんだろっちゃ!」
「アホ様ですか?
ん〜〜〜? そういえばアダマスガチガチタートルホエール、略してアマガエルさんのお口に吸い込まれちゃいましたが……」
「略すなっちゃ!
アマガエルって失礼っちゃ!
亀鯨の神獣様をカエルふぜいと一緒にするな!
アホ様って言うっちゃ!」
「アホ様はえらいちゃ〜よ。ふひ!」
「アホ様の方が絶対失礼に略してる気がしちゃいます!
認められてってどういうことです?」
「ちゃ! アホ様の代弁者として申し渡すっちゃ!
その耳につまったきのこをかっぽじって聞くといいっちゃ!」
「ふわ!? ほんとにお耳にきのこが生えてます!
おまたにもごん太きのこ! いやんですぅ〜!
ちょっと残念な気はしちゃいますが、食材として収穫しておきましょう!
とってもきのこが生えやすいんですね!」
「なにを照れてるっちゃ?
アホ様の体内でおかしなことが起きてるっちゃ!
原因を見つけて排除するっちゃ!」
「ところであなたはだ〜れ〜? ちゃ? ふひん?」
「ふわ!? 小首をかしげるメーコ様がきのこかわいいです!
ボクは10級見習い天使のリュリュエルで〜〜〜す!
原因ですね!
わかりましたエンジェリックア〜〜〜イ!
ん! わかりません!
なんだか不思議なふわふわ胞子に、目に見えてただよう香りのせいか、天使の眼でも見通せません!」
「「わかんないっちゃ!?」」
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